implex1023– Author –
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鉄則04「すべて任せた」は、無能社長の言葉である。
◆社長が部下に任せるべきは「やり方」 部下に権限委譲することが大事だとよく言われます。 社長の中にも「私はナンバー2にすべて任せてますから」なんてトンマなことを自慢げに言う人がいますが、こういう人ほど、根本的なことがわかっていません。 たし... -
鉄則05社員を潰さないために、仕事も組織も〝分割〟する。
◆社長とナンバー2の差が広がる会社は続かない「頼りにしていたナンバー2が突然会社を辞めてしまう」これもよく聞く話ですが、原則として、これも社長の責任です。ナンバー2が会社を辞めるとき、表向きにはいろいろな理由を並べる。しかし、現実的にはキ... -
鉄則06同じ仕事を三年させるのは、社員の能力の無駄遣い。
◆成長している企業は「人の動き」が激しいナンバー2や社員がキャパオーバーにならないためのしくみは重要です。前項で述べたのは「仕事の量を減らす」方法ですが、キャパオーバーにならないためには、もう一つ別のアプローチがあります。それは「人の質を... -
鉄則07「地位」と「禄」の与え方を間違ってはいけない。
◆社歴が長いナンバー2が抱えがちな悩み会社の規模、成長度合いによってナンバー2に求められることは変わります。創業間もない頃はナンバー2の能力など、はっきり言って、どうでもいいこと。そんなことを言っている暇などないから、みんなで必死に働くだ... -
鉄則08〝絶対権力者〟がいなければ、会社は内部から崩れる。
◆中小企業経営は、「両雄並び立たず」が基本会社によっては、ナンバー2が社内で強い影響力を持ち、社長の影響力を凌ぐほどになっているケースもあります。はっきり言って、そんな会社ほど業績はよくないです。このパターンに陥りやすい例を挙げるとしたら... -
鉄則09成績不振の社員を減給できないのは、社長の怠慢。
◆人望しかないナンバー2はクビにしろ社長の中には「ウチのナンバー2は人望があって、私以上に社員から信頼されているんです」という人がいます。この話だけを聞けば、「人望があるのはけっこうなことじゃないですか」の話でしかありません。社長とナンバ... -
鉄則10「正しい部下」は社長に情報を隠すことを忘れない。
◆社長と社員の間には〝厚い雲〟がある社長とナンバー2以下すべての社員との関係を考えるとき、まず理解しておかなければならないのは「社長と社員の間には厚い雲がかかっている」現実です。「社長は孤独だ」とよく言われますが、そんなものは当たり前です... -
鉄則11どの情報を共有するのかを決める。
◆全情報を共有したら、社長もナンバー2も潰れる社長とナンバー2の情報共有はもちろん大切です。情報開示の点で、武蔵野は原則フルオープンです。会社の数字であれ、セクハラ問題であれ、すぐに全社員に広がります。しかし、何もかも共有するかといえば、... -
鉄則12上司と部下の飲み会には、会社が金を出す。
◆社長が自分一人でお金を使うな社長が「会社のお金で飲みに行く」ケースがある。それが悪いとは言いません。社長がお姉ちゃんのいる店に会社のお金で飲みに行くのに、ナンバー2が部下と飲みに行くのは自腹では、話が通りません。これは本当によくある話で... -
鉄則13ポスト争いで、会社に残すのは一人だけ。
◆優秀な人材が二人いるデメリット会社の中でナンバー2の座をめぐって争いが起こることがあります。この場合、端的に言えば「どちらかをクビ」が正しいです。基本の考え方として「両雄並び立たない」ことはまず理解しておかなければなりません。ナンバー2...