implex1023– Author –
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キャッシュフローを良くするには?
企業経営において、キャッシュフローの健全性はビジネスの持続性を左右する重要な要素です。キャッシュフローが良好であれば、経営の安定性が増し、成長への投資もスムーズに行えます。この記事では、キャッシュフローを改善するための具体的なポイントを... -
シフトを組む際に検討すること
製造数を考える 予算を考える -
事業の本質は「市場活動」である
事業経営の最高責任者である社長にとって、まず重要なのは「正しい姿勢」を持つことだ。その姿勢とは具体的に何を意味し、社長の役割とは何なのか。本書では、その最も基本的な点について述べている。 一つは最高責任者としての在り方であり、もう一つは顧... -
民主経営の危険を知れ
それはもう二十年以上も前のことだ。とある地方の社員百人ほどの小さな企業、F社を訪ねた。F社は十年以上にわたり赤字を続けており、そのバランスシートに記載された長期借入金の額は、驚くほど膨大だった。 これほどの多額の資金を銀行が貸すはずがない。... -
権限委譲の危険
定期的に開いている社長ゼミの相談時間に、T社長からコンサルティングの依頼があった。その背景は次の通りだ。T社はある機械のメーカーで、戦後の高度成長期には順調に発展を遂げてきた。しかし、景気の低迷により一転して低成長に陥り、業績が振るわない... -
販売をスカウトした専務に任せて
U社は、特定の機械部品を手掛ける専門メーカーであり、高度成長期の追い風を受けて売上を急速に伸ばしていった。全体の売上の約30%が輸出によるものだった。 会社の規模が拡大するにつれて、社長一人では業務が回らなくなった。そこで、販売業務を全面的に... -
会社がつぶれたら、誰が責任を負うのか
会社が倒産した場合、その責任を負うのはただ一人、社長だけだ。この事実は、会社が実際に倒れる瞬間に明確になる。 どんな状況であれ、社会の批判と責任追及は必ず「社長ただ一人」に向けられる。それは、大企業が倒産した際の例を見ても明らかだ。どれほ... -
マネジメントには、事業経営の思想がないことを知れ
本章で取り上げた四つの企業の事例は、市場や顧客の存在を無視し、企業内部の対応だけに注力するというマネジメント理論の誤りを明確に示している。 これら四社に限らず、コンサルタントとして多くの企業に関わる中で、また社長セミナー後の相談の場でも、... -
伊勢湾台風と佐伯 勇
伊勢湾台風の際、近鉄名古屋線は木曽川の堤防が決壊した影響で、名古屋と桑名を結ぶ線路が浸水し、不通となった。当時の社長、佐伯勇はパリに滞在中だった。本社からの報告でその事態を知ったものの、水はやがて引くだろうと判断し、パリを離れることはな... -
独裁すれど独断せず
佐伯社長の著書『運をつかむ』(実日新書)には、先の事情について触れられており、さらに社長としてあるべき姿勢についても述べられている。その中で強調されているのが、「独裁すれど独断せず」という考え方だ。 事業経営において「多数決の理論」は成り...