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修養と公のための精進

今日における修養とは、ただ学を積むにとどまらず、力行と勤勉をもって実践に移し、智と徳の完全を目指すものである。
その道は終わりなきものであり、日々の鍛錬と誠実な努力によってのみ成就される。
しかしながら、修養は決して自らの向上のためだけにあるのではない。
己を磨くことは、やがて家を照らし、邑(むら)や郷(さと)を動かし、
さらに大きくは国家の運命にまで関わり得る影響力を持つ。
一人の修身が百人を導き、百人の行いが国を支える。
ゆえに修養とは、私の道にして公の務めであり、世に尽くすための根本の力である。
常に己を省み、ただ知るのみに満足せず、行うことによってこそ真の修養となる。

○今日の修養は、力行勤勉を主として、智徳の完全を得るのにある。……しかして修養が、単に自分一個のためのみでなく、一邑一郷、大にしては国運の興隆に貢献するのでなければならぬ。

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