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地位や形式がなくとも、心を欠いた者に価値はない

孟子は、人が地位や形式に縛られることなく、その本質が心に宿っていることを強調した。たとえ高い地位にあっても、その人の心が誠実でなければ、価値を見出すことはできない。外見や立場ではなく、心の持ちようが最も大切だと孟子は教えた。心が伴わなければ、どれほどの位置にいても、その人物の真価は分からない。

「君子(くんし)は言(い)を慎(つつし)み、心(こころ)を治(おさ)む。行(ぎょう)において義(ぎ)を守り、道(みち)を行うことに忠(ちゅう)を尽くす。」

人が行動する際に何を重視するか、その人物の本質が表れる。立場や地位に関わらず、心がけや行動に誠実さが求められる。

※注:

「君子(くんし)」…高潔な人物。礼儀正しく、内面的にも優れた徳を持つ人。
「言を慎む」…言葉を軽々しく使わず、慎重に発言することの重要性。
「心を治む」…心をしっかりと持ち、物事に誠実であること。
「義を守る」…人として正しい行いをすること。

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