implex1023– Author –
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神も人も測れぬ、完全に自由なる者
■引用原文(日本語訳) 神々も、天の伎楽神(ガンダルヴァ)たちも、人間も、その行方を知り得ない人――煩悩の汚れを滅ぼしつくした真人、かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第420偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳と語義 Yassa gatiṃ n... -
生死の真理を超えて歩む、執着なき覚者
■引用原文(日本語訳) 生きとし生ける者の死と生をすべて知り、執着することなく、よく歩みし者、覚った人――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第419偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳と語義 Yo jānāti jāti maraṇaṃ:「生(誕生)と... -
快にも不快にも動じぬ、心涼しき勝者
■引用原文(日本語訳) 〈快楽〉と〈不快〉とを捨て、清らかに、涼しく、とらわれることなく、全世界にうち勝った英雄――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第418偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳と語義 Yo sukhañca dukkhañca pahāya... -
あらゆる絆を超越した、絶対自由の人
■引用原文(日本語訳) 人間の絆を捨て、天界の絆をも越え、すべての絆を離れた人――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第417偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳と語義 Yo bandhanaṃ manussesu:「人間世界における絆(=執着・依存)を... -
愛執を超えて、生存の根を絶つ者
■引用原文(日本語訳) この世の愛執を断ち切り、出家して遍歴し、愛執による生存を尽くした人――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第416偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳と語義 Yo chindi:「断ち切った者」 Loke gehasitaṃ pemaṃ:... -
欲を離れ、遍歴の果てに自由を得る者
■引用原文(日本語訳) この世の欲望を断ち切り、出家して遍歴し、欲望の生活を終えた人――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第415偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳と語義 Yo kāme pahāya:「この世の欲望(kāma)を捨てた人」 Anagār... -
すべてを越えて、ついに彼岸に至る者
■引用原文(日本語訳) この障害・険道・輪廻・迷妄を超えて、渡り終えて彼岸に達し、瞑想し、興奮することなく、疑惑なく、執著することのない、心安らかな人――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第414偈|第二六章「バラモン」) ■逐語... -
月のように澄み、濁らぬ心で生きよ
■引用原文(日本語訳) 曇りのない月のように、清らかで、澄みわたり、濁りなく、歓楽の生活を終えた人――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第413偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳(参考語義) Yo candimaṃ iva nibbuto:まるで月のよ... -
幸不幸に染まらず、心は静かに澄み渡る
■引用原文(日本語訳) この世の禍福いずれにも執著することなく、憂いなく、汚れなく、清らかな人――かれを、われは〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第412偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yo na lippati loke:この世の(善悪・損得・名利など)... -
執着も迷いもなく、永遠の静けさに至る者こそ、真の覚者
■引用原文(日本語訳) こだわりがなく、さとりを得て、疑いがなく、不死の底に達した人――その人を、私は〈バラモン〉と呼ぶ。(『ダンマパダ』第411偈|第二六章「バラモン」) ■逐語訳 Yo hereva santo virato ca kāmehi:この世で、欲から離れ静まった...