implex1023– Author –
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鉄則14「競争のさせどころ」を間違ってはいけない。
◆「異質なもの」を比較しても意味がない前の項目で「ナンバー2の座を争ったら、どちらかをクビにする」と話をしましたが、これは何も「社内全体で競争があってはいけない」という意味ではありません。ここを誤解しないでください。会社には「競争させるべ... -
鉄則15利益の使い途は、「一番、二番、三番」まで決まっている。
◆銀行に預けたお金は死んでしまう会社の利益をどこに使うのか。これを決めるのも社長の大事な仕事です。大前提として、社長が考えなければならない点があります。多くの会社が経常利益から税金を払い、残りを銀行に入れます。それを当たり前のようにやって... -
鉄則16社員教育は「また同じことを…」と言われたら正解。
◆飽きられるほど同じことを教える社員教育には、大きく分けて二つの目的があります。それは「スキルアップ」と「価値観の共有」です。まず、ここを社長はしっかり理解しておかなければなりません。一般に、社員教育は「スキルアップ」が注目されるが、「価... -
鉄則17評価基準が一つでは、成果主義は機能しない。
◆個人成績だけでない評価基準を取り入れる成果主義が正しいのか、間違っているのか。そんな議論が世間で行われますが、答えははっきりしています。成果主義は正しいです。成果を評価しなくて、いったい何を評価するんですか。ここで一番大事なのは「何を評... -
鉄則18業績不振のとき、事業承継の大きなチャンス。
◆会社には「業績が悪いときにしかできないこと」があるそもそも会社には「悪いときにしかできないこと」があります。経営を圧迫している退職金制度を廃止するのも業績が悪いときにしかできません。事業承継も同様で、「業績が悪いときにしかできないこと」... -
鉄則19中小企業は「息子・娘」に継がせるのが正しい。
◆どんなにダメな子でも『蛙の子は蛙』次の世代に会社を引き継ぐとき、「自分の息子ではなく、もっと優秀な社員から社長を選びます」と言う社長がときどきいます。「世襲よりも実力主義」とでも言いたいのでしょう。しかし、これは大間違い。中小企業は、息... -
鉄則20古参に好かれる後継者は、遊んでもらっている。
◆古参が成果を出せば、誰が評価をされるのか?息子が後継者となって会社を引き継ぎ、必ず直面するのが「ナンバー2との関係」問題です。先代の時から会社を支えてきた古参のナンバー2、ナンバー3の存在がどの会社にもいるから、若い後継者はまず、この人... -
鉄則21「新しいことは何もしない」が後継者最初の仕事。
◆「何も変化がない」ことが、ベストな状態後継者は、先代社長の仕事ぶりを見ているから、自分が引き継いだ際「こんなことをしよう」「こういうところは改善しよう」などあれこれ考えるものです。そして、自分が新社長になり、いろいろな改革、改善に着手す... -
鉄則22コンサルタントは、「経営の素人」である。
◆コンサルタントに経営全般の相談をしない 多くの会社がコンサルタントを使っています。これ自体は、正しいとか、間違っていることはありません。 しかし、経営全般に関わるところをコンサルタントに頼るのは、完全に間違っています。そもそも、経営者とし... -
鉄則23企業の倹約は、何も生み出さない愚策。
◆経営者に家庭的金銭感覚はいらない 社長の仕事は決断をすることです。しかし、この「決断」「決める」のも、経験を積まないことにはなかなかできません。 創業社長なら、会社を立ち上げた瞬間から、とにかく決断の連続です。 「どんな事業をするのか」「...