経営者(論語と算盤)
- 富の根源は、仁義道徳である。●
- 士魂商才を貫く
- 論語を拠り所として道を誤らぬ
- 天命に従い、自然の道を歩む
- 人物を見極める眼を持て「視」「観」「察」
- 時を待つ覚悟を持て
- 節と礼をもって、平等に生きる
- 争いを恐れず、正しく用いよ
- 逆境を識りて、正しく応じよ
- 甲羅に似せて穴を掘る
- 感情に溺れず、誠をもって己を律せよ
- 驕らず、嘆かず、心を緻密に保て
- 老いて学び、老いてなお時代と歩め
- 富に心を奪われず、富とともに精神を磨け
- 正義を信じて、恐れず進め
- 一事に尽くし、運を開け
- 志は冷静に立てよ、熱心は慎重と並び立つべし
- 和して濁さず、円満にして骨を失うなかれ
- 己を離れて他を見よ、視野に深さを持て
- 学問は地図、実地は人生の道なり
- 勇気は鍛えねば育たぬ、身と心に力を養え
- 私を離れ、公のために道を起こせ
- 意志・知恵・情愛、三つの力を調和せよ
- 常識とは、智・情・意の調和である
- 言葉は福ともなり、禍ともなる
- 己を立てて、世を進めよ
- 道理にかなえば、助けは自然と集まる
- 習慣は、若き日の己をつくる
- 偉さより、まず常識を持て
- 真の才知は、常識に宿る
- 行為の善悪は、志と所作を量ってこそ見える
- 学びとは、日々の注意から始まる
- 忠と孝を根に据え、沈思黙考して事にあたれ
- 利殖の本質について
- 慾望と道理の調和
- 金に対する覚悟
- 富貴と道理
- 富と社会への報恩
- 富と精神の均衡
- 実業と国家の信義
- 仁義と職分の道
- 富と社会的責任
- 金と人格の相関
- 商業における信の重み
- 尽くす心と理想の実現
- 道徳の不変性
- 東洋の道徳と平和の志
- 生産と利潤の根本
- 利と義の一致
- 真正の文明とは何か
- 職業の道と神聖なる富
- 真人の道
- 人を量る真の物差し
- 国家と民の安寧を念う志
- 修養と公のための精進
- 変化に臨む自省と慎重
- 日々の修養と聖人への道
- 修養の本義と継続の力
- 人格の根と真の成功
- 個の富と国の富、調和の責任
- 競争と道徳の分界
- 道理と国家を貫く事業の道
- 武士道を実業に生かす
- 国の誇りと自覚を持つこと
- 富貴欲と教育の責任
- 信は万事の本
- 親の心が子を育てる
- 青年の修養と心の学問
- 母性と教育の根源力
- 智と徳を併せ持つ実業教育
- 孝の本質は自然にあり
- 運を開くは己の努力にあり
- 忠恕をもって道を歩む
- 人事を尽くして天命を待つ
- 逆境を言い訳とするなかれ
- 独立独歩と細心大胆の道
- 成敗を超えて、誠と道理に生きる
人間(バガバッドギーター解説)
- 人は本能的に、喜びを求め、痛みを避ける●
- 悩むと「自分」を集めるようになる●
- 自分で満たされた心は、自由を失う●
- 教えは、開かれた心にしか届かぬ●
- 心に呑まれず、心を観る者たれ(アートマン)●
- 自己の奥にある力を知れ●
- 小さき自己を超えて、宇宙とひとつになる(ブラフマン)●
- 海と波●
- 感情に巻き込まれるな、真の自己を見よ●
- 真の自己を見失うな●
- 移ろうものに自己を重ねれば、心もまた揺らぐ●
- 変わるものに自分を置くな、変わらぬ本質に立て●
- 限りある自己を超えて、本来の自由に還る●
- 静まった心にこそ、真理は映る●
- 立場に応じて道を選べ、いずれも真理に通ず。二つの道。●
- すべての行いは、やがて己に還る(カルマ)●
- 因果を求めすぎるな、正しく在ることに専念せよ●
- 結果を握りしめるな、贈り物として受け取れ●
- 結果に縛られれば、心は欲に呑まれる●
- 結果を手放し、行いに心を込めよ●
- 知識を深め、実践に落とせ、両輪の歩みに真理は宿る●
- 師は外に探すものではなく、内なる準備が招くもの●
- 喜びにも、苦しみにも、揺らがぬ者であれ●
- 対立に巻き込まれるな、超えた視点を持て●
- 欲望を恐れるな、しかし従うな●
- 五感に支配されるな、たづなを取る者となれ●
- 己の性質を知り、人生の舵を取り戻せ●
- 意志の火で、自分という器を焼き上げよ●
- わからなくても続けよ、理解は歩いた先に現れる●
- やりたいことではなく、やるべきことをやりきれ●
- 死を恐れず、生まれ変わりの旅を知れ●
- 求めるな、すでに自由であると知れ●
- 敵は外にはいない、自分の内にいる●
- ギーター式瞑想の実践●
人間(バガバッドギーター解説)
- 【1-1】戦いの地に立つ覚悟
- 【1-2】見えるものに惑わされず、心の準備を整えよ
- 【1-3】敵の大きさより、自らの責任に目を向けよ
- 【1-4】真の強さは、個ではなく集の結束に宿る
- 【1-5】真の強さとは、多様な力が集う結束にある
- 【1-6】世代を越え、勇気は継承される
- 【1-7】味方を知り、力を結集せよ
- 【1-8】信頼する名将たちと共に、勝機を見出せ
- 【1-9】忠誠と技を併せ持つ者が、組織の真の力となる
- 【1-10】戦力ではなく、信頼が軍を支える
- 【1-11】支えるべき柱を守れ、それが全体を守る道となる
- 【1-12】リーダーの一声が、全軍を鼓舞する
- 【1-13】全体の響きが、行動の合図となる
- 【1-14】静かなる決意は、神聖な合図とともに始まる
- 【1-15】個の力が鳴り響くとき、集は魂を得る
- 【1-16】静けさをまとう者も、声を上げる時がある
- 【1-17】優れた者たちが共に立つ時、勝機は大義に宿る
- 【1-18】世代を越えて響く、義の誓いの音
- 【1-19】揺るぎない意思は、敵の心をも揺るがす
- 【1-20】心の中の戦いは、矢を放つ前に始まっている
- 【1-21】進む前に、見るべきものを見よ
- 【1-22】敵を見る前に、自らの戦いの意味を見極めよ
- 【1-23】誰のための戦いかを問え。それが己の道を決める
- 【1-24】真実を見るために、歩みを止める勇気を持て
- 【1-25】見ることから、真の戦いは始まる
- 【1-26】敵の中に、愛する者の顔を見る
- 【1-27】心を揺るがすのは、敵の姿ではなく、縁の重さである
- 【1-28】戦いの前に心が崩れるとき、それは真実が見えてきた証である
- 【1-29】心の動揺は、魂の真実に触れた証
- 【1-30】握れぬ弓に気づくとき、人は真に揺らぎ始める
- 【1-31】結果なき勝利に、意味はない
- 【1-32】目的を見失った勝利に、価値はない
- 【1-33】共に分かち合うはずの者と争う虚しさ
- 【1-34】剣の先にあるのは、憎しみではなく、愛する者たちの顔
- 【1-35】たとえ世界のすべてを得ようとも、心を裏切る戦いはしない
- 【1-36】正義の名の下に憎しみを抱けば、それはすでに正義ではない
- 【1-37】血を分けた者を倒して得る幸せは、真の幸せではない
- 【1-38】相手が誤っていても、自分の徳を手放すな
- 【1-39】知りながら行わぬは、無知より重き罪
- 【1-40】徳が失われれば、すべては崩れる
- 【1-41】徳が崩れれば、人も世も乱れる
- 【1-42】伝統を絶やせば、過去も未来も失う
- 【1-43】徳を乱す者は、秩序と魂の両方を壊す
- 【1-44】徳を失えば、魂の安住は得られない
- 【1-45】利を貪れば、義を失う
- 【1-46】正しき道に殉じる覚悟
- 【1-47】心乱るる時こそ、真の問いが始まる
- 【2-1】悲しみの淵に沈むとき、内なる導きを聞け
- 【2-2】弱気に屈するな、それは道を閉ざす
- 【2-3】心の弱さを断ち切り、己の使命に立ち向かえ
- 【2-4】敬意と義務の狭間で、何を選ぶか
- 【2-5】義のない勝利は、毒を含んだ果実に過ぎない
- 【2-6】勝ち負けに迷うとき、自分の使命に立ち返れ
- 【2-7】迷いを超える第一歩は、導きを求める勇気
- 【2-8】心の苦しみは、外の栄光では癒せない
- 【2-9】沈黙の中にこそ、真の教えは始まる
- 【2-10】静かに微笑み、真理を語れ
- 【2-11】真の賢者は、嘆きに支配されない
- 【2-12】存在は滅びない──過去・現在・未来を超えて
- 【2-13】変わるのは身体、変わらぬのは魂
- 【2-14】快も不快も過ぎ去る――動じずに耐える心を養え
- 【2-15】苦楽に揺れぬ者こそ、不死の境地に至る
- 【2-16】移ろうものを越えて、変わらぬ真理を見よ
- 【2-17】すべてに満ちるものは、決して滅びない
- 【2-18】滅ぶのは身体、滅びぬもののために行動せよ
- 【2-19】魂は殺すことも、殺されることもない
- 【2-20】魂は生まれず、死なず、永遠に在り続ける
- 【2-21】不滅なるものを知れば、害するという錯覚は消える
- 【2-22】身体は衣にすぎず、魂はそれを着替える
- 【2-23】いかなる力も、魂を傷つけることはできない
- 【2-24】魂は壊れず、動かず、永遠に遍く在る
- 【2-25】見えずとも、魂は在る。嘆くことなかれ
- 【2-26】たとえ死すべき存在でも、嘆くことに意味はない
- 【2-27】生死は定め、嘆きではなく受容を
- 【2-28】顕れ、去りゆくものに、執着せず嘆かず
- 【2-29】真実の自己を知る者は稀にして、深し
- 【2-30】殺せぬものを知るとき、嘆きは消える
- 【2-31】己の義務に従うことが、最上の道である
- 【2-32】義務の戦いは、天の門である
- 【2-33】義務から逃げれば、名誉と魂を失う
- 【2-34】名誉を捨てれば、死より重い生が待つ
- 【2-35】勇気なき撤退は、敬意を侮りに変える
- 【2-36】敵の嘲笑は、剣より鋭く心を裂く
- 【2-37】勝ってもよし、倒れてもよし――決意して立ち向かえ
- 【2-38】結果にとらわれず、平常心で義務を果たせ
- 【2-39】智慧を携えて、行為の束縛を超える
- 【2-40】小さな一歩でも、大いなる恐怖から救う
- 【2-41】決断ある知性が、心をまっすぐ導く
- 【2-42】華やかな言葉に惑わされず、本質を見よ
- 【2-43】享楽と権威への執着は、心を散らし、魂を縛る
- 【2-44】欲望に心を奪われた者は、決して心を統一できない
- 【2-45】現象を超えて、静かなる自己に立つ
- 【2-46】全体を知る者に、部分の手段は不要となる
- 【2-47】結果にとらわれず、今すべきことを果たせ
- 【2-48】成功にも失敗にも揺るがず、平等心で行動せよ
- 【2-49】知性に立脚し、結果を超えて行為せよ
- 【2-50】ヨーガとは、行為における卓越の技である
- 【2-51】結果を手放す者は、自由と平安に至る
- 【2-52】迷いを超えた知性は、言葉をも超える
- 【2-53】智慧が揺らがぬとき、真のヨーガが始まる
- 【2-54】叡智ある者は、動作すべてが沈黙の教えとなる
- 【2-55】 真の叡知者とは何か●
- 【2-56〜2-57】 感情・愛着・反応に支配されない境地●
- 【2-58〜2-61】 感官の制御と内なる集中●
- 【2-62〜2-63】 執着の連鎖と破滅への道●
- 【2-64〜2-65】 愛憎を離れた制御と平安●
- 【2-66〜2-68】 専心なき者の迷妄と制御の力●
- 【2-69】 聖者の視点と俗世の反転●
- 【2-70】 欲望と満足の境地●
- 【2-71】 執着なき行動と自由●
- 【2-72】 ブラフマンの境地と最終解脱●
- 【3-1】知性の道を語られても、なぜ私は行動へと導かれるのか
- 【3-2】 智慧は一つを選びとる決断の中に宿る
- 【3-3】 理論か実践か――人にはそれぞれの道がある
- 【3-4】 行為なくして成就なし――超越も、放棄も、まず実践から
- 【3-5】 人は生きている限り、行為から逃れることはできない
- 【3-6】 外を制しても、内が乱れていれば、それは偽りの修行である
- 【3-7】心で感覚を制し、執着なく行動する者が、真に優れた行者である
- 【3-8】定められた行為を果たせ――行動こそが命を支える
- 【3-9】行為を捧げよ――私利私欲から解き放つ鍵は祈りの意識
- 【3-10】祈りと行為はともに創造された――与えることで願いは叶う
- 【3-11】与え合い、支え合う――共栄の中にこそ、真の幸福がある
- 【3-12】受け取るなら、捧げよ――与えずに得る者は盗人である
- 【3-13】食は祈りの続きである――分かち合う者は清められ、独占する者は罪を食す
- 【3-14】行為が世界を巡らせる――祈りと自然の循環法則
- 【3-15】行為の源は宇宙の真理――すべての行いは聖なる根に立つ
- 【3-16】祭祀の輪を回せ――利己に生きる者は、虚しさに終わる
- 【3-17】内なる自己に満たされる者は、すでに自由である
- 【3-18】成功も失敗も超えて――真の自由は期待なき境地にある
- 【3-19】執着なき行動が、あなたを高みに導く
- 【3-20】行為は悟りの道であり、世界を支える責任でもある
- 【3-21】あなたの行いが、世界の指針となる
- 【3-22】なすべきことがなくとも、私は行為する――模範のために
- 【3-23】行為は導きの力――誰かがあなたを見ている
- 【3-24】模範が崩れれば、世界も崩れる――責任ある行為が秩序を保つ
- 【3-25】執着ではなく、維持のために行う賢者の行為
- 【3-26】知者の役割は導くこと――混乱させず、励まし続けよ
- 【3-27】すべての行為は自然が行う――“私”という錯覚を超えて
- 【3-28】私は行っていない――真に自由な行為者の境地
- 【3-29】知る者は、無知を責めず、静かに支える
- 【3-30】すべてを委ね、願望なく、為すべきを為せ
- 【3-31】信じて歩む者は、行為に縛られず自由となる
- 【3-32】不満と拒絶は、知識を曇らせ、自己を滅ぼす
- 【3-33】本性に抗わず、活かして生きよ
- 【3-34】愛憎に支配されるな、それは心の敵である
- 【3-35】自分の道を、不完全でも貫け
- 【3-36】なぜ人は悪に駆られるのか?
