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真の人格者は、外は柔らかく、内に燃える火を持つ

孔子の人柄は、一見して温和で親しみやすく、誰に対しても穏やかで柔らかい
しかしその内側には、強い信念と情熱、そして揺るがぬ厳しさがあった。
また、威厳はあるが恐怖を与えるような激しさはなく、謙虚で礼儀正しいが、堅苦しさはない
このバランスこそ、**真に人を惹きつける「君子のあり方」**であり、孔子が自ら体現していた人物像である。
“剛を内に、柔を外に”――それは、徳を備えた人の自然な姿である。


原文・ふりがな付き引用

子(し)、温(おん)やかにして厲(はげ)しく、威(い)ありて猛(たけ)からず、恭(きょう)にして安(やす)し。


注釈

  • 温やかにして厲しく … 外見は柔らかく穏やかであるが、内面には情熱と厳しさを秘めている。
  • 威ありて猛からず … 威厳はあるが、粗暴さや威圧感はない。
  • 恭にして安し … 謙虚で礼儀正しく、それでいて周囲を緊張させず、安心感を与える態度。
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