implex1023– Author –
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販売会社はやたらに作るな
一倉さん、うちの会社では製造会社と販売会社の両方を運営しているが、いつもどちらかが利益を出して、もう片方が業績不振になる。この状況をなんとかするために、期末が近づくと販売会社への売渡価格をいじって調整しているが、これが最適なのか悩んでい... -
販売組織をどうするか
M社は地方都市に拠点を構える商社であり、その特徴として地方経済の浅さに起因する多様な商品取り扱いが挙げられる。同社も例外ではなく、農業資材や農薬、食品原材料、工業用原材料の一部から、荷造りや包装に用いる梱包機、さらにはコンテナや梱包資材に... -
セールスマンの適格者
U社は高級レジャー用品を製造する企業で、直販形式で小売店に商品を供給している。販売力を高めるため、セールスマンの増員を決定。最初の増員策として社内スカウトを活用する方針を立てた。これは、管理業務に無駄が見られる現状を見直し、業務効率化によ... -
セールスマンの教育をどうするか
どの企業でもセールスマンに対して過剰な期待を抱き、過重な責任を課すことが多い。その結果、こうした期待が満たされることはほとんどないのが現実だ。それは当然のことだ。 社長が理想とするセールスマンなんて、社内には存在しない。仮にそんな人物がい... -
営業日報
多くの企業で営業日報の提出が求められているが、実際のところ、それらの多くは営業日報とは言えない。むしろ、営業担当者の「行動記録」に近い内容だ。具体的には、一日のスケジュールが記されており、何時から何時までどの企業を訪問し、誰と面会し、ど... -
商品台帳
F社は梱包資材を取り扱う販売会社だ。数百に及ぶ商品を在庫管理システムで管理していたものの、帳簿上の残高と実際の在庫に大きな差異が生じることが頻繁にあった。そのため、システムのデータをどこまで信頼してよいのか判断がつかない状況に陥っていた。... -
在庫基準
M社は洋品雑貨を扱うチェーン店で、店舗数はおよそ15店舗だった。本店の売り場は三階まで広がっていたが、一般的な店舗と同様に、二階と三階の売上が振るわない状況が続いていた。 まず、二階の売上向上を目指した施策を実施することが決定された。一方、... -
戦略情報会議
多くの販売会議や営業会議の現実を眺めてみると、その多くが「売上不振の原因を洗い出し、責任を追及する場」に成り果てているのが実情だ。目標と実績のギャップが確認されると、必然的に「なぜ売上が上がらないのか」という問いが飛んでくるのが常套手段... -
小企業が全国的な販売網を持っても
R社は四国地方のK県に拠点を置く、従業員約130名のパッケージ食品メーカーだ。損益分岐点が月商3000万円に設定されているにもかかわらず、実績は2000万円にとどまっている。「売れないのではなく、売らないのだ」というスローガンを掲げて懸命に努力を続け... -
市場戦略とは
事業とは、市場を舞台に展開される経済活動のことだ。市場には顧客と競争相手が存在し、顧客、競争相手、自社という三者が絡み合う関係が形成される。この中で自社が存続するためには、競争相手に打ち勝つ必要がある。 この明白な現実に対する認識があまり...