- 【3-37】 バガヴァットの答え:欲望と怒りが最大の敵
- 【3-38】 曇りを払えば、本質は自然と光る
- 【3-39】知識を曇らせるのは、満たされぬ心の炎
- 【3-40】 欲望が拠り所とする人間の内なる構造
- 【3-41】 欲望克服への第一歩:感官制御
- 【3-42】 人間存在の階層と最も高位にある「個我」
- 【3-43】 最終的教訓:自己を確立し、欲望という敵を打ち破れ
- 【4-1】 叡智は光より始まり、秩序と統治に伝わる
- 【4-2】叡智は受け継がれてこそ、力となる
- 【4-3】信頼と敬愛に、真の叡智は託される
- 【4-4】敬意ある問いが、真理を導く
- 【4-5】今は見えずとも、経験は刻まれている
- 【4-6】変わらぬ本質は、変化の中に現れる
- 【4-7】混乱の時代に、真価は姿を現す
- 【4-8】守り、断ち、築く──リーダーの三位一体
- 【4-9】理念を真に知る者は、迷わない
- 【4-10】執着を手放し、知によって自己を磨け
- 【4-11】多様な道に応じて応えよ
- 【4-12】求める成果に応じた行為を捧げよ
- 【4-13】資質と行為に応じて、自然な役割分担を行え
- 【4-14】行為に徹し、結果に縛られず
- 【4-15】理解して行動せよ、先人のごとく
- 【4-16】行為の本質を見極めよ
- 【4-17】行為を見極める目を養え
- 【4-18】静かな行動にこそ智慧が宿る
- 【4-19】智慧により、行為を浄化せよ
- 【4-20】報酬に頼らぬ、真の働き手たれ
- 【4-21】欲なき行為は、責任にして解脱なり
- 【4-22】成功に酔わず、失敗に沈まず、平等に進め
- 【4-23】利己を離れ、知識に立脚せよ
- 【4-24】仕事は神への捧げものと心得よ
- 【4-25】すべての行為を供物として捧げよ
- 【4-26】感官を制し、感性を燃やせ
- 【4-27】智慧の火で五感を焼べよ
- 【4-28】己の資源を捧げる人こそ、働きの聖者である
- 【4-29】呼吸のように調和し、制御された行動をせよ
- 【4-30】節制により整え、日々の罪を焼き尽くせ
- 【4-31】行為を捧げよ、甘露はそのあとに訪れる
- 【4-32】すべての行為を、真理の口へと捧げよ
- 【4-33】行為は知識によって完成する
- 【4-34】学びは姿勢から始まる
- 【4-35】すべてはつながっている
- 【4-36】学びは、すべてを乗り越える舟である
- 【4-37】知は過去を焼き尽くす火である
- 【4-38】知識は最高の浄化である
- 【4-39】信頼と節制が知識を導く
- 【4-40】信なくば進まず
- 【4-41】知・放・制 ― 真の自由を得る三つの鍵
- 【4-42】知で迷いを断ち、行動で道を開け
- 【5-1】放棄か実践か――真の道は見極めによって開かれる
- 【5-2】行動の中にこそ、智慧と解放が宿る
- 【5-3】執着を手放す者こそ、真の自由を得る
- 【5-4】理論と実践は分かたれず――一つを極めよ、全てが得られる
- 【5-5】理と行を一に見る眼が、真の洞察をもたらす
- 【5-6】行為を超えるには、行為を通らねばならない
- 【5-7】自己を整えた者は、行為に染まらず道を貫く
- 【5-8】行為のただ中で、無為の境地にとどまる
- 【5-9】ただ起こることを起こらせよ――主体を手放す智慧
- 【5-10】捧げて働けば、心は濁らず澄み渡る
- 【5-11】行為は奉仕、動機は浄化――それがヨーギンの道
- 【5-12】結果を捨てて行えば、心は静まり自由になる
- 【5-13】静けさの中にこそ、真の主体は目覚めている
- 【5-14】行為するのは“私”ではない――ただ本性が働くのみ
- 【5-15】真我は清らかであり続ける――迷いは無知がつくる
- 【5-16】真の知識は、内なる太陽となる
- 【5-17】真の専念が、迷いと罪を超えさせる
- 【5-18】すべてに尊厳を見るまなざし
- 【5-19】心を等しきところに保てば、この世をも超える
- 【5-20】揺るがぬ心が、真の自由をもたらす
- 【5-21】内に幸福を見出す者は、永遠に揺るがない
- 【5-22】快楽を追えば、苦がともにやって来る
- 【5-23】怒りと欲望に勝つ者が、真の幸福を得る
- 【5-24】内なる喜びに目覚める者、真の自由に至る
- 【5-25】他者の幸福を喜べる人に、真の安らぎが訪れる
- 【5-26】欲望と怒りを離れて、真の自由に近づく
- 【5-27】感覚を静め、呼吸を調え、内なる集中を得よ
- 【5-28】心を制し、恐れと怒りを超えて、解脱を得よ
- 【5-29】神を知る者は、心の平安を得る
- 【6-1】執着なき行動者こそ、本物の修行者
- 【6-2】意図を手放してこそ、真のヨーガとなる
- 【6-3】行為の先に、静寂の境地が待っている
- 【6-4】執着なき者こそ、ヨーガの頂に立つ
- 【6-5】自己こそ、最大の味方であり、最大の敵である
- 【6-6】己を制する者、己を友とす
- 【6-7】平静の達人は、称賛にも非難にも動じない
- 【6-8】理と行を兼ね備え、心ゆるがぬ者こそ真の専心者
- 【6-9】すべての人に、偏りなきまなざしを
- 【6-10】静けさの中で、執着なき専心を貫く
- 【6-11】整えられた座に、整えられた心が宿る
- 【6-12】静かなる座にて、心を統一せよ
- 【6-13】姿勢を整え、心を定める
- 【6-14】恐れを離れ、静けさと誓いの中で神に心を向けよ
- 【6-15】専心の果てに、静けさと涅槃が訪れる
- 【6-16】節度の中にこそ、道はひらかれる
- 【6-17】節度が導く、心の自由と静けさ
- 【6-18】欲を離れ、心を自己に据えるとき
- 【6-19】揺るがぬ心、静寂の灯火
- 【6-20】自己の中に真の歓喜を見いだす
- 【6-21】感覚を超えたところに、真の幸福がある
- 【6-22】真の幸福を得た者は、失うことを恐れない
- 【6-23】苦しみを断ち切る決意こそ、真のヨーガの始まり
- 【6-24】欲望を手放し、自己を制する者が自由を得る
- 【6-25】心を制して、静けさの中心に還る
- 【6-26】さまよう心を、根気強く自己に戻す
- 【6-27】心の静寂が、至上の幸福を導く
- 【6-28】専心の継続が、至高の結合をもたらす
- 【6-29】万物に自己を見、自己に万物を見る
- 【6-30】一体化のまなざしが、永遠のつながりを生む
- 【6-31】一体観に生きる者は、どこにいても神のうちにある
- 【6-32】自己に照らして他者を思う者が、真の修行者である
- 【6-33】理想の教えも、心が定まらねば届かない
- 【6-34】心は風のごとし。制御の対象であって、否定の対象ではない
- 【6-35】心は難しき敵、されど訓練と離欲により手懐けられる
- 【6-36】自己を治める者こそ、道に至る
- 【6-37】志半ばの者に救いはあるか
- 【6-38】志なき者よりも志半ばの者にこそ希望あり
- 【6-39】疑惑の霧を晴らすのは、信の光
- 【6-40】善意の歩みは、決して無駄に終わらない
- 【6-41】志半ばの者にも、光の再生が用意されている
- 【6-42】志の光は、叡知の家に再び灯る
- 【6-43】前生の知性は、再び歩む者を導く
- 【6-44】前生の力が、真理へと背を押す
- 【6-45】絶えざる努力は、ついに解脱へ至る
- 【6-46】ヨーギンの道は、すべてを超える道
- 【6-47】真のヨーギンは、信愛によって神と結ばれる
- 【7-1】心を定め、信じて歩めば、真理は必ず明らかになる
- 【7-2】理論と実践の統合が、すべての真理を照らす
- 【7-3】真に知る者は、極めて稀である
- 【7-4】八つの原理に宿る神の物質的本性
- 【7-5】低次の自然を超える高次の生命原理
- 【7-6】宇宙の始まりと終わりを内包する存在
- 【7-7】すべてを貫く不可視の真理
- 【7-8】あらゆる存在に内在する神のしるし
- 【7-9】あらゆる現象の中に働く神の力
- 【7-10】すべての根源に宿る創造と光
- 【7-11】欲望を浄化する力の源泉
- 【7-12】自然の三性は、私から生じて私に帰する
- 【7-13】三性に迷う世界、至高者を見失う
- 【7-14】迷妄の幻力を超える鍵は帰依にある
- 【7-15】真理から遠ざかる者の特徴
- 【7-16】信愛に至る四つの道
- 【7-17】知と愛により最も近づく者
- 【7-18】知をもって一体となる者
- 【7-19】ヴァースデーヴァは一切なり
- 【7-20】欲望により真理を見失う
- 【7-21】信仰の形もまた、私の意志によって支えられる
- 【7-22】すべての願望は、私によって成就される
- 【7-23】有限なる果報か、無限なる帰趨か
- 【7-24】見えるものの奥に、見えざる本質を観よ
- 【7-25】真理は、覆われて見えずとも、常にそこにある
- 【7-26】知る者はすべてを見通すが、真に知られることは稀である
- 【7-27】好悪がもたらす迷い――創造の瞬間から始まる錯覚
- 【7-28】善行の果てに至る、真の信念と信愛
- 【7-29】老死を超える者たちの知と帰依
- 【7-30】死の間際においても真実を知る者
- 【8-1】問いこそが、真の目覚めの始まりである
- 【8-2】いま、ここで自己を制する者が、死を越える智慧を得る
- 【8-3】変わるものの中に、変わらぬ本質を見よ
- 【8-4】すべての領域に、真理は宿る――肉体を超えて内在する神性
- 【8-5】終わりに思うものが、魂の行き先を決める
- 【8-6】思念の行き先が、魂の行き先となる
- 【8-7】心を定め、戦場に立て――念いは力となり、行動を導く
- 【8-8】心を一つにして念じ続けよ――集中が魂を高みに導く
- 【8-9】超越の存在を想え――限界を超える心が、限界を超える道を開く
- 【8-10】心静かに集中すれば、魂は至高へと導かれる
- 【8-11】求める者が歩む道に、真理は導きを与える
- 【8-12】門を閉じ、心を鎮め、頂に気息を集めよ――解脱への集中法
- 【8-13】オームを唱え、神を想え――その一念が魂を導く
- 【8-14】心を他に移すな――専心が、神を近くする
- 【8-15】至高に至る者は、もはや迷いに戻らない
- 【8-16】最高に至らぬ限り、輪廻は終わらない
- 【8-17】真に長き視野を持つ者こそ、真理を知る
- 【8-18】現れるものは、必ず還る――変化の奥にある不変を見よ
- 【8-19】繰り返しの中に真理を見よ――無常のリズムに学ぶ
- 【8-20】変化を超えて在るものを見よ
- 【8-21】変わらぬ本質こそ、真の帰るべき場所
- 【8-22】ひたむきな想いが、最高の真理を引き寄せる
- 【8-23】進むべき時を知る者は、再び迷わない
- 【8-24】光に向かう者は、帰らぬ旅に出る
- 【8-25】光を忘れた旅人は、再び歩み出す
- 【8-26】進む道が違えば、辿り着く地も異なる
- 【8-27】道を知る者は、迷わず進む
- 【8-28】善を超えて、本源に至れ
- 【9-1】真理を学び、実践する者こそ、苦しみを超える
- 【9-2】王者の智慧は、純粋にして力強く、誰にでも開かれている
- 【9-3】信なくして道は開かれず――疑いは魂を彷徨わせる
- 【9-4】万物に宿るが、何にも囚われない――真なる力の在り方
- 【9-5】支えるが、囚われない――神の働き、自由の在り方
- 【9-6】見えずとも、常に在る力――支える者の静かなる偉大さ
- 【9-7】創造と消滅を司る、根源の力に学ぶ
- 【9-8】偉大な創造は、静かなる法則の力から生まれる
- 【9-9】動かしながら動じない――真の中立と自由の境地
- 【9-10】見守る者がいて、世界は動く――背後の意志と展開の理
- 【9-11】姿に惑わされず、本質を見よ――真の力は見えにくいところに宿る
- 【9-12】欲に振り回される者は、真の道を見失う
- 【9-13】真の偉大さとは、揺るがぬ本質への信と愛に生きること
- 【9-14】信念と愛を持ちて、ひたすら本質に向き合う者が強い
- 【9-15】一つなるものを、多様に敬う――知識もまた祈りとなる
- 【9-16】すべての中に私が在る――形を超えて働く本質を見よ
- 【9-17】すべての根源は我にあり――父にも母にも、知識にも祈りにも
- 【9-18】すべてのはじまりと終わりに、我在り
- 【9-19】全ての対立を超えた真の力
- 【9-20】形式に満足せず、本質を目指せ
- 【9-21】永続の道を選べ、繰り返しから抜け出せ
- 【9-22】信を貫く者に、揺るがぬ安らぎが訪れる
- 【9-23】すべての誠信は、究極の源へと通じている
- 【9-24】真の本質を見抜く信仰を持て
- 【9-25】求める対象が、あなたの到達点となる
- 【9-26】心をこめた一葉こそ、神を動かす供物である
- 【9-27】すべての行為を神に捧げる者に、迷いはない
- 【9-28】執着なき奉仕が、束縛を断つ道
- 【9-29】平等の中に宿る信愛のきずな
- 【9-30】信愛が人を変える――最善へと向かう決意
- 【9-31】信愛は滅びず、誠実なる者は必ず救われる
- 【10-1】愛をもって語られる、魂への最後の導き
- 【10-2】源を知らずして、本質には至れない
- 【10-3】真なる認識は、迷いと罪を超える
- 【10-4】あらゆる力と感情の源を見極めよ
- 【10-5】すべての性質は、根源から与えられた試練と恩恵
- 【10-6】真理に連なる系譜が、世界を育む
- 【10-7】神の働きを知る者は、揺るぎなき力と結ばれる
- 【10-8】すべての源を知る者は、信と愛で生きる
- 【10-9】心を捧げ、語り合うことで、真の喜びが生まれる
- 【10-10】専心と愛に応じて、知性の光は授けられる
- 【10-11】慈悲は光となって、無知の闇を照らす
- 【10-12】真理を知る者は、自然に讃嘆と確信を語る
- 【10-13】真理は一貫して語られ、確信は信頼から生まれる
- 【10-14】真理を知る者は、知らぬ者の限界を超える
- 【10-15】自己を知る者こそ、真の統治者
- 【10-16】真の偉大さを知ろうとする姿勢こそ、学びの始まり
- 【10-17】神聖を思い続けるには、姿を探し、形に問え
- 【10-18】神の言葉に飽きるな、真理の語りは命の甘露である
- 【10-19】真理の顕現は無限、核心を聞いて全体を悟れ
- 【10-20】万物に宿る自己――はじまりも終わりも、すべてに我あり
- 【10-21】卓越の象徴たる自己を知れ――多の中の一に宿る至高
- 【10-22】本質に宿る至高の力――知と意に神性を見る
- 【10-23】最強と最美の中に、神の顕れを見る
- 【10-24】最上を選び取る者こそ、神の道に通ず
- 【10-25】本質に還る者は、真の偉大さに至る
- 【10-26】あらゆる分野における“至高の象徴”を見よ
- 【10-27】卓越した存在は神の顕れ
- 【10-28】力・欲望・守護に宿る神の象徴
- 【10-29】見えざる秩序と守護の力
- 【10-30】恐るべきものの中の秩序と守護
- 【10-31】清め、戦い、深海、聖流に学べ
- 【10-32】創造と知の本源となれ
- 【10-33】根源の音となり、調和と時を司れ
- 【10-34】死を超えて、智慧と徳を育め
- 【10-35】調和と美の中に神性を観よ
- 【10-36】真実を見極め、決意と勝利を我がものとせよ
- 【10-37】自らの中にある英雄性と叡智に目覚めよ
- 【10-38】沈黙の中に力を、知識の中に統治を見よ
- 【10-39】すべての始まりに、私がある
- 【10-40】無限なる顕現の、その一端
- 【10-41】あらゆる光輝は神の一端
- 【10-42】全世界は、神の一部分で保たれている
- 【11-1】真実を知れば、迷いは消える
- 【11-2】万物の中に、偉大なる一つを見る
- 【11-3】真理は聞くだけでなく、体験によって得られる
- 【11-4】見る覚悟がある者に、真実は現れる
- 【11-5】多様性の中に一つを見る、一つの中に多様を見る
- 【11-6】かつてない視野が、かつてない力を呼び覚ます
- 【11-7】宇宙はすでに、あなたの目の前にある
- 【11-8】見る力を得た者に、真実は開かれる
- 【11-9】導かれる者には、真理の扉が開かれる
- 【11-10】多様なる力を併せ持つ者が、全体を動かす
- 【11-11】神性とは、あらゆる方向に心を開き、美と力を備える存在
- 【11-12】限界を超えた輝きは、想像の彼方に現れる
- 【11-13】一なるものの中に、すべてがある
- 【11-14】真実の前では、頭を垂れる心が生まれる
- 【11-15】すべての存在に神性を見る心を持て
- 【11-16】限りなき存在に境界を求めるな
- 【11-17】威厳と力の本質は、畏れと共に輝く
- 【11-18】揺るがぬ軸こそ、変化の中の支えとなる
- 【11-19】限りなき力は、全てを照らし、全てを包む
- 【11-20】真の偉大さは、世界を揺るがすほどの力を内包する
- 【11-21】真の偉大さは、畏敬と賛嘆の両面を呼び起こす
- 【11-22】偉大さとは、多様な存在を超えて共通に敬われるもの
- 【11-23】偉大さは畏敬と畏怖の両面をもたらす
- 【11-24】圧倒的な存在の前では、理性も心も揺らぐ
- 【11-25】恐怖の中に慈悲を求める――力は制御と共にあるべし
- 【11-26】権勢も名誉も、時の流れには抗えぬ――すべては流転する
- 【11-27】抗えぬ破壊の力――慢心する者、我が口に砕かれる
- 【11-28】流れは止められぬ――勇者もまた、大いなる摂理に呑まれる
- 【11-29】欲望の火に飛び込む蛾のように――自ら滅びへ向かう者たち
- 【11-30】吞み尽くす炎――圧倒的な力の前で人は無力となる
- 【11-31】その正体と目的を知る勇気――畏れの中から真理を問う
- 【11-32】時はすべてを呑み込む――不可避の流れに立つ勇気
- 【11-33】汝は機会となれ――果実を超え、使命に生きよ
- 【11-34】果敢に挑め――既に定まった勝利の道へ
- 【11-35】恐れの先にある従順と飛躍――真理を見た者の謙虚さ
- 【11-36】真の力は賛美と敬意を集め、邪悪を遠ざける
