implex1023– Author –
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快楽に欠点なしと思うなかれ、それは心を縛る第二の極端
📖引用原文(日本語訳) 「快楽は享受さるべきであり、清らかである。快楽のうちに欠点は存在しない」とこのように見なす愚者どもがいる。これは第二の極端説であると説かれている。――『ダンマパダ』 第二七章「観察」第十二節 🧩逐語訳 快... -
善をも執すな、智慧は中道に宿る
📖引用原文(日本語訳) 学ぶことに生きがいを認め、奉仕(看護)を楽しむために、(戒律をまもって)生き、ブラフマンを奉じた生活を送っている人々がいる。これは一つの極端説であると説かれている。――『ダンマパダ』 第二七章「観察」第十一節 &... -
得失を離れ、心を一点に定めよ
📖引用原文(日本語訳) すでに得たものと、これから得られるはずのものと、この二つは塵ほこりであり、病いであると知って、心を安定統一した智者は、それを捨てよ。――『ダンマパダ』 第二七章「観察」第十節 🧩逐語訳 すでに得たもの:所... -
慢心の垢を落とし、超えるべきは己の執着
📖引用原文(日本語訳) この世の中の人々は慢心をもっていて、つねに慢心にへばりつかれている。悪い見解にとりつかれていては、努力しても生死流転を超えることはできない。――『ダンマパダ』 第二七章「観察」第九節 🧩逐語訳 慢心(マー... -
我が為すとも、他が為すとも思わぬ者、真に自由なり
📖引用原文(日本語訳) ところがこれを、人々が執著しこだわっている矢であるとあらかじめ見た人は、「われが為す」という観念に害されることもないし、「他人が為す」という観念に害されることもないであろう。――『ダンマパダ』 第二七章「観察」... -
“我”という矢を抜け、自由はそこから始まる
📖引用原文(日本語訳) 人々は自我観念にたより、また他人という観念にとらわれている。このことわりを或る人々は知らない。実にかれらはそれを(身に刺さった)矢であるとは見なさない。――『ダンマパダ』 第二七章「観察」第七節 🧩逐語訳... -
虚を有と見るなかれ、真理の眼を養え
📖引用原文(日本語訳) この世は虚妄の束縛を受けていて、未来に変化する可能性のあるもののごとくに見られる。愚者らは煩悩に束縛されていて、暗黒に覆われている。(かれらには)無が有であるかのごとくに見られている。真理を見る人には何もの... -
闇を見抜く眼をもて、そして空へ翔べ
📖引用原文(日本語訳) この世の中は暗黒である。ここではっきりと(ことわりを)見分ける人は稀である。網から脱れた鳥のように、天に至って楽しむ人は少ない。――『ダンマパダ』 第二七章「観察」第五節 🧩逐語訳 この世の中は暗黒である... -
正しき道は険しき道、されど真理に通ず
📖引用原文(日本語訳) 恥を知り、常に清きをもとめ、よく仕事に専念していて、つつしみ深く、真理を見て、清く暮す人は、生活し難い。――『ダンマパダ』 第二七章「観察」第四節 🧩逐語訳 恥を知り:道徳的・倫理的な自制心を持ち、自らの... -
恥を失えば、易き道はあれど、高き道は閉ざされる
📖引用原文(日本語訳) 恥を知らず、烏の首魁のようにがやがや叫び、厚かましく、図々しい人は、生活し易い。この世では、心が汚れたまま生きて行く。――『ダンマパダ』 第二七章「観察」第三節 🧩逐語訳 恥を知らず:倫理や節度を意識せず...