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仁なき礼は空虚、徳なき音は響かず

人として大切なのは、まず「仁」の心――他者を思いやる温かさと誠実さである。
どれほど形式ばった礼儀を尽くしても、どれほど美しい音楽を奏でても、そこに仁と徳がなければ、すべては表面だけのものとなってしまう。
見かけの立派さに惑わされず、内面の真実を大切にすること。それが、人としての本質を保つ道である。

「人(ひと)にして仁(じん)ならずんば、礼(れい)を如何(いかん)。人にして仁ならずんば、楽(がく)を如何」

形にこだわる前に、心を問え。仁なくして礼は虚しく、徳なき音に人は動かされない。


※注:

  • 「仁」…孔子が最も重視した徳。思いやり・誠実・人間愛の心。
  • 「礼」…儀礼・礼儀作法。社会の秩序と人間関係の枠組み。
  • 「楽(がく)」…音楽。礼とともに、心を和らげ調和をもたらす文化的要素。
  • 「如何」…どうなるのか。どうあるべきか。
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