- 【11-37】本質を超えた存在にこそ、真の敬意が集まる
- 【11-38】知と存在を貫く原理が、人と組織を支える
- 【11-39】一つの核が、すべてを包含する力を持つ
- 【11-40】中心を貫き、全方位に敬意を示せ
- 【11-41】親しみの裏に敬意を忘るな
- 【11-42】親しさの中にも、敬意を忘れず
- 【11-43】父のように守り、師のように導け
- 【11-44】許しは信頼の証、謝罪は敬意の表現
- 【11-45】偉大さの中に、親しみを宿せ
- 【11-46】恐れられるより、信頼されよ
- 【11-47】真の姿は信頼の上にのみ開示される
- 【11-48】形式を超えた信愛こそ、真実を引き出す鍵
- 【11-49】真の姿を知れば、恐れは愛に変わる
- 【11-50】力ある者は、優しさで人を立ち上がらせる
- 【11-51】真理に触れ、なお人として立つ
- 【11-52】真実は深き信と恩寵によってのみ明かされる
- 【11-53】儀式では届かぬ真理、信の心でこそ触れられる
- 【11-54】真の到達は、ひたむきな信愛から生まれる
- 【11-55】信愛を行動に――心を清め、すべてと和す者こそ至る
- 【12-1】形なきものを想うより、心をもって奉仕せよ
- 【12-2】誠の道は、愛と一心に在り
- 【12-3】目に見えぬ真理を思い、揺るがぬ心を保て
- 【12-4】揺るがぬ心で、すべての幸福を自らの喜びとせよ
- 【12-5】形なき理想を追う道は険しい
- 【12-6】すべてを委ね、ひたむきに歩む者は、迷わない
- 【12-7】一心に尽くす者を、道は見捨てない
- 【12-8】心と知性を一つにして、道と一体となれ
- 【12-9】一心不乱が難しければ、日々の実践から始めよ
- 【12-10】心が定まらなくても、行動によって道は拓ける
- 【12-11】できることから始めよ――結果を手放し、心を整える
- 【12-12】最後に残る智慧、それは執着を捨てる勇気
- 【12-13】やさしさと執着なき心こそ、真の力である
- 【12-14】静かに満ち足り、決意と愛をもって生きる者は、尊い
- 【12-15】恐れず、恐れられず、静けさの中に力を宿す
- 【12-16】望まず、濁らず、静かに捨てる者は、真に愛される
- 【12-17】感情に染まらず、心に愛を宿す者こそ、真に美しい
- 【12-18】敵にも味方にも揺れぬ心――平等と無執着の境地
- 【12-19】沈黙し、満ち足り、揺るがぬ心を持つ者は、美しい
- 【12-20】信じ、念じ、尽くす者――そのすべてを、道は愛する
- 【13-1】自己を知る者は、世界の本質を知る
- 【13-2】己を知ることは、神を知ること
- 【13-3】本質を問い、聴き、知る――そこから始まる叡智
- 【13-4】真理は一つ、道は多様――だが確かな智がある
- 【13-5】私を形づくるものを知る――構造を知れば、執着は外れる
- 【13-6】欲も苦も、私の本体ではない――構造を知れば自由になれる
- 【13-7】智慧は徳の中に宿る――行いを整え、心を整える
- 【13-8】執着を離れ、人生の本質を観よ
- 【13-9】執着を超えた平静こそ、真の強さ
- 【13-10】静けさの中で育つ、揺るぎなき信愛
- 【13-11】己を知る道、それが真の知識である
- 【13-12】知るべきものは、死を超える真理
- 【13-13】神はすべてに宿り、すべてを見ている
- 【13-14】感覚に映りながら、感覚に縛られぬもの
- 【13-15】近くて遠い、動かずして遍在する真理
- 【13-16】分かたれずして、すべてに宿る
- 【13-17】光の中の光――心の奥に宿る究極の知
- 【13-18】知る・観る・信じる――そのすべてが悟りに至る道
- 【13-19】変化するものと、変化を観るもの
- 【13-20】世界を動かすものと、それを味わうもの
- 【13-21】結びつきが、苦楽の種となる
- 【13-22】すべてを見守る、内なる至高の自己
- 【13-23】知る者は、輪廻を超える
- 【13-24】自己への道は一つにあらず――三つのヨーガによる覚醒
- 【13-25】知識なくとも、聴く心が道を開く
- 【13-26】すべての現象は、意識と物質の出会いから生まれる
- 【13-27】永遠なるものを観る眼
- 【13-28】すべてに神を見る者は、己を損なわない
- 【13-29】なされることの中に、なさぬ自己を観る
- 【13-30】多の中に一を見、一の中に多を観る智慧
- 【13-31】真の自己は、行為せず、汚れず、永遠に在る
- 【13-32】空のように在りて、汚れず動ぜず
- 【13-33】一なる光がすべてを照らす
- 【13-34】見る者となりて、真の自由に至る
- 【14-1】至上の智慧は、束縛を超えるためにある
- 【14-2】動じない心が、真の創造を超える
- 【14-3】根源を知り、創造の責任を担う者となれ
- 【14-4】すべての命は、神聖なる種と場の協働から生まれる
- 【14-5】人は自らの性質に縛られる、ゆえにそれを識る者たれ
- 【14-6】清らかさもまた、執着の種となる
- 【14-7】情熱は前進させるが、執着すれば自らを縛る
- 【14-8】無知に支配されるな、自覚こそが自由への鍵
- 【14-9】幸福・行為・怠慢――心を縛る三つの鎖を見極めよ
- 【14-10】心の中の主導権を、誰に握らせるかを選べ
- 【14-11】知の光が全身に満ちるとき、心は澄みきっている
- 【14-12】過剰な動きは、心の渇きのあらわれである
- 【14-13】停滞は、心の光を覆い、進む力を奪う
- 【14-14】清らかな生を貫いた者は、死をも超えて澄んだ世界へ至る
- 【14-15】執着して終えた者は、執着の中に還る
- 【14-16】善き行いにも、苦しみの行いにも、無知の行いにも、それぞれの報いがある
- 【14-17】心の性質が、結果としての人生をつくる
- 【14-18】心の傾きが、進むべき方向を決める
- 【14-19】行為に支配されるな、性質の背後にある真の自己を見よ
- 【14-20】三つの性質を超えて、真の自由と不死へ至れ
- 【14-21】超越者とは誰か――問うことから始まる、真の自由への道
- 【14-22】現れても動じず、去っても追わず――静観する者こそ自由なり
- 【14-23】性質が動いても、私は動かない――真の中立性とは静かな力である
- 【14-24】すべてを等しく見る者に、真の自由が宿る
- 【14-25】尊敬にも敵意にも揺れず、自らを捨てる者こそ自由人
- 【14-26】揺るがぬ信愛こそ、性質を超えた真の道
- 【14-27】すべての根源に立ち返るとき、人は揺るぎなき安らぎを得る
- 【15-1】根を天に持て、行動は大地に枝を伸ばせ
- 【15-2】根と枝に惑わされず、因果の構造を見よ
- 【15-3】執着を断ち、見えざる構造を超越せよ
- 【15-4】断ち切ったその先に、本源へと還れ
- 【15-5】慢心を捨て、揺らがぬ自己に還れ
- 【15-6】光に頼らぬ、本質の地へと至れ
- 【15-7】個の中に、全体の一部が宿っている
- 【15-8】真の主体は、形を越えて連続する
- 【15-9】感覚を通して世界を味わい、惑わされずに扱え
- 【15-10】見えるものの奥に、見えざる主体を観よ
- 【15-11】見ようとするだけでは見えない。制御された心に真実は現れる
- 【15-12】あらゆる光の源を見極めよ
- 【15-13】見えざる力が支え、育てている
- 【15-14】内なる火がすべてを動かす
- 【15-15】知の源を内に見よ
- 【15-16】滅びるものと、滅びぬものを見分けよ
- 【15-17】変わらぬ主が、すべてを支えている
- 【15-18】すべてを超えて、価値を統べる存在を知れ
- 【15-19】本質を知る者は、迷わず力を尽くす
- 【15-20】真の智は、行動と完成をもたらす
- 【16-1】恐れなく、清く、真理に従う者たれ
- 【16-2】静かに、誠実に、優しさをもって進め
- 【16-3】静かな強さこそ、真に神に近い資質である
- 【16-4】偽りと傲慢は、自らを滅ぼす毒である
- 【16-5】あなたの中の光を信じて歩め
- 【16-6】人の道は二つに分かれる――光へ向かうか、闇に沈むか
- 【16-7】真理を知らぬ者は、行動にも迷い、魂にも濁りをもたらす
- 【16-8】真理を否定する思考は、破壊の始まりである
- 【16-9】誤った信念は、やがて世界を壊す力となる
- 【16-10】欲と慢心に支配されし者は、自らを破滅に導く
- 【16-11】欲望を人生のすべてと信じる者は、永遠に満たされない
- 【16-12】欲と怒りに縛られた心は、手段を選ばず破滅へ向かう
- 【16-13】すべてを“自分のもの”とする心が、破滅の種を育てる
- 【16-14】支配・享楽・誇示の言葉は、心の堕落の表れである
- 【16-15】誇りと虚栄に満ちた善行は、徳ではなく堕落である
- 【16-16】欲望に囚われし心は、迷いの果てに堕ちてゆく
- 【16-17】偽りの祭祀は、誠実さを失った虚構にすぎない
- 【16-18】我執にとらわれた者は、ついには神をも憎む
- 【16-19】魂を汚す者は、自ら輪廻の闇へ堕ちてゆく
- 【16-20】迷妄に生きる者は、真理に至る道を永遠に見失う
- 【16-21】三つの門を閉ざせ――欲・怒り・貪りが破滅を呼ぶ
- 【16-22】欲・怒・貪を超えたとき、人は最善と解脱に至る
- 【16-23】欲望のままに生きる者に、成就も幸福もない
- 【16-24】正しく生きたければ、正しく学べ
- 【17-1】信仰の形は、その人の本質を映す鏡である
- 【17-2】信仰は、その人の心の鏡である
- 【17-3】信じるものが、その人の真の姿をつくる
- 【17-4】信じる対象は、心の質をあらわす
- 【17-5】正しき教えを離れた修行は、破滅の種となる
- 【17-6】自他を害する修行は、闇に堕ちた意志の証である
- 【17-7】選ぶものに、その人の本質があらわれる
- 【17-8】真に滋養となるものを選べ
- 【17-9】その食が映す、あなたの心の質
- 【17-10】食の質は、心と魂を映し出す
- 【17-11】果報を求めず、誠実に行う祈りこそ純なる祭祀
- 【17-12】見せかけの行為は、内なる激しさの証となる
- 【17-13】形だけの儀式は、魂を養わない
- 【17-14】身体を通して敬意と節度を示すことが、最初の修行である
- 【17-15】言葉を整えることは、心を整える修行である
- 【17-16】静けさの中に、最高の修行がある
- 【17-17】見返りを求めず、心を尽くす修行が、魂を清める
- 【17-18】見せかけの修行は、誠実さを蝕む
- 【17-19】誤った信念に基づく努力は、自他を傷つける
- 【17-20】報いを求めぬ施しに、真の徳が宿る
- 【17-21】計算づくの施しは、魂を育てない
- 【17-22】敬意なき施しは、与えても徳を失う
- 【17-23】聖なる言葉にこそ、世界の秩序は宿る
- 【17-24】始まりに“聖音”を唱えることが、行為を聖化する
- 【17-25】“それ”に捧ぐる行為に、私心は不要である
- 【17-26】“サット”――それは善き行為を実在へと昇華する言霊
- 【17-27】“サット”とは、善なる目的と、そこへ至る行為そのもの
- 【17-28】信仰なき行為は、実りなき空虚に過ぎない
- 【18-1】本当の手放しとは何かを問う勇気
- 【18-2】行動をやめるな、執着を手放せ
- 【18-3】捨てるべきは行為か、それとも心か
- 【18-4】捨て方にも道がある──三つの捨離の道
- 【18-5】清める行為は、手放すべきではない
- 【18-6】行為は捨てず、執着と結果を捨てよ
- 【18-7】義務を捨てることは、無知による退避である
- 【18-8】快・不快で判断する放棄は、報われない
- 【18-9】なすべきことを、執着なく行うことこそ、純なる放棄
- 【18-10】望むも望まぬも、ただなすべし──澄み切った心の行為
- 【18-11】すべては捨てられなくとも、執着は捨てられる
- 【18-12】結果に縛られぬ者は、生にも死にも自由である
- 【18-13】行為の背後にある五つの力を見よ
- 【18-14】すべての行為は五つの要因の共演である
- 【18-15】善も悪も、五つの因が動かす
- 【18-16】『自分がすべてをやっている』という思い込みが愚かさを生む
- 【18-17】無我の行為に、罪は宿らず
- 【18-18】行為は、知と意志と手段の三位一体から生まれる
- 【18-19】知・行為・行為者も三つの性質に染まる
- 【18-20】すべての中に一を見よ──統一を貫く智慧
- 【18-21】違いばかりを見る知は、分裂を生む
- 【18-22】狭く固執する知は、心を曇らせる
- 【18-23】果を望まず、心澄ませて行う──それが真の行為
- 【18-24】欲と我執に駆られた努力は、心を乱す
- 【18-25】見通しなき行動は、無知の業となる
- 【18-26】揺るがぬ意志で、淡々と果たす者こそ真の実践者
- 【18-27】激しさに駆られる行為者は、心の奴隷である
- 【18-28】心ここにあらずの働きは、魂を曇らせる
- 【18-29】知と意志にも、心の質が現れる
- 【18-30】本当の知性とは、すべきことを見極める力
- 【18-31】混乱した知性は、善悪を逆転させる
- 【18-32】闇に覆われた知性は、世界を逆さに見る
- 【18-33】揺るがぬ意志は、心と感覚を制する力
- 【18-34】執着に支えられた意志は、心を縛る
- 【18-35】頑なさは意志ではなく、無知のしがみつきである
- 【18-36】幸福は習慣の中に築かれ、苦を越えて現れる
- 【18-37】苦しみの先にある、魂の甘露
- 【18-38】快楽の始まりは甘くとも、終わりには心を蝕む
- 【18-39】楽を選び続けた者に、幸福は訪れない
- 【18-40】すべては性質に縛られて生きている
- 【18-41】本性に応じた働きが、真の役割を照らす
- 【18-42】知を護り、道を照らす者の条件
- 【18-43】守る者の美徳――勇気と統御のリーダーシップ
- 【18-44】支える者こそ、社会の根をなす
- 【18-45】自分の道にこそ、完成の種がある
- 【18-46】己の務めを捧げることが、最高の信仰となる
- 【18-47】不完全でも、自分の道を歩め
- 【18-48】煙に覆われても、火は火である
- 【18-49】執着を離れた心が、行為を超越する
- 【18-50】知の終着点は、真理との一致にある
- 【18-51】清き知性にて、感覚と欲望を離る
- 【18-52】静けさと節制の中に、真理は現れる
- 【18-53】“我”を手放したとき、宇宙とひとつになる
- 【18-54】平等と信愛の境地が、真の自由を導く
- 【18-55】真の理解は、愛から始まり、融合に至る
- 【18-56】行為の中にいながら、自由の境地に至る道
- 【18-57】行為を手放し、心を神に向けよ
- 【18-58】心を預ければ道は拓け、我執に従えば破滅する
- 【18-59】本性からは逃れられない──運命に背を向けることの空しさ
- 【18-60】本性に抗えば苦しみ、本性に従えば道が開ける
- 【18-61】主(神)は心の中に在り、すべてを動かす見えざる手である
- 【18-62】全身全霊をゆだねたとき、真の平安が訪れる
- 【18-63】知った上で選べ、最終の決断はあなたに託されている
- 【18-64】愛されているからこそ、最高の教えが授けられる
- 【18-65】真心を捧げよ、愛と信頼がすべてを導く
- 【18-66】すべてを手放し、心から委ねよ
- 【18-67】教えは、ふさわしき者にのみ託される
- 【18-68】最高の教えを分かち合う者こそ、神に至る
- 【18-69】最も愛される者、それは真理を伝える者
- 【18-70】学ぶことは、それ自体が神への供養である
- 【18-71】聞くことすらも、心を浄化する行為となる
- 【18-72】真の学びとは、迷いを超えることである
- 【18-73】迷いを超えて立ち上がる――実践こそが答えである
- 【18-74】偉大な対話は、魂を震わせる
- 【18-75】恩寵が開く、真理への扉
- 【18-76】真理との出会いは、何度でも魂を喜ばせる
- 【18-77】心を揺さぶるビジョンは、永遠の力となる
- 【18-78】真の導きと行動がある所に、必ず成功は宿る
人間(論語)
学而第一(がくじ だいいち)
学問と礼の重要性、学びの心構えについて述べる篇
- 1-1学びを悦ぶ。そして学びは真の成長を導く道である。●1_20250626
- 1-2家族を思う心が他者を思いやる「仁」の原点である。●1_20250626
- 1-3言葉と顔で飾る者に、真の徳は宿らない●1_20250626
- 1-4日々、己を省みる者は成長する(内省)●1_20250626
- 1-5人を動かす三原則は誠実・節度・適時●1_20250626
- 1-6礼・信・仁を行い、実践の上に学びを築く●1_20250626
- 1-7行動にこそ、学びの真価が現れる──知識よりも誠実な実践を●1_20250626
- 1-8威を保ち、誠を尽くし、誤りを恐れず改める●1_20250626
- 1-9終わりに敬意を、過去に感謝を──企業文化は“敬”から育つ●1_20250627
- 1-10温良恭倹譲 ― 導かれる人に備わる五つの徳●1_20250627
- 1-11継承とは、すぐに変えず、深く理解すること──志と行動にこそ本質が宿る●1_20250627
- 1-12和を尊び、礼で節する ― 親しき仲にもけじめあり●1_20250627
- 1-13約束は義に従い、敬意は礼に従ってこそ価値がある●1_20250627
- 1-14慎ましさと実行力が、学ぶ者の器をつくる●1_20250627
- 1-15境遇に惑わされず、道を楽しみ、礼を好む●1_20250627
- 1-16認められることを求めず、まずは人を見る目を養え●1_20250627
為政第二(いせい だいに)
政治の在り方、統治者としての心得について
- 2-1徳ある者が頂に立てば、自然と全体が整う●1_20250627
- 2-2心にまっすぐであれ ― 思無邪●1_20250627
