全工程を機械化・自動化せよ。機械にこだわれ。

現代のビジネス環境において、極限まで機械化を進めることは企業の生存戦略として不可欠である。

作業を人の手に頼る場合、多くのデメリットが発生する。代表的なものとして、3M（無理、無駄、ムラ）が挙げられる。

特に時間の無駄は経営に大きな影響を及ぼす。

• 教育する時間の無駄
  従業員に何度も教育を施す必要がある。人は忘れるため、繰り返しの研修が不可欠になる。
• 失敗のリカバリーの無駄
  人が作業を行う以上、ミスが発生する。それを補うための時間とコストは膨大になる。
• 人員配置の検討時間の無駄
  最適な人員配置を検討する時間が発生し、業務の効率が低下する。

加えて、現代では従業員のレベルが低下していると感じることが増えている。これは企業にとって大きなリスクであり、人に依存しない体制を整えることが急務である。

中小企業における機械化の重要性

中小企業が他社と差別化するためには、他企業ができないことを増やし、追随を困難にすることが重要である。

そのためには、全ての作業において機械を導入し、自動化を徹底する必要がある。

機械化のメリットは以下のとおり。

• 作業の精度が向上し、ミスが減る
• 一度導入すれば、長期的なコスト削減につながる
• 人手不足の解消につながる
• 生産スピードが向上する

経営者は、常に最新の機械や技術の情報を収集し、自社に最適な自動化システムを構築しなければならない。これが企業の競争力を高め、安定した収益を確保する鍵となる。

建物や機械は減価償却が適用されるため、固定資産の中でも特に機械の運用を重視することが重要となる。より高い稼働率で機械を活用すれば、償却も加速し、経営効率を大幅に向上させることが可能となる。

特に優れた機械には、大きな魅力がある。人間と違い、機械は一貫した精度で働き、愚痴をこぼすこともなく、裏切ることもない。

さらに、確実に減価償却が進むため、企業の財務面でもプラスに作用する。このような特性を考えれば、機械への投資こそが最も合理的な経営判断の一つだといえる。

目指すべきところは、工場を建設するのであれば、一日中フル稼働できる状態にすることがベストだ。