implex1023– Author –
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人事評価とMBOSの関係はどうあるべきか?
人事評価とMBOSの統合人事評価とMBOSとの関係はどうあるべきか。このテーマに関する筆者の見解を述べてみたい。まず、「両者は結合すべきか、それとも分離すべきなのか?」と聞かれたら、躊躇なく、「結合すべきだ」と答える。理由は2つある。1... -
Doとは達成手段をやり切ること!
Doとは達成手段をやり切ること!リーダーとメンバーは、職場目標や個人のチャレンジ目標と、その達成手段を検討した。検討過程では頭が痛くなるような場面もあったが、考える面白さも味わえただろう。みんなでワイワイと揉み合って、最後は自分の意思を... -
年度レベルの目標達成手段を細分化する
達成手段をやり切るためには、年度レベルの目標とその達成手段を細分化、もしくは具体化し、「より短期の目標と達成手段」に置き換えて、その「Plan→Do→See」を推進する。それを「小さなPDS(Plan→Do→See)」と呼ぶ。 短期とは丁度よ... -
小さなPDSをきちんと回す
「小さなPDS」をきちんと回せば、回すつど、何らかの経験的ノウハウが蓄積される。それを用いて次なる小さなPlanを立案し、Do→Seeへとつないでいく。それが確実な目標達成に向けた仕事の進め方の定石である。1回ごとの小さなPDSをきちんと... -
自分で決めた目標だが……
小さなPDSをきちんと回し切れるかどうか。それがDoにおける最大の押さえどころであるが、それを可能にするのはメンバーのヤル気である。ヤル気は意欲と責任感との集合体と考える。意欲は「目標に対する興味や関心(目標の魅力)と納得感」、「仕事の... -
2つの動機づけ方法
人間の心に存在する「欲求や価値観」などの動機に、何らかの方法で刺激を与えて、目標達成意欲と責任感を高めること。これが本書の動機づけの定義である。平たく言えば、「〝何かが欲しい〟という気持ち」や「〝ああなりたい〟、〝こうあるべきだ〟という... -
〈代表的な3つの外発的動機づけ〉金銭的報酬
〈代表的な3つの外発的動機づけ〉外発的動機づけの代表例は金銭的報酬によるヤル気である。働く人々は、お金のために汗水流して仕事をする。生活のためにはお金が必要であり、お金があれば精神的にも、かなりの部分が充足されることを知っているからであ... -
〈代表的な3つの外発的動機づけ〉関心と愛情を注ぐ
〈代表的な3つの外発的動機づけ〉誰でもが、他者からの「関心と愛情」を欲しており、それなしに生きていくことは難しい。たとえば、若者たちは、この欲求の充足を仲間同士に求めている。彼らは、スマホや携帯電話を使って長時間、取り留めのない会話を繰... -
仲間との絆を深める肯定的ストローク
ストロークとは、TA(トランザクショナル・アナリシス/心の交換関係分析)の主要概念であり、「ある他の人の存在を認めるための行動や働きかけ」(『新しい自己への出発』岡野嘉宏、多田徹佑/(株)社会産業教育研究所/1977年)と定義する。平た... -
ときには必要な否定的ストローク
ただし、「否定的ストローク」が必要なこともある。たとえば、メンバーが手抜き仕事をしたり、同じ失敗を何回も繰り返すときなどは、リーダーは「叱る・注意する・止める」という否定的ストロークを発信しなければならない。否定的ストロークは「人間関係...