- 2-3刑ではなく、徳で導く ― 恥を知ってこそ、秩序が生まれる●1_20250627
- 2-4人は節目を重ねて、自在へと近づく●1_20250627
- 2-5親を敬う心は、礼を尽くすことで形になる●1_20250627
- 2-6健康であること――それが親への最大の孝●1_20250627
- 2-7養うだけでは足りない ― 敬意があってこその孝●1_20250627
- 2-8顔に心を宿せ ― 孝は、しぐさと表情に現れる●1_20250627
- 2-9静かなる才は、目立たぬところに宿る●_20250627
- 2-10人を見抜くには、行動・動機・結果に目を向けよ●_20250629
- 2-11過去を学び、未来を照らす者が師となる●_20250629
- 2-12器のような人になるな ― 広く柔軟に生きよ●_20250629
- 2-13まず行動し、その後に語れ●_20250629
- 2-14人と広く交われ ― 利害だけのつながりに陥るな●_20250629
- 2-15学ぶだけでは足りず、考えるだけでも危うい●_20250629
- 2-16異端に走るな ― 基本を離れては害となる●_20250629
- 2-17「知っている」と「知らない」を、正しく区別せよ●_20250629
- 2-18よく聞き、よく見て、慎重に行う者に、自然と報いは集まる●_20250629
- 2-19正しき者を上に立てよ ― 人は誠実な者にこそ従う●_20250629
- 2-20上に立つ者が立派であれば、人は自然と従う●_20250627
- 2-21家を治めることは、国を治めることのはじまり●_20250629
- 2-22信と誠なくして、人は動かず●_20250629
- 2-23礼に現れる人の本質は、時代を超えて通じる●_20250629
- 2-24義を見て動かぬ者は、勇なき者である●_20250627
八佾第三(はちいつ だいさん)
礼楽(儀式と音楽)について、形式と本質の関係を論じる
- 3-1礼を踏みにじる者は、すべての秩序を壊す●1_20250627
- 3-2礼の分を越える者は、人の道を外れる●_20250629
- 3-3仁なき礼は空虚、徳なき音は響かず●_20250629
- 3-4形ではなく、心を尽くせ ― 礼の本質は誠にあり●_20250629
- 3-5秩序を失った文明は、未開に劣る●_20250629
- 3-6地位があろうと、礼を破る者は裁かれる●_20250629
- 3-7君子の競いは、礼に始まり礼に終わる●_20250629
- 3-8礼は内面を仕上げる ― 本質があってこその美しさ▲_20250629
- 3-9言葉に責任を持つには、証拠と裏付けが必要である▲20250629
- 3-10誠のない儀式は、形だけの空虚な所作にすぎない●_20250629
- 3-11伝統の本質を知る者にこそ、天下は治まる●_20250629
- 3-12見えなくとも、そこに在るものとして敬う ― まごころを尽くす祭祀の心●_20250629
- 3-13権力ではなく、天理に従え ― 媚びることでは何も守れない●_20250629
- 3-14過去をよく学び、未来を築く ― 周に学び、周に従え●_20250629
- 3-15真の礼は、「知っているふり」ではなく「たずねる誠実さ」にあらわれる●_20250629
- 3-16礼は力の誇示ではなく、心を尽くすものである●_20250703
- 3-17表面が廃れても、礼の心は守られるべきである●_20250703
- 3-18正しくあるなら、人の非難に惑わされるな●_20250703
- 3-19礼と忠が揃ってこそ、信頼ある関係が築かれる●_20250703
- 3-20喜びも悲しみも、節度があってこそ美しい●_20250703
- 3-21権力に迎合して軽口を叩くな ― 口は災いのもとである●_20250703
- 3-22偉業を成しても、品格の大きさは別の話である▲_20250703
- 3-23音楽は、心と社会の調和を映す鏡である●_20250703
- 3-24不遇とは、天が託した役割のあらわれかもしれない●_20250703
- 3-25音の美しさに、徳の善さが加わってこそ完全である●_20250703
- 3-26地位が高くても、心が伴わなければ見る価値はない●_20250703
里仁第四(りじん だいよん)
仁の実践、人との交わり方、人徳について
- 4-1仁ある場所に住まうこと、それが知の証●_20250703
- 4-2境遇に振り回されぬ心こそ、仁者の強さ▲_20250704
- 4-3心清き者のみ、人の善悪を見抜ける●_20250704
- 4-4志が仁に向かう者に、道を踏み外す心はない●_20250704
- 4-5名誉よりも仁を選ぶ、それが君子の生き方●_20250704
- 4-6本気で仁を目指す者は、行動でそれを証明する●_20250704
- 4-7過ちを見れば、その人の本質が見えてくる●_20250704
- 4-8道を悟ることができたなら、命の長さに悔いはない●_20250704
- 4-9志があるなら、外見や贅沢に惑わされるな●_20250704
- 4-10固執せず、義に従って柔らかく生きる●_20250704
- 4-11何を思い、何を重んじるかで、人の器は決まる●_20250704
- 4-12利己の行動は、人の心を遠ざける●_20250704
- 4-13形式よりも心――譲り合いの心なくして、礼は虚しい●_20250704
- 4-14評価や地位ではなく、ふさわしい人間になることに専念せよ●_20250704
- 4-15すべての道は「忠」と「恕」に通じる▲_20250704
- 4-16「正しさ」か「儲け」か――その視点が人の格を決める▲_20250704
- 4-17他人は鏡――善き人を学び、悪しき人に己を省みよ●_20250704
- 4-18諫めるにも礼あり――敬意をもって伝え、心を尽くす●_20250704
- 4-19親を思うとは、姿が見えぬときこそ心を通わせること●_20250704
- 4-20想いを受け継ぎ、すぐには変えない――それが孝のかたち▲_20250704
- 4-21親の年を知ることは、感謝と覚悟のあらわれ●_20250704
- 4-22言葉は軽く語るな――行いがともなってこそ意味がある●_20250704
- 4-23控えめであることは、最大の強さである●_20250704
- 4-24語るより、まず行う――行動が人を語る▲_20250704
- 4-25本物の徳は、人を引き寄せる力をもつ●_20250704
- 4-26忠告も度を越せば、関係を損なう●_20250704
公冶長第五(こうやちょう だいご)
優れた人材の登用について、弟子の評価など
- 5-1世間の評価ではなく、自分の信じた人を信じよ●_20250704
- 5-2人は人によって育てられる――学ぶに値する人が、己を磨く鏡となる●_20250704
- 5-3才能に満足せず、もっと高みを目指せ●_20250704
- 5-4言葉の巧みさより、誠実と中身を重んじよ●_20250704
- 5-5実力が伴うまで、焦らずに備えよ●_20250704
- 5-6勇気に火をつけるなら、まず薪を用意せよ●_20250704
- 5-7有能であることと、徳があることは別物である●_20250704
- 5-8自分を低く見るのではなく、正しく見て高みを目指す▲_20250704
- 5-9言葉ではなく、行いにその人の本質があらわれる●_20250704
- 5-10本当に強い人とは、我を捨てて信念を貫ける人●_20250704
- 5-11理想を語るな、理想に近づけ●_20250704
- 5-12高みに至るには、まず足元から――具体の実践が抽象を支える●_20250704
- 5-13知って満足するな、行ってはじめて身につく●_20250704
- 5-14身分を超えて学ぶ者こそ、真に優れた人物である●_20250704
- 5-15人の上に立つ者に求められる、四つの徳▲_20250704
- 5-16親しさの中にこそ、礼と敬意を忘れない●_20250704
- 5-17知とは、礼をわきまえることにあらわれる▲_20250704
- 5-18行動の美しさだけでは、仁者とは言えない●_202507045-
- 5-19思慮は大切、だが動かなければ意味がない●_20250704
- 5-20愚かに見える覚悟こそ、真の知者の証である●_20250704
- 5-21若者は原石――磨き育ててこそ、社会の宝となる●_20250704
- 5-22憎むべきは悪そのものであって、人ではない●_20250704
- 5-23正直さとは、融通のなさではなく、まごころの表れである●_20250704
- 5-24表と裏が異なるふるまいは、君子の道に反する●_20250704
- 5-25志を語ることで、自分のありたい姿を見つめ直す●_20250704
- 5-26自らの非を見て、心から悔い、改める勇気を持て●_20250704
- 5-27忠信だけでは足りない。学び続ける心が、真の成長と貢献を生む●_20250704
- 5-28
雍也第六(ようや だいろく)
孔子の弟子たちの人物評、資質と徳行の関係
- 6-1自分には慎みを、他人には寛大さを●_20250704
- 6-2怒りを他人に向けず、過ちは繰り返さない――真の学び舎は心にあり●_20250704
- 6-3金の使い方にこそ、人の品格があらわれる
- 6-4生まれではなく、自分の行いが自分を決める
- 6-5仁を持ち続けること、それこそが最も困難で尊い道
- 6-6人の力はそれぞれ異なる――だからこそ適材適所が必要だ
- 6-7断るべきときには、はっきりと断る――覚悟が人を動かす
- 6-8運命に逆らえなくとも、惜しむ心が人の情
- 6-9貧しくとも学びを喜び、志を曲げない――それが本当の賢さ
- 6-10「できない」のではなく、「やめている」――限界を決めているのは自分自身
- 6-11学びの目的は、世の中を良くするためにある
- 6-12人を用いるには、まずその人を見る目を養え
- 6-13真に偉い人は、自らの功績を誇らない
- 6-14見た目や口先だけでは、世の中を渡りきれない
- 6-15出口がわかっているなら、そこを通って出るのが道理だ
- 6-16見た目も中身も、どちらも揃ってはじめて真の教養人
- 6-17素直であること、それが人として生きる土台である
- 6-18知っているより、好きであること。好きより、楽しんでいること。
- 6-19土台なき上達はありえない――学びは基礎から
- 6-20正しいことを行い、見えないものに頼りすぎない。そして、損得よりも「先に難」を
- 6-21水のような知者、山のような仁者――どちらも人間の理想
- 6-22国も人も、少しの変化で理想に近づける
- 6-23形だけではなく、本質を保つ――本来あるべき姿を失うかれ
- 6-24善意も、冷静な判断と共にあってこそ本物である
- 6-25学びを広く、実践を丁寧に――それが人生を正しく導く
- 6-26世間の目より、自らの良心と天に恥じぬ行いを
- 6-27偏らず、過不足なく――中庸こそが最上の徳である
- 6-28自分がしてほしいことを、まず人に――それが仁の第一歩
- 6-29
- 6-30
述而第七(じゅつじ だいしち)
孔子自身の信念・学問姿勢・教え方について
- 7-1過去に学び、今に活かす。それが本当の知恵
- 7-2学び続け、教え続ける――それが自分の道
- 7-3日々、自分に問い直す四つのこと
- 7-4心ほどける場所を持ち、穏やかに生きる
- 7-5理想を夢にまで見るほどの熱意を、持ち続けたい
- 7-6志を立て、徳を守り、仁に生き、教養を楽しむ
- 7-7学ぼうとする姿勢があれば、教える側も応えるべき
- 7-8自ら求める姿勢がなければ、学びは始まらない
- 7-9心から人を思うなら、行動にも慎みが宿る
- 7-10衝動よりも、慎重な計画と実行を尊ぶべき
- 7-11富は天命。だからこそ、自分の信じる道を行く
- 7-12語るに慎むべきことがある。それは命と心に関わる領域
- 7-13心を揺さぶる芸術は、人の感覚すら変える
- 7-14義に悖(もと)ることには加担しない――それが孔子の信念
- 7-15正しき生き方にこそ、ほんとうの喜びがある
- 7-16易経は未来を知るためではなく、自分を正すためにある
- 7-17古典は人の心を養い、行いを正す土台となる
- 7-18学びに打ち込む心、それが私のすべてだ
- 7-19賢さは天性ではなく、学び続ける意志の賜物
- 7-20確かでないことは語らず、誠実な言葉を大切にする
- 7-21他人はすべて、自分を磨く鏡となる
- 7-22天命に生きる者は、何ものにも揺るがない
- 7-23隠さず、惜しまず、すべてを出し切って教えることが誠意
- 7-24人として大切な四つの柱を学び、実践する
- 7-25変わらぬ志と誠実な姿勢こそ、本物の生き方
- 7-26手段が正しくなければ、成果もまた正しいとは言えない
- 7-27創造の前に、学びと選択がある
- 7-28人は変わる。今この瞬間の意志を信じて向き合う
- 7-29「よくありたい」と思う心が、すでに仁への一歩
- 7-30沈黙と受容もまた、知者の姿勢である
- 7-31よいものに素直に感動し、喜びを共にする
- 7-32知っていることと、できることは違う――実践してこそ学びは活きる
- 7-33聖人になれずとも、学び続け教え続ける志こそ尊い
- 7-34本当に信じるなら、日ごろから誠を尽くすべき
- 7-35贅沢も倹約も、過ぎれば徳を損なう
- 7-36心に徳を持つ者は、おおらかで明るい
- 7-37真の人格者は、外は柔らかく、内に燃える火を持つ
泰伯第八(たいはく だいはち)
古代の聖人や歴史的人物への評価とその徳
- 8-1人知れず徳を実践する、その姿がもっとも尊い
- 8-2礼を忘れれば、すべては裏目に出る
- 8-3身体は親の贈りもの ― 最後まで大切に扱うことが孝の証
- 8-4死を前に語られた、為政者への三つの戒め
- 8-5成長に終わりはない
- 8-6君子とは、信じて託されるに足る人
- 8-7志を高く、心を広く
- 8-8人格は感性・理性・調和でつくられる
- 8-9信頼が組織と社会の基盤になる
- 8-10正しさも、過ぎれば乱となる
- 8-11才能があっても、人間性がなければ意味がない
- 8-12学ぶことを優先する心は、何より尊い
- 8-13正しき道を信じ、命をかけて貫く
- 8-14責任なき口出しは、慎むべき
- 8-15真によい音楽は、終わりまで心に響く
- 8-16誠実さを欠いた人間は救いようがない
- 8-17学びは、決して満ちることのない道
- 8-18真の偉大さは、声高には語られない
- 8-19偉大な統治は、自然の理(ことわり)に従うことから始まる
- 8-20国を治めるのは制度ではなく、人である
- 8-21私利より公益、自己より祖先と民
子罕第九(しかん だいきゅう)
孔子が滅多に語らなかった事柄とその理由など
- 9-1利を追うにも、心と天命が伴ってこそ価値がある
- 9-2本当にできる人には、どこか愛嬌がある
- 9-3礼は、意味を考えてこそ本物になる
- 9-4偉大さは、頑なさのなさに宿る
- 9-5天が託した道なら、誰にも消せはしない
- 9-6「多才」であることより、「志を貫く力」が尊い
- 9-7知らないことは多い。でも、今ある知を惜しまず伝える
- 9-8理想の世は来なくとも、志を曲げぬ覚悟がある
- 9-9相手の境遇に心を寄せる、それが本当の礼儀
- 9-10高みを仰ぎつつ、尽くしても尽くせぬ学びの楽しさ
- 9-11偽りの格式より、親しい者に看取られることを望む
- 9-12自分を磨き、良き出会いに備える
- 9-13君子が住めば、どこでも善き地となる
- 9-14本来あるべき姿に戻す。それが真の“正しさ”である
- 9-15特別なことはしていない。ただ、やるべきことをきちんとしている
- 9-16時は止まらない。だからこそ、前を向いて生きていく
- 9-17人は見た目に惹かれる。でも“徳”にもそれだけ惹かれていいはずだ
- 9-18あと一歩をやめるのも、自ら進むのも、すべては自分の意志次第
- 9-19学びとは、聞く情熱があってこそ深まる
- 9-20成長し続ける姿こそ、人の尊さを物語る
- 9-21芽が出ても、実を結ばなければ意味がない
- 9-22若い人には未来がある。だが、成果を出さねば意味はない
- 9-23「はい」と言うだけでは、何も変わらない
- 9-24自分に都合よく生きず、誤りを知ればすぐに正す
- 9-25志ある者は、誰にも心を奪われない
- 9-26比べるより、学びつづける姿勢が人を深くする
- 9-27本当に強いものは、冬になって初めてわかる
- 9-28知・仁・勇を備えた人は、迷わず、悩まず、恐れない
- 9-29一緒に学んでも、最後まで同じ道を歩めるとは限らない
- 9-30思いが真剣なら、距離なんて超えていける
- 9-31
- 9-32
郷党第十(きょうとう だいじゅう)
孔子の私生活、日常の礼儀作法やふるまい
- 10-1私的には控えめに、公では明確に発言する
- 10-2相手に応じて、話し方も変える
- 10-3礼儀は、心を動かす美しさになる
- 10-4宮殿では、一歩ごとに敬意を込めて
- 10-5信を預かる者の、重さを知る姿
- 10-6服装もまた、礼の一部である
- 10-7心と体を清め、神聖な場に臨む
- 10-8食の節度は、身と心を整える作法
- 10-9小さな所作にも、礼の心を宿す
- 10-10近しい場こそ、礼を忘れずに
- 10-11礼は、形だけでなく、誠意と正直さに宿る
- 10-12まず人の無事を問う
- 10-13敬は細部にあらわれ、忠は行動にあらわれる
- 10-14礼とは、知ったふりをせず、問いながら進むこと
- 10-15
- 10-16
- 10-17
- 10-18
- 10-19友との情は、かたちよりも心にこそ宿る
- 10-20くつろぎの中にも礼節を忘れない
- 10-21
- 10-22静かな所作に、心の落ち着きが宿る●_20250704
- 10-23進むにも退くにも、時を見極めて●_20250704
先進第十一(せんしん だいじゅういち)
