implex1023– Author –
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そばにいても、悟りは届かないことがある
■引用原文(日本語訳) 一七愚かな者は、生涯賢者たちにつかえても、正しくさとりを開いた人(=仏)の説かれた真理をはっきりと知ることがない。――『ダンマパダ』 ■逐語訳(意訳を含む) 愚かな者は、 一生涯、賢者――ましてや悟りを開いた仏陀――に仕えた... -
悟りは時間でなく、心の澄みで決まる
■引用原文(日本語訳) 一六聡明な人は、瞬時のあいだ賢者たちに仕えても、真理をはっきりと知る。かれには明らかな知慧が存するからである。――『ダンマパダ』 ■逐語訳(意訳を含む) 聡明な者(内面的な理解力と受容性を備えた者)は、 たとえわずかな時... -
真理は、そばにあるのではなく、心の中に映る
■引用原文(日本語訳) 一五愚かな者は、生涯賢者たちに仕えても、真理をはっきりと知ることがない。かれには明らかな知慧が無いからである。――『ダンマパダ』 ■逐語訳(意訳を含む) 愚かなる者(理解力・洞察力を欠いた者)は、 たとえ一生、賢者のそば... -
開かれた心に、真理はすぐに沁みわたる
■引用原文(日本語訳) 一四*聡明な人は、瞬時のあいだ賢者たちに仕えても、ただちに真理をはっきりと知る。舌が汁の味をはっきりと知るように。――『ダンマパダ』 ■逐語訳(意訳を含む) 聡明な人(鋭い理解力を持つ者)は、 たとえごく短い時間、賢者と... -
触れていても、味わわなければ意味はない
■引用原文(日本語訳) 一三*愚かな者は、生涯賢者たちに仕えても、真理をはっきりと知ることが無い。匙が汁の味を知ることができないように。――『ダンマパダ』 ■逐語訳(意訳を含む) 愚かな者(理解力や自省を欠く者)は、 たとえ一生、賢者のそばにい... -
己は果物籠。何を入れるかで、香も味も変わる
■引用原文(日本語訳) 一二*それ故に、賢者は、自分は、果物籠が(中にいれる果物に)影響されるようなものである*ということわりを見て、悪人と交るな。善人と交れ。――『ダンマパダ』 ■逐語訳(意訳を含む) 賢者はこう理解するべきである: 「自分は... -
友を見れば、己の未来が見える
■引用原文(日本語訳) 一一*どのような友をつくろうとも、どのような人につき合おうとも、やがて人はその友のような人になる。人とともにつき合うというのは、そのようなことなのである。――『ダンマパダ』 ■逐語訳(意訳を含む) どのような人を友とする... -
毒ある者に近づけば、無傷でも毒される
■引用原文(日本語訳) 一〇*つき合っている悪人は、悪に触れられているが、また他人に触れて、悪をうつすであろう。毒を塗られた矢*は、筒の束のなかにある、毒を塗られていない矢をも汚す。悪に汚れることを恐れて、思慮ある人は、悪人を友とするな。―... -
友の影は、己の影となる
■引用原文(日本語訳) 九*(自分では)悪いことをしていなくても、悪事をなす人とつき合うならば、同じ悪事をしているのではないかと疑われ、その人に対する悪い評判がたかまる。――『ダンマパダ』 ■逐語訳(意訳を含む) 自分自身は悪事を働いていないと... -
香る人に交われば、自らも香る
■引用原文(日本語訳) 八*人がパラーシャの葉でタガラ*(香木の粉末)を包むならば、その葉もまた芳香をただよわす。同様に、立派な人々と交るならば、善いことが現われる。――『ダンマパダ』 ■逐語訳(意訳を含む) パラーシャ樹の葉で、タガラ(香木の...