implex1023– Author –
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個人目標の振り返りを進める
職場目標の振り返りミーティングが終わったら、次は個人の成果確認ミーティングの準備に入る。それは以下の6つの内容が盛り込まれた「個人の成果確認シート」の記入である。 チャレンジ目標の難易度の修正の有無チャレンジ目標の達成度なぜ、その達成度に... -
なぜ、成長の手応えの確認が必要なのか?
個人の成果確認ミーティングで成長の手応えの確認が必要なのは、人は自分が成長しているという手応えを感じれば、仕事に対して前向きな気持ちになれるからである。MBOSは内発的動機づけ(自分自身で自分のヤル気を刺激すること)を重視したマネジメン... -
成長とは何か?
成長とは何か?成長とは有能感の獲得である成果確認シートに記入しているうちに、「成長とはいったい何なのか?」、あるいは「どんな切り口で成長を捉えたらいいのだろう?」という疑問が湧いてくるかもしれない。何をもって成長とするのかは人それぞれで... -
個人の成果確認ミーティング
ここまで、成果確認シートの記入に時間を割いてきた。次は記入したシートをもとに個人の成果確認ミーティングの実施である。これも、基本的にはオープン展開が望ましい。進め方は、まず、リーダー自身の成果確認シートの内容をみんなで検討する。リーダー... -
個人とチームの両方の動機づけ
リーダーの振り返りに引き続き、メンバーの成果確認ミーティングを実施する。この場面におけるリーダーの役割は動機づけである。それも、「発表者」と「それを検討するチーム」との両方に対する動機づけが必要だ。たとえば、成果確認シートの「なぜ、その... -
来期以降にどうつなげるか
個人の成果確認ミーティングが終了したら、リーダーもメンバーも、次は来期の自分の能力開発プランの作成に着手する。最近では企業が能力評価制度を整備して、それとの連動で能力開発やキャリア開発プランの立案を後押ししたり、業績だけでなく、能力評価... -
どうすれば、経験能力は開発できるのか?
経験能力の開発はただ1つ、経験することである。では、どんな経験が必要なのか。それは「仕事の修羅場体験」だ。仕事の修羅場とは「チャレンジ目標のPlan→Do→See」の展開に他ならず、目標達成に向けてどのような工夫や努力を仕掛けるのか。それ... -
能力開発の3つの場
能力開発プランというと、何か大袈裟な響きがあるが、本書が提唱する「来期の能力開発プラン」はいたってシンプルで、日常業務に密着したものである。では、前の図表の各欄を見ていこう。各欄は能力開発の3つの場の活用という視点で作成されている。3つ... -
会社への貢献とキャリア・ビジョンとの統合
能力開発プランを立案するとき、もう1つ、留意してほしいことがある。「会社への貢献」と「自分のキャリア・ビジョン」との統合である。自分が決めた能力開発プランだという思いを強く持つためには自分のキャリア・ビジョンの実現に必要な能力開発と、業... -
最後はお祭りで締めくくる
最後はお祭りで締めくくる チャレンジ目標のPlan→Do→SeeというMBOSの実務は「けじめの儀式」で締めくくる。それを筆者は「お祭り」と呼んでいる。お祭りは2つ必要であり、その1つは「能力開発プランの発表会」である。各人が立案した能力開...