弟子たちの能力評価、師弟関係、人間関係論
- 11-1洗練よりも、原点にあるまごころを
- 11-2心と才を備えし、孔子の十弟子たち
- 11-3理解が速すぎて、問いがいらない弟子
- 11-4家族への敬いは、沈黙にあらわれる
- 11-5言葉を慎む者は、信頼に値する
- 11-6学を愛した者、早逝にして今はなし
- 11-7儀礼よりも、心から尽くすこと
- 11-8天に見放されたと思うほどの悲しみ
- 11-9慟哭は、真に愛した者のために
- 11-10葬儀に大切なのは、形式よりまごころ
- 11-11まず生を学びて、死を語るなかれ
- 11-12弟子たちの姿に喜び、未来に案じる
- 11-13寡黙でも、言えば核心を突く者
- 11-14才能はある、しかし完成にはまだ至らず
- 11-15極端に走れば、それもまた未熟
- 11-16正義を曲げてはならぬ――弟子でも厳しく戒める
- 11-17欠点を知ることは、その人を育てる出発点
- 11-18天命に従う者と、自ら動く者――どちらも道に生きている
- 11-19善良さだけでは、道の奥にたどりつけない
- 11-20言葉が立派でも、心まで立派とは限らない
- 11-21性格に応じて導く、それが本当の教え
- 11-22師を残して、弟子が先に死ねようか
- 11-23忠臣を使いこなせぬ者に、彼らの価値はわからない
- 11-24言葉巧みに正当化するな――真の学びは軽くない
- 11-25志は人それぞれ、師はそれを温かく見守る
- 11-26
顔淵第十二(がんえん だいじゅうに)
理想の政治と君子のあり方、仁の具体的実践
- 12-1仁とは、自分に克ち、礼に立ち返ること
- 12-2仁とは、相手を敬い、自分の望まぬことを他人にしない思いやり
- 12-3仁の人は、行いが先。言葉は慎み、重みをもって語る
- 12-4己に恥じることがなければ、憂いも恐れもない
- 12-5運命を嘆かず、礼をもって人に接すれば、すべての人が兄弟となる
- 12-6静かに浸み込む悪意にも動じない者こそ、真の聡明である
- 12-7国を支えるのは、信義と道徳である
- 12-8中身も外見も、共に備わってこそ君子である
- 12-9民が潤えば、君も潤う。政治の本質は民を先に立てること
- 12-10まごころと信義を土台に、道理をもって迷いを超える
- 12-11名にふさわしいふるまいが、秩序と信頼をつくる
- 12-12裁きに必要なのは、誠実・迅速・一貫した判断である
- 12-13裁くより、争いのない世をつくることが理想である
- 12-14立場を得たなら、倦まず励み、まごころを尽くせ
- 12-15学んで実践し、礼をもって己を律すれば、道を踏み外さない
- 12-16君子は他人の美を育て、悪には加担しない
- 12-17政治とは、自ら正しくあろうとすることから始まる
- 12-18私利を求めぬ政治が、社会の乱れを正す
- 12-19上に徳あれば、下はこれになびく。殺すより、導く政治を
- 12-20名声より中身。達人とは、内に徳を備えた人のこと
- 12-21義を先にし、利を後にすれば、徳は高まる
- 12-22上に立つ者の徳が、社会全体を正す力となる
- 12-23友のための忠告は、誠を尽くしつつ、引き際も心得よ
- 12-24学びを通じて交わる友こそ、仁を育てる力になる
子路第十三(しろ だいじゅうさん)
忠と信、国家と個人の関係、弟子たちとの問答
- 13-1信頼される政治には、率先と継続の力が要る
- 13-2人を活かせば、人が集まる
- 13-3言葉が乱れれば、すべてが乱れる
- 13-4すべてを自分でやるな、信と礼が人を動かす
- 13-5学びは実践してこそ意味がある
- 13-6行動こそが、最も雄弁な命令である
- 13-7血を分けた国、似た者同士の政治の行方
- 13-8「ちょうどよい」と思える心が、人生を豊かにする
- 13-9数より質へ、豊かさより徳へ
- 13-10志ある者に、機会を与えよ
- 13-11善なる政治が続けば、刑罰はいらなくなる
- 13-12本当に良い政治も、花開くには三十年かかる
- 13-13己を正せぬ者に、人は導けない
- 13-14公(おおやけ)と私(わたくし)を混同するな
- 13-15一言が国を興し、一言が国を滅ぼす
- 13-16よい政治とは、近くを喜ばせ、遠くを惹きつけること
- 13-17急ぐな、小利に迷うな――大きな道を見失わないために
- 13-18人情にかなう「正しさ」こそ、本当の正直
- 13-19慎み・真面目さ・まごころを携えて、どこにいても仁を行う
- 13-20志をもって生きる、それが「士」である
- 13-21中道の友を得られぬなら、志ある者・節ある者と歩む
- 13-22心が定まらぬ者は、何をなしても人に信頼されない
- 13-23調和はしても、迎合はしない
- 13-24評判よりも、誰からどう思われているかを大切に
- 13-25君子の下では働きやすく、小人の下では働きにくい
- 13-26落ち着きは、いばりとは違う
- 13-27飾らず、ぶれず、静かに強く――そういう人は「仁」に近い
- 13-28熱意と優しさをもって、人と共に高め合う
- 13-29教養なき兵に、真の強さはない
- 13-30教えずして戦わせるな――それは捨てるのと同じ
憲問第十四(けんもん だいじゅうよん)
様々な道徳的問いに孔子が答える形の教え
- 14-1世が正しくなければ、正しく食ってはならぬ
- 14-2欲を抑えるだけでは、仁には届かない
- 14-3志ある者は、安逸を求めない
- 14-4正義の世では堂々と、乱れた世では賢く控える
- 14-5言葉は徳のあらわれであって、徳そのものではない
- 14-6ことさらに語らずとも、徳のある者には伝わる
- 14-7仁は、志をもってこそ近づける
- 14-8本当に愛するなら、あえて苦労させよ
- 14-9優れた成果は、一人ではなく“チームの力”から生まれる
- 14-10評価される人、語られない人――沈黙が語ることもある
- 14-11貧しさの中で心を保つことこそ、最も難しい
- 14-12人にはそれぞれの“器”がある
- 14-13完成された人格は、徳・才・礼が調和してこそ
- 14-14評判は真実の一面、だがすべてではない
- 14-15言葉が控えめでも、態度に強引さがあれば信はない
- 14-16謀略よりも、正道に立ってこそ真の覇者
- 14-17忠義だけが“仁”ではない。大義のために生きる仁もある
- 14-18小さな忠義よりも、天下を安んずる大きな仁
- 14-19自分の地位を脅かすことを恐れず、有能な者を引き立てる
- 14-20組織の継続は、トップの徳より現場の人材
- 14-21大言壮語に恥じぬ者は、実行とは無縁である
- 14-22正道を貫くこと、それが臣としての責務である
- 14-23誠実に仕えることが、まっすぐな進言を可能にする
- 14-24志ある者は向上し、利を追う者は堕落する
- 14-25学びの本質は「内に向かう心」
- 14-26使者とは、主の顔であり、己の力を問われる役職である
- 14-27立場をわきまえる者こそ、信頼される
- 14-28君子は「立場」をわきまえる
- 14-29言葉が行いを越えるとき、それは恥である
- 14-30向上の道にある者は、常に「足りぬ」と思う
- 14-31批評より修養を――君子は評価より実践に努める
- 14-32評価を求めず、実力を磨け
- 14-33疑わずに信じ、見抜く力を持つ者こそ真の賢者
- 14-34世に仕えようとするのは、自己主張のためではない
- 14-35生まれつきより、鍛え上げた徳をこそ評価せよ
- 14-36恩には恩を、怨(うら)みには正しさをもって返す
- 14-37運命を責めず、人を責めず、自らを磨き続ける
- 14-38悪意に動じず、ただ“道”を信じて歩む
- 14-39賢者は、時を見て退く
- 14-40できるかどうかではなく、「やるべきかどうか」で動く
- 14-41融通もいいが、志を捨てては生きる意味がない
- 14-42哀しみに礼をもって応える――死を悼むことで政治も整う
- 14-43礼を重んじる者のもとに、人は自然とついてくる
- 14-44自分を磨くことが、世を照らす第一歩
- 14-45時には厳しく叱ることも“仁”のかたち
- 14-46人は、急いで大人になろうとせず、礼から学ばねばならない
衛霊公第十五(えいれいこう だいじゅうご)
当時の政治・諸侯・人物に関する見解
- 15-1困っても取り乱すな。必ず道は開ける
- 15-2本質を貫く
- 15-3相手の状態に適切な愛ある励ましをしたい
- 15-4人材をうまく機能させれば天下は治まる
- 15-5誠実な言葉とまじめな行いによって思い通りになる
- 15-6信念を貫く者、時を見て動く者 —— どちらも尊い
- 15-7人をよく選んで話せ —— 信頼と沈黙を見極める知恵
- 15-8仁の道は我が身より尊い時がある —— 命より大切なもの
- 15-9師と友をよく選んで仁を磨け —— よき人間関係が、自分をつくる
- 15-10過去を含め、各国のよいところを学んで取り入れる
- 15-11先のことを見通し配慮しなければならない
- 15-12徳よりも色が好きな人ばかりというのは困ったことだ
- 15-13優秀な人を推せんするのも上の位の者の務めである
- 15-14自分に厳しく、他人に優しく
- 15-15問題意識のない者は教えようがない
- 15-16時間を無駄にするな
- 15-17君子は誠実に義を成し遂げる
- 15-18いつも自分のことを反省しろ
- 15-19死んでから評価されるようにがんばりたい
- 15-20君子は何事も自分に原因があると反省する
- 15-21君子は泰然と生きる
- 15-22君子は見た目だけでは判断しない
- 15-23他人の心を自分の心のように推しはかって気を遣え
- 15-24軽々しく人をそしったり、ほめたりしない
- 15-25よい風習は残していきたい
- 15-26小さなことをがまんできなければ、大きな目的は達成できない
- 15-27自分で必ず確かめる
- 15-28道(道徳)は自分次第である
- 15-29本当の過ちとは過ちを改めないこと
- 15-30先達や他人に学んで進歩する
- 15-31学問ができるようになれば、食(職)は向こうからやってくる
- 15-32人の上に立つ者は知慮に優れているだけではいけない
- 15-33小さな事ができなくても悔やむことはない
- 15-34もっと積極的に仁の道に進もう
- 15-35仁の実践においては、師に遠慮してはいけない
- 15-36正しい道理のことについては譲らなくていい
- 15-37まずは自分の仕事をきちんとする
- 15-38教育で人は違ってくる
- 15-39価値観、信条の違いは埋まるものではない
- 15-40相手によく理解できない言葉や文章はよくない
- 15-41身体の不自由な人への心くばりがそのまま作法となる
- 15-42
季氏第十六(きし だいじゅうろく)
礼の形骸化と儒家批判、権力者への風刺
- 16-1職務に全力を尽くし、余計な言い訳はやめよう●_20250702
- 16-2政(まつりごと)の筋を正さねば、国は乱れる●_20250702
- 16-3権力の筋を外せば、いずれ衰える●_20250702
- 16-4友を選ぶことは、自分の人生を選ぶこと●_20250702
- 16-5何を楽しむかで、その人の未来が決まる●_20250704
- 16-6目上の人と話す時こそ、言葉に慎みを●_20250704
- 16-7年齢によって、戒めるべき欲望は変わる●_20250704
- 16-8敬意なくして、人は徳を積めない●_20250704
- 16-9学ばぬ者は、救いようがない●_20250704
- 16-10君子の品格は「九つの思い」から生まれる●_20250704
- 16-11志を貫く人は多く語られるが、ほんとうに実行する人は少ない●_20250704
- 16-12富は一時、徳は永遠●_20250704
- 16-13君子の愛は公平で、私情に流されない●_20250704
- 16-14呼び方には、その人と立場への敬意が宿る●_20250704
陽貨第十七(ようか だいじゅうしち)
悪政や奸臣への警戒、弟子への教訓など
- 17-1無礼に怒らず、機転と柔らかさでかわすのが君子の器
- 17-2才能の差より、学びの差が人を分ける
- 17-3変われるか否かは「学ぶ意志」にかかっている
- 17-4正論に耳を傾け、素直に認めることが君子の器
- 17-5理想を実現する場があるなら、ためらわず飛び込め
- 17-6「仁」とは、五つの徳を実践すること
- 17-7諌めの言葉に耳を傾けつつ、自らの信念も貫く
- 17-8徳は、学んでこそ本物になる
- 17-9詩を学べば、心と教養が深まる
- 17-10基本を学ばなければ、その先は見えない
- 17-11礼や音楽の本質は、形ではなく「心」にある
- 17-12見かけ倒しの人間は、内実のないこそ泥と同じ
- 17-13八方美人は、徳を損なう“偽善者”である
- 17-14うわべの知識を流すだけでは、徳を捨てるのと同じ
- 17-15志の低い人物と共に働けば、身を滅ぼす
- 17-16欠点にも“美質”があった時代を忘れてはならない
- 17-17口先と笑顔だけの人に、真の「仁」はない
- 17-18正しいものがゆがめられ、悪が力を持つことを憎む
- 17-19教えは、言葉よりも“姿”にあらわれる
- 17-20会わないことにも、教えと意図がある
- 17-21喪とは形式ではなく、親への深い恩に応える“心の時間”
- 17-22働かず、学ばず、考えず ――それは人として最も惜しい生き方
- 17-23勇気は「義」によって初めて価値あるものとなる
- 17-24君子であっても、憎むべき者はいる――“憎しみ”の背後にある倫理
- 17-25教養も節度もない者は、近づいても遠ざけても難しい
- 17-26四十にしてなお人に嫌われる者は、もう改まりようがない
微子第十八(びし だいじゅうはち)
隠遁した賢人たちへの評価、道を守る覚悟
- 18-1仁の実践にはいろいろなやり方がある●_20250627
- 18-2今の場所でがんばってみる(正しい道を通すことをあきらめない)●_20250628
- 18-3まずは待遇よりも志があるかが大切だ●_20250702
- 18-4政治よりも美女を好む主君には仕えない●_20250702
- 18-5批判する者には自分の思いを語りたい●_20250702
- 18-6志を語り合い、世を共に生きる覚悟●_20250702
- 18-7乱世にあっても、志の義を捨てない●_20250702
- 18-8志に生きるにも、時と理に応じて歩む●_20250702
- 18-9政が乱れれば、文化もまた離れていく●_20250702
- 18-10理想のリーダーに求められる四つの心得●_20250702
- 18-11盛徳の世には、才徳の士が集まる●_20250702
子張第十九(しちょう だいじゅうきゅう)
子張と他の弟子たちの問答、学びの心構え
- 19-1機に命を惜しまず、利に義を問う。これぞ士の道
- 19-2徳は広く、信念は深く。中途半端では道は成らない
- 19-3交わりは選別よりも包容。君子の姿勢は人を閉ざさない
- 19-4小さな技より、大きな道。君子は本筋を見失わない
- 19-5毎日一歩、毎月振り返る。それが本当の学び好き
- 19-6広く学び、深く志し、熱心に問うて、身近に考える。仁はそこに宿る
- 19-7君子も職人のように、ひたむきに道を究める
- 19-8君子は過ちを飾らず、小人は過ちを取り繕う
- 19-9君子は威厳・親しみ・厳正の三つを兼ね備える
- 19-10信なくして、導きも忠告も届かない
- 19-11礼儀の形より、心の根本を忘れない
- 19-12人には人の道の歩み方がある。君子の教えは一様ではない
- 19-13実務と学びは車の両輪。余力あるときに互いを磨け
- 19-14喪には形式よりも、心からの哀しみを尽くすことがすべて
- 19-15才能があっても、誠と情がなければ仁には至らない
- 19-16見た目は立派でも、内面が伴わなければ共には歩めない
- 19-17真の感情を尽くせるのは、ごく限られたとき――親を失ったとき
- 19-18本当の孝とは、父の人を用い、父の方針を継ぐことにある
- 19-19人を裁くときこそ、哀れみの心を忘れてはならない
- 19-20身を置く場所が、評判を決める。君子は悪名の集まる所を避けよ
- 19-21君子の過ちは隠さず、改めることで信を得る
- 19-22学びは人からも、時代からも、あらゆるところから得られる
- 19-23孔子の偉大さは、簡単に見えるものではない
- 19-24真に偉大な存在は、悪口では曇らない
- 19-25孔子の偉大さは天に昇るほど。私など到底及ばない
堯曰第二十(ぎょうえつ だいにじゅう)
堯の言葉に始まる、徳と天命に関する教えの集大成
- 20-1権力者に求められるのは、徳と責任の覚悟●_20250627
- 20-2
- 20-3
- 20-4政を担う者は、徳で導き、悪を避ける●_20250627
- 20-5真の君子に必要な「三つの知」●_20250627
人間(孟子)
- 利益を求める前に、仁義を貫け●_20250602
- 利を先にすれば、やがて国が滅ぶ●_20250602
- 真の仁義は、人を見捨てず、忠を尽くす=徳治の実践原理●_20250602
- 賢くあってこそ、真の楽しみがある●_20250602
- 人とともに楽しむ者こそ、真に楽しめる●_20250602
- 独りの楽しみには、本当の喜びはない●_20250602
- 善意だけでは民はついてこない●_20250602
- 五十歩百歩――本質が同じなら違いはない●_20250602
- 王道とは、民の生を養い、死を悼む道である●_20250607
- 民の暮らしを満たせば、王者の道は自然と開ける●_20250608
- 民の死を自らの責任とみなす王に、人は自然と集まる
- 政治で民を殺すのは、刃で殺すのと同じである
- 飢える民がいる限り、王は民の父母とは言えない
- 生きた民を飢えさせる政治は、人形よりも残酷である
- 仇を討って恥を晴らしたい――それは本当に「王の道」か?
