implex1023– Author –
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自分を鍛えるのは、自分しかいない
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第380偈) 実に自己は自分の主である。自己は自分の帰趨(きすう=行き着く先)である。それゆえ、自分自身を整えよ。商人が良馬を調教するように。 (原文:Attā hi attano nātho,ko hi nātho paro siyā... -
自己を励まし、自己を守れ――すべての始まりは己にある
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第379偈) みずから自分を励ませ。みずから自分を反省せよ。修行僧よ。自己を護り、正しい念いをたもてば、汝は安楽に住するであろう。 (原文:Attanā codayattānaṃ,paṭimaṃsetha attanā;So attagutto s... -
三つの静けさが、真のやすらぎをもたらす
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第378偈) 修行僧は、身も静か、語も静か、心も静かで、よく精神統一をなし、世俗の享楽物を吐きすてたならば、その人は「やすらぎに帰した人」と呼ばれる。 (原文:Santam tassa manaṃ hoti,santā vācā... -
花びらのように、欲と怒りを落とせ
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第377偈) 修行僧らよ。ジャスミンの花がしおれた花びらを捨て落とすように、貪りと怒りとを捨て去れ。 (原文:Seyyo ayoguḷaṃ khāyya,tatto aggisikhūpamo;Yaṃ cūṇam attano vācaṃ,nātimaññetha paṇḍit... -
親切に分かち合い、喜びの人となれ
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第376偈) その行ないが親切であれ。わかち合え。善いことを実行せよ。そうすれば、喜びに満ち、苦悩を滅するであろう。 (原文:Mettāvihārī yo bhikkhu,pasanno Buddhasāsane;Adhigacche padaṃ santaṃ,... -
始まりにして本質――気を配り、慎み、清く生きよ
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第375偈) これは、この世において明らかな智慧のある修行僧の最初のつとめである。感官に気をくばり、満足し、戒律を慎み行い、怠らず、浄らかに生き、善い友と交われ。 (原文:Idha so jhāyati medhāv... -
生滅を見て不死を知る――それが至高の喜びである
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第374偈) 個人存在を構成している諸要素の生起と消滅とを正しく理解するにつれて、不死の法(涅槃)の理法を悟った人々が得る真の喜びと悦びとを、かれ(修行僧)は体得する。 (原文:Yato yato sammas... -
静けさの中に、人を超えた歓喜がある
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第373偈) 修行僧が人のいない空屋に入って心を静め、真理を正しく観ずるならば、その人に、人間を超えた楽しみが生じる。 (原文:Sunnāgāre vasantassa,santuṭṭhassa pavivittassa;Taṇhā saṃkhayavimut... -
定なくして慧なし、慧なくして定もなし――両輪そろえて涅槃に近づけ
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第372偈) 明らかな智慧のない人には、精神の安定統一がない。精神の安定統一していない人には、明らかな智慧がない。精神の安定統一と明らかな智慧とが備わっている人こそ、すでにニルヴァーナの近くに... -
瞑想を怠るな――欲に溺れれば、炎に焼かれる
📖 原文引用(『ダンマパダ』第二五章 第371偈) 修行僧よ。瞑想せよ。なおざりにするな。汝の心を欲情の対象に向けるな。怠惰のゆえに鉄丸を呑むな。(熱した鉄丸で)焼かれるときに、「これは苦しい!」と泣き叫ぶな。 (原文:Jhāya bhikkh...