implex1023– Author –
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経営計画書を銀行にも提供する意義
金融機関と信頼関係を築くうえで、経営計画書は単なる書類以上の価値を持っています。それは、自社の経営状況を透明に示すツールであり、融資担当者や銀行の審査部に自社の信用力を伝えるための強力な手段です。 本章では、経営計画書の共有が銀行との関係... -
「情報環境整備」と「PDCAサイクル」の重要性
企業の環境整備は、大きく分けて「物的環境整備」「人的環境整備」「情報環境整備」の3つに分類できます。これらの整備は、仕事をより効率的かつ快適に進めるための基盤を作るものです。 もし会社を一本の樹木に例えるならば、豊かな実りをつける木は必ず... -
「一年先の予定」を確実に決める方法
経営計画書に立派な方針を掲げても、それが具体的な行動計画に落とし込まれていなければ、ただの絵空事に終わります。重要なのは、「誰が」「いつ」「何をするか」を明確に決めることです。 多くの社員は、特に面倒なことに対して自発的に動くことは期待で... -
「4週1サイクル」で考える仕事の進め方
日本の多くの企業では、会計報告が月単位で行われることから、仕事も月ごとに区切って考える習慣が根付いています。しかし、実際の業務の流れをよく見てみると、月単位ではなく週単位で進行しているケースがほとんどです。 年間スケジュールの「4週サイク... -
担当者の選び方に深く悩む必要はない
事業年度計画には、各プロジェクトやタスクごとに担当者が割り振られています。でも、その「担当者」をどう決めるか、あまり深く考えすぎないほうが良いのです。むしろ、シンプルかつ適当に決めてしまうのが最善策だと言えます。 担当者を選ぶ際に、やたら... -
来年度の担当者を決める仕組み
企業運営において、各業務の担当者をどのように選定するかは、組織の効率や人間関係に大きな影響を与えます。当社では、次年度の業務担当者を決定する際、明確なルールを設けています。 基本的には、今年の担当者の次に位置する社員が翌年の担当者となりま... -
社員に必ず長期休暇を取らせる仕組み
社員に連続した長期休暇を取らせる仕組みを徹底しています。特に課長職以上の幹部社員には、9日間の有給休暇を取ることが義務づけられています。この取り組みは、単にリフレッシュのためではなく、組織全体の効率化や人材育成を目的とした重要な戦略です。... -
ひと目で分かる工夫が仕事を変える
情報伝達のスピードと正確性は、企業の生産性を大きく左右します。数字や色、記号などを「言葉」として活用し、ひと目で分かる仕組みを徹底しています。この工夫により、意思決定の迅速化と業務効率の向上を実現しています。 数字、色、記号は「言葉」とし... -
「こども会社見学会」の実施で親への尊敬を育む
「こども会社見学会」は、親が働く姿を子どもに見せ、労働の価値やお金のありがたみを理解させるための取り組みです。現代の家庭環境では、子どもが親の働く姿を直接見る機会が少なく、親への尊敬や労働への理解が薄れがちです。この見学会を通じて、子ど... -
頭ではなく、手を動かすことが重要
会社の成否は、社長の決断によってほぼ決まります。特に小規模な企業では、社長が全ての方針を決定し、社員がその方針に従って実行するというシンプルな構図が成立します。つまり、「会社はやり方で決まるのではなく、決定で決まる」のです。 社長の最重要...