- 小国でも、仁政を行えば大国に勝つ
- 仁ある者には、敵などいない
- 天下を得るのは、仁を好み、人を殺すことを憎む者である
- 民は、仁ある王を水のように自然に求める
- 知りたいことではなく、知るべきことを話す――孟子の対話術●_20250608
- 相手の心に“仁”を見つけ、それを伸ばすのが本当の導き
- 自分の“良心”を肯定されたとき、人は耳を傾け、笑顔になる●_20250608
- たとえ一つで、人の心は解きほぐれる
- 「できない」のではない。「やろうとしない」だけである●_20250608
- やらないことを「できない」と言ってはならない
- 思いやりは「内から外へ」――そして、常に自分の心を測り直すこと
- 木に登って魚を捕ろうとするような、誤ったやり方では何も得られない
- 誤った手段は成果を遠ざけ、やがて破滅をもたらす
- 仁政を行えば、天下は自然と集まる
- 安定した暮らしがなければ、安定した心も育たない
- 教育や道徳の前に、まず民を飢えさせないこと
- 豊かな生活基盤と教育が、王者への道をつくる
- 音楽を愛する王は、民を和らげ、国を治める道を開く
- 一人で楽しむより、皆で楽しむ音楽に心が向くなら、その王は仁政に近づいている
- 自分だけが楽しむ王に、民は苦しみを覚える
- 民と喜びを共にする者こそ、真の王に近づく
- 民と共に使えば「小さい」と言われ、独占すれば「大きすぎる」と非難される
- 民の声は誤らない——その不満には理由がある
- 仁者は天を楽しみ、智者は天を畏れる——礼をもって交わる者が国を保つ
- 刀に手をかけるのは匹夫の勇、民を安んずるのが王者の大勇
- 大勇とは、天下の横暴を怒り、民を救う決意である
- 民と喜びも悲しみも共にする王こそ、王道を歩む者である
- 君主の遊びもまた、民のためにある——それが先王の姿である
- 流連荒亡に溺れるか、先王の道を歩むか——王自身が選ぶべきである
- 諫言は責めではなく、共に喜ぶための忠誠のしるし
- 明堂を壊すか残すか、それは“王道を行う覚悟”があるかどうかで決まる
- 仁政の出発点は、弱き者を思いやる心にある
- 財貨を好むならば、民とともに好め——そこに王者の資格がある
- 好色もまた人の本性——それを民と共にすれば、王者の道を妨げはしない
- 国を治める責任から逃れることはできない
- 人事は信頼の基盤、軽んじれば国は揺らぐ
- 「賢人」の評価は、民の声と自らの目で定めよ
- 王の資格を失えば、ただの一人の人にすぎない
- 正しい道は、都合で捨てるものではない
- 戦で勝ったからといって、奪ってよいとは限らない
- 民の心が伴わぬ統治は、必ずや災いを呼ぶ
- 正義ある統治に、恐れは要らぬ
- 戦の勝利ではなく、仁政こそが真の支配の鍵
- 心が離れた軍は、いくら兵を揃えても勝てない
- 結果に怒る前に、自らを省みよ
- 小国が生き残る道は、民とともに仁を守ること
- 善を貫くことが、未来をひらく道となる
- 自らを守るために、民を犠牲にしてはならない
- 軽々しく周囲に流される者に、リーダーの器はない
- 間違いを正すには、知と礼を尽くした言葉で
- 人の思惑を超えて、すべては天のなすところ
- 人を安易に評価してはならない:本質は立場ではなく志に宿る
- 歴史を見抜く眼を養う:名声の陰にある“志の到達点”を見よ
- 英雄の業績は「時代と環境」によって制約される
- 好機を逃すな:行動には「時の勢い」が不可欠である
- 苦しむ民には仁が沁みる:徳は、最も速く伝わる力である
- 心の成熟が、行動に静けさを与える●_20250608
- 恐れなき心は鍛えることができる●_20250608
- 真の勇とは「自らに問うて正しければ恐れず進む」ことである
- 志が正しければ気は従う。しかし、気もまた人を動かす
- 浩然の気:天地に満つる、義の積み重ねから生まれる力●_20250602
- 言葉を知るとは、その人の心を見抜くことである●_20250602
- 「聖人」など思いもよらぬこと――称賛されてもおごらぬ心●_20250602
- 偉人を分けて比べるなかれ――人の価値は簡単に測れるものではない
- 時と場を見極め、柔軟に道を歩む――それが孔子の生き方
- 唯一無二の存在、それが孔子である
- 同じ人間とは思えぬほど――孔子の徳の高さと、時代を越える存在感
- 人の上に立つ者よ、力でなく徳で人を服せよ
- 侮られたくないなら、まず己を治めよ●_20250608
- 禍も福も、自分の行いが招くもの
- 民が悦ぶ国づくりとは、軽い税と公正な人材登用から始まる
- 民に慕われれば、敵などいなくなる
- 人には誰しも“忍びざるの心”がある
- 惻隠の心なきは人にあらず
- 四端は徳の芽――拡げ育てれば、天下をも保てる●_20250608
- 技術は人を作る。ゆえに職は慎んで選べ
- 仁に生きることは、最も誇り高き選択である
- 他人を責めず、己に返れ
- 善を共にすること、これ君子の最上の道●_20250608
- 人との関わりは、徳をもって選べ●_20250609
- 「汝は汝、我は我」
- 君子の道は「潔癖すぎず、放縦すぎず」●_20250608
- 有利な時期や地の利よりも、人の心がひとつになる力が勝る
- 道を貫く者には人が集まり、信を失った者は孤立する●_20250608
- 状況に応じて、礼を守るためにあえて仮病を使うこともある●_20250608
- 形式ではなく、筋を通すために「意地」を張るときもある
- 真の敬意とは、信念に裏打ちされた言動にあらわれる
- 人の価値は地位ではなく、徳の高さで測られる
- 真のリーダーは、師を呼びつけず、学びに赴く謙虚さを持つ
- 援助を受けるかどうかは、金額ではなく、関係性と状況によって判断する
- 君子は、必要な支援は受けても、私利のための金品には屈しない
- 小さな役目でも怠れば処罰される。それ以上の立場なら、なおさら責任は重い
- 自分に任された人々が苦しんでいるなら、それを見過ごすのもまた罪である
- 相手を責めず、気づかせることで自覚と反省を引き出すのが、賢者の話術
- 自分の立場をわきまえ、理にかなった自由な進退を貫く
- 人には役割があり、それを越えて干渉しないこともまた賢さである
- 本当に尊敬できる師とは、疑問をぶつけることのできる相手である
- 葬儀は形式ではなく、親を思う子の心を表すものである
- 個人的な問いであっても、道に背くことにははっきりと異を唱える
- 言葉には責任が伴う──問われた場に応じて語るべき「道理」の重さ
- ごまかしの弁解は、真の反省を遠ざける
- 過ちを認めて改めるのが君子であり、それを誤魔化すのは小人である
- 人を変えようとする努力にも、見切りをつける覚悟が必要である
- 志を金銭で買おうとすることこそ、最大の侮辱である
- 市場とは本来、公平な交換の場であり、独占は社会を壊す
- 誠意は言葉ではなく、行動と覚悟で示すもの
- どんなに誠を尽くしても、悪く言う者は必ず現れる
- 志を果たせず去る時も、礼と敬意を失わないのが君子の道
- 志ある者は、憂うことはあっても、不機嫌にはならない
- 志が定まらないうちは、禄(ろく)を受け取るべきではない
- 大きな志を持ち、初めに大いに奮発せよ
- 親を失ったとき、心を尽くす礼で応える
- 真に改めるには、己を変え、先例を超える覚悟が要る
- 徳は風のように下を動かす。始まりはすべて自分から
- 真心を貫けば、人の心は自然と動く
- 民の生活を安定させよ。道徳はその上に成り立つ
- 税は民の苦しみに寄り添ってこそ、仁政となる
- 教えを興し、国を新たにせよ。仁政の完成は文化にあり
- 人は互いの役割で生きる。仁政は仕組みと信頼から始まる
- 制度は設計だけでなく、実践で完成する
- 良き政治には人が集まる。徳ある君主のもとにこそ
- 思想を軽々と乗り換えるな。学びには深き根を持て
- 人は一人で生きられない。社会は互いに支え合っている
- 政治は分担で成り立つ。心を労する者、力を労する者
- 現実には、耕したくても耕せない時がある
- 衣食が足りて初めて、教えが活きる
- 天下のために人を得る。これが最大の「仁」である
- 師を裏切るな。真の学びは忠と信から生まれる
- 師を慕うとは、形ではなく心で続けること
- 変わるなら、正しい方向へ。進むべきは高きところ
- 平等とは、差を認めることから始まる
- 他の思想に向き合い、正しさをもって論破せよ
- 思想に軸がなければ、行動はぶれる
- 道理にかなった真心は、人の心を動かす
- 正しさを貫く覚悟は、礼を守るところにあらわれる
- 曲げた己には、他人を正す力は宿らない
- 真の大丈夫は、仁・礼・義を貫く人
- 真の君子は、仕えるべき君を待ち続ける
- 士が位を失うとは、国家が祀りを失うこと
- 道に背いた仕官は、恥ずべき近道
- 士が受ける食禄に価値はあるのか
- 志にではなく、成果に報いる
- 王道とは、民のために正義を貫くこと
- 民が望んだ征伐、それが王道の戦い
- 王道は、武力を超えた徳の力で民を動かす
- 君主の徳は、身近にいる人の徳によって決まる
- 誇りと節義を守ることが、君子たる者の基本
- 間違いと知ったなら、すぐに正すのが義である
- 弁論は好みではなく、時代の混乱が求める応答である
- 正しき王道は、乱世の中から誕生する
- 筆の力で世を正す ― 孔子が『春秋』を記した理由
- 世に乱説あふるるとき、正しき道を守る者が要る
- 天命を受け継ぎ、聖人の志を継ぐ者として
- 見た目の節操より、その本質を問え
- 真の節操とは、人倫を尊び、情理をわきまえること
- 正しい政治は、先人の道を実践してこそ成り立つ
- 才能を尽くし、規範に学ぶ。そこに真の知恵が宿る
- 上に立つ者には、徳がなければならない
- 悪しき前例はすぐそばにある。君主こそ、仁を学ばねばならない
- 不仁を好みながら滅亡を恐れるのは、酔いを嫌って酒を飲むようなもの
- すべては己に反(かえ)って求めよ。心を正せば、天下は自然と従う
- 天下の根は己にあり。まず自らを正すことがすべての始まり
- 徳は水のごとく、身を正せば自然と広がる
- 道あるところに徳の序列が生まれ、道なきところに力の序列が生まれる
- 天命は徳ある者に降り、仁には誰も敵わない
- すべての滅びは、自らの行いに始まる
- 天下は「民の心」から始まる。信なくして統治なし
- 仁は備えるもの。備えなければ、時が来ても手遅れになる
- 自暴自棄は、心の崩壊から始まる
- 大切なことは、いつも目の前にある
- 誠を尽くせば、必ず人の心は動く
- 長老を敬う者のもとに、天下の人は帰する
- 君主に媚びて民を苦しめる者は、最も重い罪を負う
- 瞳は心の鏡である。人の本心は、目にあらわれる
- 真の「恭」と「倹」は、内からにじみ出るもの
- 天下は手で救えぬ。救うべきは「道」によってである
- 親子に最も必要なのは「恩愛」であり、「正しさ」ではない
- 仕えることの根本は「親に仕える」ことであり、守るべきものの第一は「自分の身」である
- 親に仕えるとは、身体を養うだけでなく、志を汲んで満たすことである
- 国を正すには、まず「君」を正せ。その力は、大徳の人物にしかない
- 評判は風のようなもの。誉められても驕らず、けなされても挫けず
- 実行する覚悟なき言葉に、重みはない
- まだ道を極めてもいないのに、すぐ“先生ぶる”ことこそ、人間の大きな落とし穴
- 愛弟子でも、礼を欠けばきちんと叱る。それが本物の師の姿
- 聖賢の道を学んだ者が、ただ“食べるため”に従うとは情けない
- 親不孝の最大は「子を残さぬこと」――血の断絶は家の断絶
- 孝と悌――その喜びは、やがて「手の舞い足の踏むところを知らず」へと至る
- 親に認められぬ成功は、草やあくたと同じ――「大孝」は家庭と天下の両立にある
- 昔から正しい道を行うことは変わっていない
- 大局的に考え実践することも忘れたくない
- 自分の相手の見方次第で相手も変わる
- 君の礼遇が厚いと臣もそれに応えるようになる
- 仇やかたきと思われる君主となってはいけない
- 大きな問題のある君からは去る
- トップが立派な人であれば国や組織も良くなる
- 本当の礼、本当の義がわかる人間になる
- 徳や才能は人のために役立つために与えられている
- 人には、してはならないことがある
- 人の悪口を言うのは楽しいかもしれないが、後の患いもあるのでほどほどにする
- 孔子は中庸の人であった
- 大人は「言うこと必ず信、行うこと必ず果」と決めつけない
- 大徳の人は赤ん坊のような純真さを失わない
- 親孝行は当たり前のことであり、親の葬儀は大事な節目である
- 自得したことが何をするにも根源となる
- 詳しく学ぶのは、正しい要点を理解するためである
- 人を服させたいという私心から善を施しても王者にはなれない
- 賢者が登用されないのは不吉なことである
- 君子は自分の実力以上の名声、評判を恥じる
- 仁義の有無が鳥、けものと人間の異なる点である
- 旨酒を憎んで善言を好む
- 『春秋』は孔子の大義名分
- 孔子に私淑する
- 大義の勇と匹夫の勇
- 歴史上のことを挙げて会話を楽しむ
- 生まれつきの美人才人より、生まれてからの磨きが大切である
- 過去の経験、事実を正しく素直に見る
- 礼はおべっかに優先する(孟子の意地)
- 人を愛する者は常に人に愛される
- 君子には終身の憂いはあっても一朝の患いはない
- 立場が変わって違うことをやっても道は同じである
- 自分の正しい評価基準を持つ
- 善を責むるは朋友の道なり
- 自分の先師筋の思考をよく知る
- 自分の先師筋の行動をよく理解する
- 聖人といわれる人も同じ人間である
- 富貴利達ばかりを求めて生きる人にはなりたくない
- 親を怨むことなく、なお慕う――舜のまごころ
- 目をくらませる富貴の幻想――その背後にある恥を知れ
- 親に愛されずとも、なお慕う――舜に見る「大孝」の心
- 人としての道を守るため、時に「告げない勇気」も孝の一つ
- 殺意さえも超える情――兄弟を憂い、兄弟と共に喜ぶ舜の心
- 君子は道に従って信じ、偽らずに喜ぶ
- 君子は、怒りも怨みも留めぬ――弟を富貴にする「真の親愛」
- 親しみを絶やさず、権力は預けず――仁義を成すための聖人の知恵
- 「二人の天子」はありえない――天下安んじるための秩序と理
- 言葉に囚われず、心で読む――『詩経』の真意を汲み取ること
- 天下は授けるものにあらず――天は言わず、行いで応える
- 民が望むところに天意が宿る――舜の即位と天命の可視化
- 天下は「子」か「賢」か――天が選ぶのはその時ふさわしき者
- 天命は人の力を超えて働く――徳のみでは天下を得られぬ理由
- 位を譲るも、継がせるも――すべては天の義にかなう道
- 義に非ずんば取らず――伊尹に見る「志の潔さ」
- 先覚者とは何か――義のために世に出る決意
- 世を正すには、まず己を正す――潔き身こそ聖人の根本
- 礼と義をもって仕え、天命を待つ――孔子の潔い進退
- 人の価値は、誰と交わるかで見えてくる
- 検証なき噂は信じるに足らず――百里奚の「賢」と「恥」をめぐって
- 伯夷の風に触れれば、誰もが心を正す
- 先覚者として生まれた使命を果たす――伊尹の自覚と責任
- 他人がどうであれ、自分の道を正しく歩む――柳下恵の潔い生き方
- その時その場にふさわしく――孔子の柔らかな進退の道
- 清廉・責任・調和――すべてを調和した聖人、孔子こそ「集大成」
- 技と徳、始まりと終わり――孔子は集大成のリーダー
- 歴史の破棄は制度の崩壊につながる――孟子の嘆き
- 権威と秩序を生む階層制――周の爵位制度の合理性
- 土地が示す政治秩序――徳と位に応じた領土制度
- 序列と職責に応じた報酬――周制に見る“正当な格差”の設計
- 小さな国でも秩序は守られる――伯の国における格差と保障の調和
- 小国でも貫かれた礼の制度――子・男の国における俸禄の縮図
- 百畝の田が養う命――農と官の公平な連動
- 友とは「徳」でつながるもの――身分や出自は挟まない
- 真に賢者を尊ぶとは――友として終わるな、共に治めよ
- 天子といえども、賢者には敬意を――「貴を貴ぶ」と「賢を尊ぶ」は同じ道理
- 恭をもって受ける――義を問いすぎて礼を失うな
- 出所が悪ければ、どれほど礼を尽くされても受け取ることはできない
- 不義にも段階がある:すべてを盗人扱いするのは極論である
- 孟子が説く「仕える意味」と「職業倫理」
- 士(知識人)が仕えぬ諸侯に身を寄せてよいのか?
- 賢者に対する「形式的な厚遇」とは何か?
