立派なことを語るのは容易いが、言葉に重みを持たせるには、まず自らがそれを実行していなければならない。
君子とは、言葉で飾るのではなく、まず行動によってその真価を示す人である。
実践のあとに言葉がついてくる――それが、信頼される人間のあり方である。
「先(ま)ず其(そ)の言(こと)を行(おこな)い、而(しか)る後(のち)に之(これ)に従(したが)う」
語る前に、動け。行動によって語られる人物こそ、真に尊ばれる。
※注:
- 「君子」…品格と実践力を備えた理想的人物。
- 「其の言を行う」…自分の言葉を実行に移す。
- 「而後に之に従う」…行動のあとに言葉を整える、または言葉にふさわしい行動を取る。
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