implex1023– Author –
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五を断ち、五を修め、五を超えて――激流を渡る者となれ
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第370偈) 五つの束縛を断て。五つの束縛を捨てよ。さらに五つのはたらきを修めよ。五つの執著を超えた修行僧は、「激流を渡った者」と呼ばれる。 (原文:Pañca chinde pañca jahe,pañca pañcaddham bhā... -
心の舟を軽くせよ――貪りと怒りを捨てて進め
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第369偈) 修行僧よ、この舟から水を汲み出せ。汝が水を汲み出したならば、舟は軽やかに、やすやすと進むであろう。貪りと怒りとを断ったならば、汝はニルヴァーナに赴くであろう。 (原文:Uddharedānam... -
慈しみと法に生きる者、ついに静けさに至る
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第368偈) 仏の教えを喜び、慈しみに住する修行僧は、動く形成作用の静まった、安楽な、静けさの境地に到達するであろう。 (原文:Saddho sīlena sampanno,yasobhogasamappito,yaṃ yaṃ padesaṃ bhikkhu ... -
わがもの無くして、憂いもなし――真の自由人
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第367偈) 名称とかたちについて「わがもの」という思いが全く存在せず、何ものも無いからとて憂えることの無い人、その人こそ〈修行僧〉と呼ばれる。 (原文:Yo mukhasaṃyato bhikkhu,patisanthāratī j... -
少なくても、誠実であれ――それを天も見ている
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第366偈) たとい得たものは少なくても、修行僧が自分の得たものを軽んじることがなければ、怠ることなく清く生きるその人を、神々も称讃する。 (原文:Appakenāpi ce piṇḍena,appatvā senāsanaṃ,appabh... -
自分の一椀を誇りにせよ、他人の器に心を奪われるな
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第365偈) (托鉢によって)自分の得たものを軽んじてはならない。他人の得たものを羨むな。他人を羨む修行僧は、心の安定を得ることができない。 (原文:Na tena hīno paresaṃ,piṇḍena parihāyati.Maññ... -
真理を喜ぶ者は、道を見失わない
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第364偈) 真理を喜び、真理を楽しみ、真理をよく知り分けて、真理にしたがっている修行僧は、正しいことわりから堕落することがない。 (原文:Dhammaṃ dasseti medhāvī,dhammaṃ bhāsati bhikkhuno,dham... -
慎みと真理を語る者の言葉は、静かに人を導く
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第363偈) 口をつつしみ、思慮して語り、心が浮わつくことなく、事がらと真理とを明らかにする修行僧――かれの説くところは、やさしく甘美である。 (原文:Vācānurakkhī manasā susamvihito,sammodamāno ... -
慎みの静寂に住まう者、それが真の修行者
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第362偈) 手を慎み、足を慎み、言葉を慎み、最高に慎み、内心に楽しみ、心を安定統一し、ひとりで居て、満足している――その人を〈修行僧〉と呼ぶ。 (原文:Hathasaṃyato pādasaṃyato,vācāsaṃyato uttam... -
三つを慎む者、すべての苦しみから離れる
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第361偈) 身について慎しむのは善い。ことばについて慎しむのは善い。心について慎しむのは善い。あらゆることについて慎しむのは善いことである。修行僧はあらゆることがらについて慎しみ、すべての苦...