- 真に賢者を養うとは、形式ではなく敬意と実をもって遇すること
- 賢者は呼びつけるものではない――礼にかなう距離と気高さ
- 君と賢者は友にあらず――地位と徳の秩序をわきまえる
- 義は道、礼は門――正しき道を歩む者は、形式にも魂を求める
- 古人を友とする――尚友のこころ
- 卿たる者の覚悟――諫め、改め、あるいは去る
- 人の本性は仁義に通ず――それを否定する言葉こそが害となる
- 人の本性は善――外力による歪みであって、本性ではない
- 本性(性)を曖昧にするな――議論を貫く知恵と気概
- 仁と義はともに心のはたらき――人間の道徳は本性に根ざす
- 義もまた内にある――場面ごとの行動の違いは心の働きの表れ
- 人の本性は善――迷わせるのは外の力にすぎない
- 美徳は生まれつき内にある――仁義礼智は本性のあらわれ
- 聖人も我らと同じ本性を持つ――違いは環境と努力にある
- 心もまた共通の好みを持つ――理と義は味や音と同じように“うまい”もの
- 本性は損なわれても消えない――見た目の姿に惑わされるな
- 本性は養わなければ表れない――“平旦の気”を失えば禽獣と同じ
- 善は育ててこそ活きる――放っておけば消えてしまう
- 志が定まらなければ、何事も成らない――“打ち込み”の大切さ
- 義は命より重い――生きることよりも正しくあることを選ぶ
- 義は万人の心に宿る――生命より重い価値を、私たちは知っている
- 本心を売ってまで得る富に価値はない――義に反する大禄は受けるな
- 学問とは“失った心”を取り戻すこと――仁は心、義は進むべき道
- 恥じるべきは“心のゆがみ”――大切なものを見誤るな
- 自分の育て方を知らずして、どうして生きられるか――“身を養う”という根本課題
- 養うべきは“欲”ではなく“心”と“志”――大人と小人の分かれ道
- “小を養いて大を失うな”――口腹とともに心志を養え
- 大人物と小人物を分けるもの――「心を立てる」ことがすべての分岐点
- “爵位”にも二つある――天が授ける徳と、人が与える地位
- 地位ではなく“内なる徳”こそが真の貴さ――人爵と天爵の違いを知る
- 仁は必ず不仁に勝つ――問題は“量と継続”にある
- “仁”は育ててこそ価値がある――未熟な善意は無価値に等しい
- 仁義を眼目とせよ――道を学ぶ者の“的”を見失うな
- 議論のための議論に対処するのは難しい
- 極端なことで比較するのはおかしい
- やろうと実践していけば、どんな目標とする人にもなれる
- 自分で実践していく熱意を持て
- 親を大事に思う心
- 物事の根本を考えて説く
- 利益ばかりを考えているといずれだめになる
- 礼物より礼儀を重んじる
- 目指すは同じ仁でもやり方はそれぞれある
- 賢者政治登用の意味
- 覇者は王者に対する罪人である
- 五人の覇者は三人の王者の罪人である
- 五ヵ条を犯した今の諸侯は覇者の罪人である
- 今の大夫は今の諸侯の罪人である
- 民を教育もしないで戦争に駆り立てることの罪
- 侵略戦争がいけない理由
- 富国強兵策より王道政治を目指せるのが良臣である
- 適正な税率のすすめ
- 自分のところだけがよければ良いという考えをしてはいけない
- 一つの小さなことにこだわりすぎない
- 人の話を聞くことのできる善人が国、組織を良く治める
- 君子が仕える場合と辞めて去る場合
- 大人物になる人には多くの試練、困難が与えられる
- 教えることを断るという教え方もある
- 心を尽くして天命を待つ
- 正しい天命を素直に受ける
- 求めれば得られるもの
- 地位や形式がなくとも、心を欠いた者に価値はない
- 道理を知らずして行うことは空虚である
- 恥を知らなければ、人としての価値を失う
- 恥を感じない者は、真の人間にはなれない
- 権勢があっても、敬と礼を忘れてはいけない
- 栄達しても謙虚に、困窮しても徳を重んじる
- 他者に頼らず、自ら発奮して行動を起こす
- お金は大切だが、それよりも大事なものがある
- 正当な事業のための苦労は、民を怨ませない
- 王者の徳は、民を長く導く力となる
- 言葉よりも評判、法令よりも徳で治める
- 良知・良能を広め、天下に行き渡らせる
- 舜の偉大さは、善に対する無限の進取の心にある
- ならぬことはならぬ、それが君子の道
- 逆境こそが人を成長させる
- 大人を目指す
- 君子の三つの楽しみ
- 君子の本性は天から与えられ、初めから定まっている
- 老人を大切に養う政治には、仁人が集まる
- 老人には暖かい服と十分な食事を
- 十分に豊かな生活が仁を育む
- 一歩一歩積み重ねなければ目的には達しない
- ひたすら善を為すことが聖人の道
- 臨機応変に判断して最適な処置を取る
- 欲望にとらわれず、正しい判断をする
- 地位のために志を変えてはいけない
- 志ある者は、達成するまでやめてはならない
- 借りものは、いずれ返すべきものである
- 君を補佐する者は、私心を持たず正義に徹すべし
- 真の貢献があれば、耕さずとも食べるに値する
- 志を高く持ち、仁義を道とせよ
- 小義に優れても、大義を失えば本末転倒である
- 親を想う心は、天下よりも重い
- 人は、環境と立場によって大きく変わる
- 君子を仕えるには、真心と敬意がなければならない
- 私たちは、生まれながらに十分な力を授かっている
- 礼も、形式ではなく真心を重んじ、状況に応じて変えてよい
- 君子が人を導くための五つの教え方
- 教えるとは、常に最高の理想を掲げてこそ意味がある
- 自分の正しい道を、他人に合わせて曲げてはならない
- 師に問うときは、身分や過去を持ち出さず、謙虚でなければならない
- 勢いだけで進む者は、また簡単に退くものである
- 親しみ・思いやり・愛情――その順序と対象をわきまえる
- すべきことの優先順位を誤ってはならない
- 愛を知らぬ者は、愛すべき者すら傷つける
- 正義を掲げても、戦には義がない
- 聖典ですら、盲信してはならない
- 人民は、戦ではなく正義を望んでいる
- 道具は与えられても、上達するかは自分次第
- 境遇が変わっても、心を変えずに生きる
- 他人の親を殺すことは、やがて自分の親を殺すことに通ずる
- 権力は民を守るためにあり、搾取のためではない
- 自らが正しくなければ、誰も従わない
- 利に備え、徳を磨く者は、災いや乱れに屈しない
- 名を重んじる者は、大事を譲ることができる
- 名誉を重んずる心が、小欲に負けぬ人格を育てる
- 賢者を信じて任用し、礼と政治を整えることが国の根幹
- 小国は奪えても、天下の心までは奪えない
- 最も貴いのは民、最も軽いのは君主
- 聖人の教えは百世を超えて人を変える
- 仁と義があってこそ、人は人としての道を歩める
- 去るにも礼がある──国との関係で態度を変える
- 優れた人物でも、理解者がいなければ道を行えない
- 正しき者は、そしられる宿命にある
- 自ら光を放たなければ、人を照らすことはできない
- 学びも徳も、怠ればすぐに塞がる
- 見かけや痕跡では、本質の価値は量れない
- 過去に善をなしたとしても、今また同じことをすれば良いとは限らない
- 天命に甘えず、本性の徳を磨き続ける
- 人を育てるには、今どこにいるかを見極めること
- 教育は、強制ではなく自由な選択の上に立つべきである
- 過剰な課税は、民を滅ぼす
- 国家の真の宝は、領土と人民と政(まつりごと)である
- 才能だけに頼り、仁義を欠けば身を滅ぼす
- 人を受け入れる教育は、過去よりも「志」を見る
- 発言は「時」と「道」によって慎むべきである
- 人を責めるより、自らを正すことがすべての始まり
- 君子は正しく行い、あとは天に任せて待つのみ
- 富貴の威にひるまず、志ある道をまっすぐに歩む
- 心を養う第一の方法は「欲を少なくする」こと
- 真の孝とは、形よりも「心の細やかさ」にあらわれる
- 中道の徳を求めつつも、次善の人材を見出す知恵
- 郷原(きょうげん)にご用心 ― 本心を隠した偽善者は、徳を害する存在である
- 見せかけの善を憎み、真の常道に立ち返れ
人間(菜根譚(さいこんたん))
前集一条~五〇条
- 正しい生き方は、永遠の価値をもたらす●_20250704
- 世渡り上手より、愚直な人であれ●
- 心は開き、才能は隠しておくのが君子の品格●
- 誘惑にも染まらず、策にも頼らない ― 本当の高潔さとは●
- 苦言と苦難こそ、徳を磨く砥石●
- 喜びのない一日は、自然にも人にもあってはならない●
- 本物は淡く、目立たず、しかし深い上のおんなじ
- 静かに備え、静かに動く ― 平常心こそ最上の生き方●
- 静寂の中でこそ、本当の自分に出会える●
- 順境には慎みを、逆境には希望を●
- 質素な暮らしが、志と節操を守る●
- 今を広く生き、あとに豊かさを残す●
- 幸せは、少し譲ることで深まる●
- 世俗の誘惑から離れたとき、人は真に高みに至る●
- 義理と純真を忘れた人に、人は惹かれない●
- 欲には控えめに、修行には妥協なく●
- 情けは巡って、自分の福となる●
- 自慢は功績を台なしにし、悔いは罪を清める●
- 栄誉は分け合い、恥は引き受けよ●
- 欲を抑え、控えめに生きる者に禍は及ばない●
- 家庭こそ、最高の修行の道場●
- 静けさの中にこそ、本当の活力がある●
- 忠告には思いやりと現実性を●
- 真の光は、最も暗い場所から生まれる●
- 偽りの力を抑えてこそ、本当の心があらわれる●
- 「終わったあとの気持ち」を思い描けば、道を誤らない●
- どこにいても、自分の「軸」を持ち続ける●
- 求めずして成す──無事こそ最大の功績、無怨こそ最高の徳●
- 熱心さと淡白さ、そのどちらにも「楽しむ心」を●
- 頂点に達したら、潔く身を引くのが美徳●
- 豊かさや才能があっても、心が伴わなければ必ずつまずく●
- 低い場所に身を置くことで、真実が見えてくる●
- 名誉や善をも超えて、自由な境地に至る●
- 自分の考えを絶対視する心こそ、成長を阻む最大の障害●
- 一歩退くことで、道はひらける●
- 相手が誰であれ、自分の品位と軸を失わない●
- 利口より、素朴に。飾りより、気骨を。●
- 最大の敵は他人ではなく、自分の心である●
- 若者の交友は、その一生を左右する●
- 欲望の一歩は崖、信念の一歩は道を遠ざける●
- 考えすぎても、考えなさすぎても、バランスを欠く●
- 真に仁義を貫く者は、いかなる力にも屈しない●
- 一歩進んで自分を磨き、一歩退いて人と和す●
- 精神を一つに集中させ、まっすぐに進め●
- 幸せも慈悲も、遠くにはない。今ここにある●
- 志を貫く者は、木石のように動じず、雲水のようにとらわれず●
- 心の本質は、言葉や振る舞いににじみ出る●
- 陰での行いが、やがて明るみに出る●
- 幸せとは、事件のない日々をありがたく思えること●
- 自分の道を貫きながらも、柔軟に生きる知恵を持て●
前集五一条~一〇〇条
- 自分の善行は忘れ、他人の恩は忘れぬ心を持つ●
- 真の施しは、見返りを求めない心から生まれる●
- 自分も他人も、常に整っているわけではない——だからこそ、思いやりと理解が大切●
- 心を澄ませて読む——知を己の欲に染めないために●
- 足るを知る人こそ、真に豊かで自由に生きる●
- 志なき学び、行いなき言葉、私利の事業は、すべて空虚に終わる●
- 本来の自己には、真の教養と美が宿っている——それを取り戻すための学び●
- 苦労の中にこそ、深い喜びは宿る——安易な得意の裏には落とし穴がある●
- 富や名誉は「何によって得たか」で、その価値も寿命も変わる●
- 恵まれた者こそ、世のため人のために生きよ——それが生きる価値を生む●
- 学びは厳しさだけでなく、温かく育む心も必要である●
- 本物は静かに在り、評判を求めない——見せることに囚われた時点で、未熟となる●
- 満たされすぎることは、かえって危うい——足りないことが、むしろ安定を生む●
- 名誉を求める心、目立ちたい欲は、どこまでも人を俗にする●
- 心が澄みきっていれば、どんな暗闇の中にも青空がある●
- 名誉や地位を超えたところにこそ、最も真実の幸福がある●
- 真の善は、見返りや称賛を求めない——知られたい心に悪の芽は潜む●
- 運命の揺さぶりを、心の修練ととらえる者に、天も及ばない●
- 激しさ・冷たさ・かたさは、人も物事も枯らしてしまう●
- 幸福は求めるものではなく、呼び込む準備をするもの●
- 成功しても騒がず、失敗を見越して控えめに——君子は目立たぬ慎みの中にある●
- 心が温かい人には、自然と福が集まる——優しさは天が報いてくれる●
- 真理の道は広く晴れやか、欲望の道は狭く苦しみに満ちている●
- 苦しみと喜びを経て得た幸福こそ長く続き、疑いと信を往還して練られた知恵こそ本物となる●
- 心は「空」であり「満ちている」——この両立が人格を高める鍵となる●
- 清濁併せ飲む寛容さこそ、真の君子の器量である●
- 荒々しくても動く者は鍛えられる——何もしない者だけが本当に使い物にならない●
- 欲を抑えることは、品格を守る最大の「財産」である●
- 本心が座していれば、外からも内からも乱されることはない●
- 過去に囚われず、いま持っている成果を育て、未来に備えるのが賢者の道●
- 極端に偏らず、中庸の美を知る——調和が人格を磨く鍵となる●
- 心は風のように、雁の影のように——出来事が過ぎれば、執着せず心を空に戻す●
- 清く、柔らかく、鋭く、穏やかに——すべての徳を調和させた人格こそ理想●
- 貧しくても、落ちぶれても、気品は保てる——それが人の品格を決める●
- 暇なときこそが、未来の自分をつくる時間——陰の努力は陽の力となって現れる●
- 迷いは早く気づいて正せば、禍が福に転じる——小さな逸れこそ、大きな分かれ道●
- 静けさ・ゆとり・淡泊さの中に、自分の“ほんとうの心”があらわれる●
- 本物の静けさ、本物の楽しさは「逆境」の中にこそ現れる●
- 志を立てたら迷わずに進め——見返りを求めた瞬間に、すべては濁る●
- 「天」にさえ屈しない覚悟——逆境を力に変える意志の力●
- 天の目は誤らない——誠実な人には報いがあり、偽る人には罰がある●
- 最後の生き様が、その人の“真の価値”を決める●
- 位階に関係なく、人のために尽くす者こそ真の政治家である●
- いま享受しているものは「先祖の徳」、いま築くものが「子孫の幸福」●
- 「君子」であることに甘えてはならない——偽りや変節は、小人以下の過ちとなる●
- 家庭の温かさとは、感情ではなく思いやりで人を導くところにある●
- 自分の心が整えば、世界も穏やかに見えてくる●
- 自分の生き方は貫いてよい。ただし、それを振りかざしてはならない●
- 苦しみは知らぬ間に心を磨き、順調さは気づかぬうちに人を壊す●
- 甘やかされた心は、欲望の火となって他人か自分を焼き尽くす●
前集一〇一条~一五〇条
- 真心があれば、自然も人も動く●
- 極めた表現や人柄には、技巧を超えた自然さが宿る●
- 真の世界では、万物が我と一体となる●
- 美味も快楽も、五分の節度が身を守る●
- 許す心が、人を守り、己を高める●
- 落ち着きと活力、その両方が指導者の品格をつくる●
- 喜びを味わい、虚しさを恐れる ― 限りある命を真に生きる●
- 恩も仇も、心に残さず静かに手放す●
- 盛んな時こそ、慎みを忘れずに●
- 名を求めず、日々の徳を静かに積む●
- 正しさを私情で曲げず、私利の場には足を踏み入れない●
- 人に迎合せず、正しき信念をまっすぐに貫く●
- 身内には冷静さを、友には即応を●
- 小事に誠を尽くし、逆境に心を崩さぬ者こそ、真の英雄●
- 愛情は、重すぎず、軽すぎず ― 与え方が心を決める●
- 才を隠し、身を屈して生きる者こそ、真に世を渡る知恵者●
- 盛りにこそ衰えの兆しあり、底にこそ再生の芽が宿る●
- 珍しさに飛びつかず、独善に陥らず、真の見識を深める●
- 沸き立つ激情の中に、ふと立ち止まる“もう一人の自分”を持て●
- 偏らず、驕らず、他者へのまなざしに謙虚であれ●
- 短所は包み、頑固さは導く ― 人を責めず、育てる態度を●
- 沈黙の奥に潜むもの、激情の裏にあるもの ― 関わり方は慎重に●
- 心がぼんやりしても、張り詰めすぎても、「ちょうどよい自分」に戻る技を持て●
- 空が移ろうように、心もまたしなやかに変化せよ●
- 私欲という魔に打ち克つには、「照らす力」と「斬る力」が必要である●
- 感情を超えて沈黙する人に、計り知れない力が宿る●
- 逆境こそが、真の人物を鍛える熔鉱炉である●
- 小さな天地としてのわたし、大きな天地としての世界●
- 無防備すぎず、疑いすぎず ― 中庸の人こそ、真にどっしりとした人●
- 独自の信念を持ちながらも、偏らず公を見据える●
- ほめ言葉にも悪口にも、慎重な判断と節度を●
- 光り輝く成果は、誰も見ていない場所での積み重ねから生まれる●
- 肉親のあいだでは、恩も徳も数えない――自然な愛情こそ本物●
- 美と潔白は、誇った瞬間に敵をつくる●
- 一番近しい関係こそ、一番深い妬みも生まれやすい●
- 功績には正当な賞を、過失には厳正な罰を●
- 出すぎず、尽くしすぎず、立派すぎず――“控えめ”こそが、長く尊ばれる道●
- 人に見えないところの悪は深く、人に知られない善は大きい●
- 人格は「主」、才能は「従」――主客が逆転すると、世は混乱する●
- 悪人を追い詰めすぎるな――逃げ道なき締めつけは、かえって禍を呼ぶ●
- 苦労は共にできても、安楽は共にしにくい●
- 財ではなく、言葉で人を救う――それもまた無量の功徳なり●
- 飽きれば去り、冷えれば捨てる――それが人情だとしても、自分はそうであってはならない。●
- 人格を高めるには、まず世界を広く見ることから●
- 静寂のなかで心を見つめ、自分の“からくり”に気づく●
- 自分を省みる人は、すべてを糧にして進化する●
- 変わる世の中にあっても、変わらぬ「気節」を守る●
- 巧みに仕掛けても、仕掛けの上には仕掛けがある●
- 人に誠実さがなければ、信はなく、気転がなければ、どこへ行ってもぶつかるだけ●
- “清さ”も“楽しさ”も、取り繕うことではなく、取り除くこと●
前集一五一条~二〇〇条
- 小さな油断が大きな禍を招く ― 細部にこそ心を尽くせ●
- 急がず、待てば自ずと道はひらける ― 焦りは害、寛容は力●
- 才能も熱意も、徳がなければ一流とはいえない●
- 引き際は盛んなときに、施しは見返りを求めずに●
- 心を養うなら、語るに値する人と、語るに値することを●
- 人格こそが事業と子孫を支える根になる●
- 自らの宝に気づかずに、他人を羨むなかれ●
- 学びとは、一生手放せない心の糧である●
- 人を信じるとは、自らの誠を貫くということ●
- 寛大な心は万物を育て、冷酷な心はすべてを凍らせる●
- 善も悪も、見えずとも報いは必ずやってくる●
- 年月が経っても、心を新たにし、見えぬところこそ誠実に●
