implex1023– Author –
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メーカーが店舗フォローを
メーカーが店舗フォローを D社は菓子のメーカーである。 D社長の悩みは、売上げの伸び悩みであった。売上げ増大のための決め手は新商品の開発であるとして、新商品を次々発売したが、期待した程の売上げ増大はできなかった。 D社長の悩みに対する私の勧... -
他社品を修理して
他社品を修理して F社は梱包資材と機械の販売業者である。 F社長は、梱包機と結束機を重点商品として積極的に販促活動を行っていたが、 実績はサッパリ上がらなかった。 私の勧告は、「機械の売込みの努力は労多くして効少なしである。何となれば、 それ... -
あちらでもこちらでも
あちらでもこちらでも 公害処理装置の中で厄介なのが「水処理」である。大量のスラッジ(汚泥)が 出るからだ。 ところが、この公害処理装置の業者は、スラッジの処理について極めて誠意がなく、お客様はどのくらい困っているか分からないのに、ほとんどの... -
信頼性は社長の姿勢そのものである
信頼性は社長の姿勢そのものである Ooニミリ芯のシャープペンシルは、本当のところ使いものにならない。芯がポキポキ折れるからだ。 私は、○・五ミリ芯までは我慢して使っていたが、○。二ミリ芯になってからは、一本買ってダメと知り、以後は買わない。 ... -
クレーム処理に誠意を尽す
クレーム処理に誠意を尽す 第一話S社は牛モツの納入業者である。同社は、モツの鮮度保持にあらゆる努力を惜しまない。そのためにお客様の信頼は絶大である。 ある時、大手のスーパーからモツの鮮度についてのクレームがついた。社長は直ちにお客様のとこ... -
正しいクレーム処理とは
正しいクレーム処理とは 大方の記憶に残る事件に、三洋電機の「ファンヒーター事件」があると思う。ヒーターの排ガス中毒で死人がでたのである。事件が起ったのが一月。 これが社長の耳に入ったのが五月だった。 死人の発生した事件が社長の耳に入るのに四... -
お客様指向型組織
お客様指向型組織 F社は、建材の総合間屋である。 業績は順調で、安定的な成長を続けていた。しかし、F社長はこれに満足していなかった。 お客様との間に何となしのシックリいかない点があり、それがどうも我社の組織にあるのではないか、という疑間をも... -
社長の方針それ自体が販売を阻害していた
社長の方針それ自体が販売を阻害していた K社はコンクリートの混和剤のメーカーであった。混和剤というのは、生コンの流れをよくするための界面活性剤である。 売上げは極度に不振で、倒産寸前の状態だった。K社長は「公共事業が少なくなってきているの... -
社長の知らないことばかり
社長の知らないことばかり B製菓は、パンと洋菓子のメーカーで、フランチャイズのチェーン店舗をもっていた。B社長は、売上げが思うように伸びないのが頭痛の種だった。 社長は私に、「どうしたら売上げが伸びるか」という質問である。そんな質問に答え... -
生産効率を上げたけれど
生産効率を上げたけれど P社は佃煮のメーカーである。その市場占有率は限界的であり、しかもジリジリと下り続けていた。 しかし、売上高自体はわずかずつ上昇していたために、社長はこれに気がつかなかったのである。 我社の売上高だけしか見ていない危険...