implex1023– Author –
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最初は真似てオリジナルに昇華させる
多くの人は、独自性やオリジナリティこそが成功の鍵だと思いがちです。 しかし、特に中小企業においては、「真似ること」が非常に重要な戦略となります。 「学ぶ」という言葉の語源も「まねぶ」、つまり「真似る」ことに由来しています。真似ることは決し... -
正確さよりスピードを優先:社長の決定力が企業の未来を切り開く
企業の将来は、細かな戦術や手法以上に「社長が何を決定するか」によって左右されます。 慎重な計画も大切ですが、それ以上に必要なのは、スピード感を持った意思決定と行動力です。 本記事では、企業経営における「決定」の重要性と、それを効果的に活か... -
持ち運びしやすい手帳サイズにする理由
「経営計画書」は、会社を強く、立派にするための道具です。私自身も、一倉定先生の経営計画書に影響を受け、25年ほど前に初めて自社の経営計画書を作成しました。その際、見た目の立派さにこだわり、A4サイズで厚紙を用いた豪華な冊子を作りました。その... -
経営計画書の冒頭に「配布先一覧」を掲載する理由
経営計画書の最初のページには「配布先一覧」が掲載されています。この一覧には、社員の名前が序列に従って並んでいます。社員だけでなく、取引先金融機関も同様に序列が付けられています。この配置には、明確な意図があります。 社員の序列は360度評価で... -
言葉だけでは伝わらない社長の姿勢(行動)
経営者としての言葉や理念は、社員にとって重要な指針となるものです。しかし、それがただの言葉に終わってしまっては、現場での影響力を発揮することはありません。本記事では、経営計画書の作成や「社長のかばん持ち」を通じて、言葉以上の行動で社員に... -
MBOSは理想論?
MBOSは理想論?第2章から第4章まで、チャレンジ目標のPlan→Do→Seeを意欲的、かつ自律的に展開するための具体的な方法や留意点を述べてきた。それは筆者の体験をベースにしたMBOSであり、一般的に行われている、いわゆる目標管理とは趣... -
『黒字浮上!最終指令』との出会い
筆者の発言に、先輩コンサルタントが反応し、「MBOSがうまくいった事例がある。『黒字浮上!最終指令』(猿谷雅治/ダイヤモンド社/1991年)を読んでみたら……」というアドバイスが飛んできた。同書には、意欲・能力・責任感のかけらも感じられな... -
『黒字浮上!最終指令』のあらすじ
本書の内容は、一部上場会社の部長級の男が、万年赤字の子会社に社長として出向して、赴任後9ヶ月目から黒字に浮上させた物語である。赤字会社を再建する事例は必ずしも珍しいものではないが、本書の物語には、次のような特徴がある。この男(沢井正敏)... -
温かい涙と共感を覚えながら読み進む
この本をある所まで読んだとき、筆者は大変な感動を覚えた。そして、涙が止めどもなく溢れてきた。それは、何かとても温い心情に触れたとき、自然に湧き出る涙と、切々と訴える人間の思いに共感する涙とが入り交じったものであった。その箇所とは、以下の... -
どうも様子が違う!
涙と共感を織り交ぜながら、『黒字浮上!最終指令』のすべてを読み終えたとき、そこには筆者の思い込みとはまったく違う、MBOSの輪郭が現れた。上司と部下とが一対一で面接し、「何を目標にするのか、どこまでやるのか?」をお互いに納得するまで話し...