implex1023– Author –
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節と礼をもって、平等に生きる
人は皆、平等でなければならぬ。されど、その平等は、放縦でも無秩序でもあってはならない。節度をわきまえ、礼をもって相手を敬う。その上に成り立つ平等こそ、真の平等である。 一方が他を支配し、またはへつらうような関係に、持続する調和は生まれない... -
時を待つ覚悟を持て
世に処し、事を成さんとする者は、ただ勇みに任せて動いてはならぬ。 己の力のみを頼みとせず、まずは形勢を観る眼を養うことが肝要である。状況の流れを読み、潮の満ち引きを知る者こそ、時を掴む。 拙速は誤りを招き、焦りは道を狭める。志が高ければ高... -
人物を見極める眼を持て「視」「観」「察」
人を見極めんとするならば、まずその行いに注目すべし。言葉ではなく、日々の行為にこそ、その人の真意が表れる。 行いの善し悪し、正邪を見定めたうえで、何がそれを動かしているかを見抜け。 利によるのか、義によるのか。恐れからか、信念からか。 さら... -
天命に従い、自然の道を歩む
人は、自らの天命に従って行動すべきである。 与えられた資質や役割を見極めず、無理に背伸びをすれば、必ずひずみが生じる。 不自然な振る舞いは、やがて真実を覆い隠し、己自身を滅ぼす原因となる。 身の丈に合わぬ欲や虚勢は、いずれ報いを招く。 静か... -
論語を拠り所として道を誤らぬ
人の世に身を処し、正しく歩むためには、まず論語を深く読むこと。 ○人の世に処せんとして道を誤まらざらんとするには、まず論語を熟読せよ 渋沢 栄一. 論語と算盤 利害や浮利に翻弄される日々のなか、論語は心の支柱となり、判断を誤らぬ道を示す。... -
士魂商才を貫く
世に立つ者は、ただ利を追うにあらず。 根に持つべきは、武士のごとき誠と節。これを失えば、人の信用も、事業の礎も揺らぐ。 されど、士魂のみで世を渡ることは叶わぬ。商才なき誠実は、清貧に過ぎず、志半ばにして潰える。ゆえに、士魂と商才を兼ね備え... -
富の根源は、仁義道徳である。
その富をなす根源は何かといえば、仁義道徳。正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。 論語と算盤 富の根源は、仁義と道徳にあり。 道理に背く手段で得た富は、見かけの繁栄に過ぎず、やがて崩れ去る。 真に価値ある富とは、人を... -
人材は流動で見極め、定着は厳選して行う(作業系は日雇いで)
作業工程においては、正社員の雇用に踏み切るまでは、日雇い派遣を柔軟に活用する。たとえばフルキャストのような日雇い派遣サービスを利用し、日々の組み立てや軽作業を機動的に回す体制が望ましい。 人材が不足しているからといって、無理にパートタイム... -
次の柱を築く覚悟
初めの成功は、往々にして時代の追い風に助けられている。時流に乗っていれば、特別な才能がなくても、場合によっては大した努力をしなくても利益が出ることがある。中には、たまたま成長市場に入り込んだだけなのに、それを自分の実力と錯覚してしまう例... -
時流に乗っていなかったら苦労する
事業を考える上で、まず考えなければならないことは、時流である。 時代の流れに乗って事業を進めることは、決して難しいことではない。むしろ時流に逆らう方がはるかに困難であり、利益を上げるために五倍も十倍もの努力を重ねたとしても、大きな成果が得...