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手書きのメッセージ⑤名優は大根役者から生まれる

この記事でわかること

手書きのメッセージ⑤名優は大根役者から生まれる表題は劇団四季の浅利慶太氏の言葉です。

浅利氏は役者さんが一流になれるかどうかを見抜くとき、芽が出なくて目立たなくても人一倍稽古しているかどうか見ています。

そしてチャンスを与えて大きな失敗を一度や二度してもあきらめず、一生懸命稽古をしていたら、またチャンスを与えるのだそうです。

本当の名優と言われる人たちはそのような苦労と努力をし、あきらめない人の中からしか生まれないと言っています。

そういえば天才子役として脚光を浴びた人で名優といわれた人を知りません。一流になるには、コツコツと努力を積み重ねることが大切です。

古田土会計では、毎日のようにクレームや業務ミスの報告があります。

お客様件数2100件、社員数180名超ですから、比率としてはけっして多いわけではありませんが、お客様にご迷惑をかけ、信頼を失わせてしまったことに大変申し訳なく思っております。

クレームで一番多いのが「報・連・相不足」です。

社員に上司がいつも言う言葉「なぜもっと早く相談や報告しなかったのか」に対して部下はいつもと同じように下を向いて「すみません」の繰り返しです。

マニュアルもあり、チェックリストがあり、お互いにチェックし合うルールになっていても一部の人間は守れません。

そこで考えました。

報・連・相は部下から上司にするのではなく、上司から部下にする。

上司は部下に毎日仕事の進行状況、お客様からのご依頼や滞っている仕事の確認、そしてお客様を訪問するときは、月次決算書のどこを重点に説明するのか、また何を提案するのか事前に確認し、翌日には、その結果を上司から部下に聞く。

1日でいえば10分くらいで十分です。

上司が部下に毎日、「しつこく、うるさく、細かく」聞けば部下は根負けして、自分から報連相する習慣になります。

大企業は自分の出世や評価されたいために社内で競争します。中小企業では社内競争が少ないのが現実です。目標とか競争が必要なのは、会社と個人が成長するためです。

競争意識の少ない人を成長させるためには、上司が部下に「しつこく、うるさく、細かく」指導するのが必要です。

それを上司から部下に「しつこく、うるさく、細かく」報・連・相を求めることです。報・連・相は、下から上への一方通行ではなく、双方向です。

愛とは関心を持つことです。部下への愛は自分から声をかけることです。

二番目に多いのが「提案がない」ということです。

あるお客様からは、「さすが古田土会計という提案が一度もない」「期待が大きい分、内容が伴っていない。計算屋になっている。情報の提供が少ない」…その他にもいっぱいありました。

人事、労務を契約しているお客様からもありました。

その反対にあるお客様からは、「会計事務所がここまでやってくれるのか。すごい。本当に古田土会計さんに変えてよかった」とも言われました。

ベテラン、中堅に関係なく、古田土会計の社員はクレームと感謝の言葉をいただきます。

会社が提供するサービスの質は、できるだけ均一でなければならないので、お客様に提案して喜ばれたり、感謝されたり、ありがとうと言ってもらった事例を全社員から集め、編集し、チェックリストにまとめることにしました。

例えば、古田土会計がやっている障がい者雇用の取り組みは、経済産業省の「新・ダイバーシティ経営企業34社」に今年選ばれました。

人の多様性を認め、社員一人ひとりの自律性が高いというのが選定理由です。ほかにも古田土会計の取り組みや金融、会計、相続、事業承継、経営計画等いっぱいあります。

会計、人事担当者がお客様のお役に立ちたいと思い、不器用でも毎回1つでも提案していければ、実力もつき、お客様にも認められ、一流の会計人、人事コンサルタントになれると信じています。

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