implex1023– Author –
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鉄則10「正しい部下」は社長に情報を隠すことを忘れない。
◆社長と社員の間には〝厚い雲〟がある社長とナンバー2以下すべての社員との関係を考えるとき、まず理解しておかなければならないのは「社長と社員の間には厚い雲がかかっている」現実です。「社長は孤独だ」とよく言われますが、そんなものは当たり前です... -
鉄則11どの情報を共有するのかを決める。
◆全情報を共有したら、社長もナンバー2も潰れる社長とナンバー2の情報共有はもちろん大切です。情報開示の点で、武蔵野は原則フルオープンです。会社の数字であれ、セクハラ問題であれ、すぐに全社員に広がります。しかし、何もかも共有するかといえば、... -
鉄則12上司と部下の飲み会には、会社が金を出す。
◆社長が自分一人でお金を使うな社長が「会社のお金で飲みに行く」ケースがある。それが悪いとは言いません。社長がお姉ちゃんのいる店に会社のお金で飲みに行くのに、ナンバー2が部下と飲みに行くのは自腹では、話が通りません。これは本当によくある話で... -
鉄則13ポスト争いで、会社に残すのは一人だけ。
◆優秀な人材が二人いるデメリット会社の中でナンバー2の座をめぐって争いが起こることがあります。この場合、端的に言えば「どちらかをクビ」が正しいです。基本の考え方として「両雄並び立たない」ことはまず理解しておかなければなりません。ナンバー2... -
鉄則14「競争のさせどころ」を間違ってはいけない。
◆「異質なもの」を比較しても意味がない前の項目で「ナンバー2の座を争ったら、どちらかをクビにする」と話をしましたが、これは何も「社内全体で競争があってはいけない」という意味ではありません。ここを誤解しないでください。会社には「競争させるべ... -
鉄則15利益の使い途は、「一番、二番、三番」まで決まっている。
◆銀行に預けたお金は死んでしまう会社の利益をどこに使うのか。これを決めるのも社長の大事な仕事です。大前提として、社長が考えなければならない点があります。多くの会社が経常利益から税金を払い、残りを銀行に入れます。それを当たり前のようにやって... -
鉄則16社員教育は「また同じことを…」と言われたら正解。
◆飽きられるほど同じことを教える社員教育には、大きく分けて二つの目的があります。それは「スキルアップ」と「価値観の共有」です。まず、ここを社長はしっかり理解しておかなければなりません。一般に、社員教育は「スキルアップ」が注目されるが、「価... -
鉄則17評価基準が一つでは、成果主義は機能しない。
◆個人成績だけでない評価基準を取り入れる成果主義が正しいのか、間違っているのか。そんな議論が世間で行われますが、答えははっきりしています。成果主義は正しいです。成果を評価しなくて、いったい何を評価するんですか。ここで一番大事なのは「何を評... -
鉄則18業績不振のとき、事業承継の大きなチャンス。
◆会社には「業績が悪いときにしかできないこと」があるそもそも会社には「悪いときにしかできないこと」があります。経営を圧迫している退職金制度を廃止するのも業績が悪いときにしかできません。事業承継も同様で、「業績が悪いときにしかできないこと」... -
鉄則19中小企業は「息子・娘」に継がせるのが正しい。
◆どんなにダメな子でも『蛙の子は蛙』次の世代に会社を引き継ぐとき、「自分の息子ではなく、もっと優秀な社員から社長を選びます」と言う社長がときどきいます。「世襲よりも実力主義」とでも言いたいのでしょう。しかし、これは大間違い。中小企業は、息...