- 勤勉と倹約を、私欲の道具にしてはならない●
- 思いつきは続かず、ひらめきは迷いに変わる●
- 他人には寛容に、自分には厳しく。苦しみには手を差しのべよ●
- 本物の非凡は自然体にあり、奇をてらえばただの偏屈になる●
- 恩は徐々に厚く、威はまず厳しく――人の心を動かす順序の知恵●
- 心を空にし、意識を澄ませば、本当の自分が現れる●
- 人が敬うのは地位と装い、人が侮るのも見かけにすぎない●
- 思いやりの心は、人として生きる証である●
- 心は宇宙そのもの――喜怒哀楽もまた自然の一部●
- 心を静め、目を澄ませ――無事にも有事にも揺れない心を持て●
- 検討は客観的に、実行は当事者として――役割に応じて心を切り替えよ●
- 要職にある者は、正しさと親しみを備え、悪人に近づかず毒に刺されるな●
- 正しさを振りかざせば傷つく、静かに温かく生きるのが最上である●
- 誠と正義をもって接すれば、どんな人も感化できる●
- 一念のやさしさが、未来の世を清らかにする●
- 奇を求めず、平凡な徳を積む者が、最も穏やかに人生を全うする●
- 耐えることは、人生を支える一本の柱である●
- 外の飾りより、内なる輝きを――人の価値は中身に宿る●
- 騒がしさに流されぬために、静かなときに心の軸を整える●
- 心・人・物において“使い尽くさぬ”こと――それが未来への徳となる●
- 公と私における基本――役人には「公平と清廉」、家庭には「思いやりと倹約」●
- 富も若さも一時のこと――だからこそ、慎みと備えを忘れるな●
- 清濁併せ呑む度量が、人とのつながりと成長を育てる●
- 小人と争うな、君子にこびるな――人間関係の品位を保つ●
- 欲は治せても、理屈に固まった心は治しがたい●
- 磨き育てるには百回鍛え、事を起こすには重く放て●
- 小人に好かれるな、君子にしかられよ――その評価は本物か●
- 名を好む者は、道義を偽る――最も危うい偽善の姿●
- 恩を忘れ、悪意に敏感――それは冷酷さの極みである●
- 中傷はすぐ晴れるが、へつらいは気づかぬうちに身を滅ぼす●
- 孤高すぎれば人は離れ、急ぎすぎれば和は失われる●
- 成功するのは、素直で円満な人。失敗するのは、執着しすぎる人●
- 世に調和しても、流されるな――“和して同ぜず”の智慧●
- 晩年こそ、精神を燃やして美しく輝け●
- 強さとは静けさに宿る――本物は、見せない●
- 美徳も度を越せば、かえって害となる●
- 「くよくよ・いい気・油断・気後れ」――この四つを捨てよ●
- 飲食・名声・地位――過剰な欲望は人を小さくする●
前集二〇一条~二二二条
- 欲望より、自分に克つことを楽しめ●
- 満ち足りた時こそ、慎み深くあるべし●
- 冷静さこそ、あらゆる判断の土台である●
- 寛さは幸いを呼び、こせこせは福を逃す●
- 評判に流されず、自ら見極める目を持て●
- 穏やかな心が、幸福を呼び寄せる●
- 人を使うにも、付き合うにも「選び」が必要●
- 信念・見地・決断──三つの軸で己を守る●
- 和やかな心と謙虚な姿勢が、人を遠ざけない●
- 畏敬の念が人を高め、敬意が人との関係を豊かにする●
- 比べることで見えてくる、自分の恵まれた立場と本来の力●
- 悩む前に思い出したい──下を見て感謝し、上を見て奮起せよ同じ
- 感情に乗じた軽率は、必ず後悔を招く●
- 真の理解は、身体が踊り、心が溶け合うときに訪れる●
- 天の恵みは、己のためにではなく、世のために使うもの●
- 知ったつもりが最も危うい──中途半端な才知の落とし穴●
- 口は心の門、意識は心の足──守るべきは言葉と想念の方向●
- 他人には公正な目を、自分には厳しい目を●
- 若者は未来の器──心して鍛え、よく育てよ●
- 態度にこそ人柄が表れる──真の君子は場面ごとに心を律する●
- 一時の華やかさより、静かに長く続くものを尊べ●
- 静けさの中にこそ、人生の真実と人間の本質がある●
後集一条~五〇条
- 自然を語るときに俗が漏れるなら、まだ心は俗世にある●
- 能力を誇るより、本性を保つ無為の境地を●
- 華やかさに惑わされず、枯れの中に真実を見よ●
- 忙しさは心が生む。自然の時と空間にくつろげ●
- 趣は遠くに求めずとも、身近な静けさに宿る●
- 肉体は月影のような仮のもの。夢を醒まし、真の自己を知れ●
- 草花も鳥の声も、真理を伝える師となる●
- 文字や形だけでは、真の趣はつかめない●
- 欲を離れ、琴と書に囲まれて心は仙境へ至る●
- 楽しみには“頃合い”がある――切り上げる勇気が余韻を生む●
- 一を知って万に通ず――本質を見抜けば世界が手の中に入る●
- 山河さえ崩れるなら、地位や財産は影のまた影●
- 火花のような一生に、角の上で争う愚かさ●
- 「悟り」は枯れではない――空を装うことは空にあらず●
- やめたいと思ったそのときが、“やめどき”である●
- 熱のあとに冷を知り、騒のあとに静の滋味を知る●
- 立派さに酔わず、自然体で楽しめばよい●
- 欲にも空にもとらわれず、ただ自然に生きよ●
- 一念が時間を変え、寸心が世界を変える●
- 「無」へと近づくほど、日々は豊かに味わい深くなる●
- 現実は“足るを知る心”で楽園となる●
- 勢いに乗るより、静かに己を保つ者が、長く幸せを得る●
- 静かな自然のなかに、風流と満足を見いだす●
- 死を想えば、欲も冷め、道心が深まる●
- 一歩退けば道はひらけ、味を控えれば長く楽しめる●
- 混乱の中でも平静を保つには、静かなときに心を養うべし●
- 世のなかにあっても、道を守れば心は乱れない●
- 外の状況を変えられなくても、心が変われば世界が変わる●
- 進むばかりが勇気ではない――退く備えもまた賢明である●
- 足るを知る者は、王侯よりも豊かに生きる●
- 名声より風格を、忙しさより余白を●
- 喧噪も静寂も、栄枯も超えて――どこにいても、自分にとっての天地がある●
- 雲のように、月のように——周囲にとらわれず、自らを保つ生き方●
- 質素で素朴、けれど潤いある暮らしこそ、本当の豊かさ●
- 平凡こそ最上、無心こそ真実――技巧に頼らず、日常に真理を見よ●
- 自然に学べば、静けさと無心の妙理にたどり着ける●
- 執着を手放せば、どこにいても心は自由である●
- 騒がしさは記憶を曇らせ、静けさは思考を澄ませる●
- 自然に身をゆだねれば、心身ともに生き返る●
- 濃は淡に勝てず、俗は雅に及ばない――真の品格は静けさと素朴さに宿る●
- 光を和らげ、塵に同ず――俗の中にあって、俗に染まらず●
- 身と心を自由に保てば、世間の動きに左右されない●
- 理想郷は遠くにあらず――日常にこそ、喜びと静寂がある●
- 栄達を望まなければ、惑いも失望も近づかない●
- 志を保ちながら、環境の力で心を整える●
- 春の華やかさも良いが、秋の澄んだ美には及ばない●
- 知識ではなく、心で感じる――詩も禅も“味わう”ことが本質●
- 心が乱れれば世界は敵に見え、心が静まればすべてが調和する●
- 流れに任せて生きる――無執着と不動心の境地●
- 人の好悪を越えて、天性のままを見るまなざし●
後集五一条~一〇〇条
- 老いと小ささを受け入れ、自然の中で精一杯に生きる●
- 欲深い心は静けさを壊し、欲のない心は騒がしさを越える●
- 富も地位も大きくなれば、失うリスクもまた大きくなる●
- 静かな日々の中に、心を満たす“ルーティン”がある幸せ●
- 人も花鳥も、自然のままが一番美しい●
- 「我」にとらわれると、欲と苦しみに満たされる●
- 今の自分を、もう一つの自分の目で見る●
- 人の心も世の中も、いつも移り変わるもの●
- 忙しさの中には冷静を、孤独の中には情熱を●
- 喜びと悲しみは背中合わせ●
- 自然と共に生きているという、深い実感●
- 成功も生も、永遠ではない●
- 風が吹いても、水が揺れても、心は静かに●
- 自然は、心で味わう音楽であり、絵画である●
- 都は滅び、命は尽きるのに、人は争いと欲望をやめない●
- 心が静かなら、世界はすがすがしい●
- 人は皆、自由で素朴な生き方に心を動かされる●
- 自然と一体となって、のびやかに生きる●
- 栄華も滅びも移ろうもの ― 永遠ではない●
- 栄誉も屈辱も超えて、静かに、自由に生きる●
- 視野を広く、自分の愚かさを見つめなおす●
- 手段に執着せず、目的を見失わない●
- 感情に巻き込まれず、冷静に見つめよ●
- 欲望を離れ、本性に従えば人生は楽しくなる●
- 執着を捨て、一筋の光を頼りに歩む●
- 詩心は、静けさと自然のなかに湧き上がる●
- 力を蓄え、時を待つ者が、最後に高く飛ぶ●
- 最期に残るものを思えば、何が大切か見えてくる●
- 現象にとらわれず、超越の道を歩むには、修養あるのみ●
- 欲も悩みも、地位の上下に関係なく人に付きまとう●
- 世間の風に動じず、静かにうなずく心でいる●
- 無になろうとするのではなく、今を淡々と片づけよ●
- 自然にかなうとき、真の美しさが生まれる●
- 心が澄んでいれば、質素な生活でも心身は健やかである●
- 心が澄み切れば、何もなくても満たされる●
- 幻のような現実の中にこそ、真実は宿る●
- すべては一つ。違いにとらわれる必要はない●
- 心が満ちていれば、粗末な暮らしも豊かになる●
- 心が悟れば、どこでも極楽。悟れなければ、どこでも俗界●
- 喜びは、飾りのない静けさの中に宿る●
- 精神の感受性を養い、静けさの中に動きを見出す●
- 放つも締めるも、自在に扱えるのが理想の境地●
- 自然と心はひとつ――すき間なく溶けあっている●
- 真の巧みさは、素朴さの中にある●
- 自分を中心に据えれば、すべては自由になる●
- 理と事、心と境――すべては一体である●
- 真の風流とは、自由と気ままさの中にある●
- 自分の「本来の面目」に立ち返り、絶対の静けさに遊ぶ
- 本当の知恵とは、未来のリスクを見抜く力にある
- 富貴も勝敗も、幕が降りれば幻となる
後集一〇一条~一三五条
- 自然の美を味わうには、静けさとゆとりがいる
- 欲が淡ければ、人生はすでに満ちている
- どんな高名な教えでも、自分の頭で吟味する
- 去り際の美しさが、その人の品格を決める
- 心が定まるまでは、欲望に近づかない
- 真の静けさは「静けさを求める心」すらも忘れたところにある
- 自然に身を置くと、心が洗われ、本来の自分に還る
- 自然とひとつになるとき、言葉はいらない
- 幸福も不幸も、すべては心の持ち方しだい
- 小さな努力の積み重ねが、大きな成果を生む
- 心が澄めば、俗世もまた美しくなる
- 厳しい季節の中に、次の芽吹きがひそんでいる
- 苦しみのあとに訪れる静けさと美しさは、格別のもの
- 自然の中に身を置けば、心が洗われ、高まっていく
- 心が澄んでいれば、お金はただの紙にすぎない
- 欲や嗜好は否定せず、主導権を保つことが大切
- 自分を超えてこそ、他者や世界を託すに値する
- 忙しすぎず、暇すぎず――苦労の中に人生の味わいがある
- 静けさの中にこそ、真実があらわれる
- 喜びの中にも憂いがあり、苦しみの中にも喜びの芽がある
- 心に留めなければ、すべてはただ通り過ぎていく
- この世を「苦」とするのは、心のあり方しだい
- 美しさも楽しみも、“ちょうどよい”ところで止めるのが粋
- 自然のままに生きることこそ、人の本当の美しさ
- 美しい風景に学びの心を重ねてこそ、人生は豊かになる
- 富を得ても志を失うくらいなら、気高く貧しく生きよ
- 理由なき幸運は、天の“餌”か、人の“罠”かもしれない
- 人生の糸は、自分の手で握れ
- 平穏無事こそ、最大の幸福である
- 仏門に入ったからといって、心まで清らかとは限らない
- 渦中にあっても、心は一歩外に――それが君子の姿勢
- 減らすことは、自由への第一歩
- 外の寒暖よりも、内なる動揺を鎮めよ
- 足るを知り、自由に楽しむ――隠者の理想の暮らし
- 「縁に随い、位に素する」――人生を穏やかに渡るための浮き袋
人間(貞観政要(じょうがんせいよう))
- 民を損ねて身を養うは、身を割って食うに等しい●
- 明君と暗君の違い●
- 草創と守成、いずれが難しいか●
- 理想的な君主の姿●
- 天下を守るは難きか易きか●
- 弓の心の教え●
- 詔勅の起草における心構え●
- 昔と今の政治家の違い●
- 詔勅起草における議論の重要性●
- 隋の文帝の政治と理想的な政治の違い●
- 国の統治と人の病気は同じ●
- 民は恐るべし●
- 忠臣誅殺の故事
- 帝道と王道の理解●
- 第十章 恩賞よりも税を軽くする方が大事●
- 第十一章 国を治めるのは木を植えるのと同じ●
- 第十二章 君主が乱れて臣下が治まる●
- 第十三章 自制こそが天下泰平の道●
- 第十四章 貞観の治●
- 第一章 房玄齢●
- 第二章 杜如晦●
- 第三章 魏徴●
- 第四章 王珪●
- 第五章 李靖●
- 第六章 虞世南●
- 第七章 李勣●
- 第八章 馬周●
- 第一章 忠言を聞くに表情を和らげる●
- 第二章 国政には諫め役も同席●
- 第三章 隋の虞世基は煬帝とともに死ぬべきだったか●
- 第四章 上奏文を壁に貼る●
- 第五章 人の忠告には耳を傾けろ●
- 第六章 逆鱗に触れるを厭わず●
- 第七章 斉の管仲と晋の勃鞮の故事●
- 第八章 このごろの臣下はビビッている●
- 第九章 人の才覚はそれぞれ異なる●
- 第十章 魏徴の正諫は明鏡のごとし●
- 第十一章 最初の兆しを諫める●
- 第一章要約:「他人の妻を奪うこと」●
- 第二章 どんな悪事でも結果は同じ●
- 第三章 馬飼いの処罰か、国の威信か●
- 第四章 行幸はやめるべし●
- 第五章 地方官の気持ちを大事にする●
- 第六章 上奏の文言はきつくなる●
- 第七章 馬よりも信用が大事●
- 第八章 国の良薬●
- 第九章 進言を奨励する態度かどうか●
- 諫めの心は、日々の姿勢から育つ●
- 権力は民の幸せを思ってこそ徳となる●
- 信なくば、国は立たず●
- 忠義の仮面をかぶった讒言は、国を腐らせる●
- 忠よりも良を、滅びよりも繁栄を●
- 盛儀よりも、民の安寧を●
- 身内を律せぬ者に、国を治める資格なし●
- 臣の忠言を遮ること、君の恥なり●
- 親王もまた一臣にすぎず、礼の外にあってはならない●
- 人は長所をもって任じ、短所を知って備える●
- 諫言を愛すれば、政は磨かれ、心は正される●
- 君臣は運命を共にする同志であれ●
- 諫めぬ沈黙は、万の命より重い罪●
- 身を忘れた君主に、国を忘れぬ臣はつかぬ●
- 頂に立っても、裸足で歩いた日を忘れるな●
- 信頼なき統治に、忠義は芽吹かぬ●
- 功と利に満ちた治世に、徳と仁の心を添える●
- 家柄でなく、人としての器を見よ●
- 第一章「官僚は人数ではなく才能」●
- 第二章「大臣には些細な訴訟は裁かせない」●
- 地方を任せる人こそ、国を支える柱である●
- 才能はいつの時代にも存在する●
- 人を見る目がなければ、制度は機能しない●
- 誤って悪人を登用すれば、天下の害となる●
- 地方を軽んじる政治は、民を苦しめる●
- 名ばかりの高官が組織を腐らせる●
- 「自分はできる」は、たいてい過信である●
- 正と邪を見極める力が、政治の根を支える●
- 本質を見抜く者は、沈黙の中に真意を聞き取る●
- 名ばかりの称号にとどまらず、制度の本質を問い直せ●
- 私情を排して公平を貫けば、不満は自然と消える●
- 時代錯誤の制度導入は、国を危うくする●
- 世襲ではなく実力を
- 望まぬ野心より、安らぎの分別を●
- 愛情もまた害をなすことがある●
- 嫡と庶の秩序こそ、国家安定の礎●
- 国を守るは、跡を定めること●
- 厳粛なる師の志は、太子をして頭(こうべ)を垂れさせる●
- 聖王に師あり、凡人に師なくして何をなせようか●
- 人を育てるのは、身近な者の徳●
- 師を見ること、すなわち君を見ること●
- 礼は師を尊ぶことに始まる●
- 皇太子にこそ師友を与え、徳と識見を育てよ●
- 君主たる者、民の痛みを知らずして政は為せぬ●
- すべての物に、君主の心を学べ●
- 「善悪」の記録を胸に刻め●
- 富貴は偶然、徳行は真の価値●
- 創業の君は民に学び、継承の君は徳を学べ●
- 子である前に臣でもある●
- 地方の長官は人格と経験を備えた者に●
- 【現代語訳】第一章「李百薬の賛道の賦」●
- 国を継ぐ者こそ、学びと節制を忘れてはならない●
- いさめる者の覚悟が、道を正す力になる●
- 忠言は耳に痛くとも、国を救う種となる●
- 節度と敬意を失えば、君の道は滅びに向かう●
- 幸運に頼るな、人材登用こそ国の礎●
- 世の風は民の心、政治の映し鏡である●
- 真の武器は、兵ではなく仁義である●
- 仁義は、政治と人生を支える精神の糧である●
- 敵であっても、忠義ある者は赦され、重んじられる●
- 忠義とは、剣より鋭く、礼をもって貫く勇気である●
- 忠義は生者のためだけにあらず、死者を悼む礼にもあらわれる●
- 忠義は時代を選ばず、志は滅びても名は朽ちず●
- 忠言は個人のために非ず、社稷(しゃしょく)のために尽くすもの●
- 忠義を疑う前に、善を愛する心を持て●
- 諫臣はただの官僚ではない――皇帝の鏡となる者である●
- 混乱の中でこそ真の忠誠があらわれる●
- 死してなお名を残す、それが真の忠義である●
- 忠臣は遇するに礼をもってすべし●
- 忠義の価値は、順境ではなく逆境によってこそ証明される●
- 忠義の血は絶えず――父から子へ、忠烈の精神は継がれる●
- 忠義の血脈を絶やすな――功臣の子孫にも慈悲の光を●
- 敵味方を超えて忠義は尊ばれる――太宗の公正なる賞賛●
- 親は実の親だけではない――房玄齢の継母孝行●
- 血を分けた兄への情――虞世南、命を賭した兄弟愛●
- 若き王子の模範――韓王李元嘉の質素と孝友●
- 悲しみを生涯忘れぬ王――霍王李元軌の清廉と孝行
- 喪に生き、誠に徹した王族の模範
- 親孝行に国境なし●
- 第一章 人の任用は旧知かどうかに左右されてはいけない●
- 第二章 兵は火のようなもの●
- 第三章 法における過失の解釈と皇帝決定権の問題
- 第四章 昔の公正な明君・名宰相に学べ
- 第五章 娘の嫁入りに対する諫言に皇后が感動
- 第六章 公平な意見を採用しなかった後悔
- 第七章 身内か仇敵かを問わず賢人は推挙せよ
- 法治主義よりは徳治主義 — 概要と核心
- 第一章 水源が濁れば川も濁る
- 信用ほど大事なものはない
- 第三章「今日あるは魏徴のお蔭」
- 第四章「項羽は信に欠けていた」
- 第一章「為政者の贅沢と民衆の気持ち」解説
- 第二章「漢の文帝に学べ」解説
- 第三章「己の欲せざる所、人に施すなかれ」解説
- 第四章「五胡十六国の君主の教訓」解説
- 第五章「度を外れた贅沢な葬儀は禁止」解説
- 第六章「岑文本の謙虚ぶり」解説
- 第七章「戴冑のボロ家」解説
- 第八章「温彦博の葬儀」解説
- 第九章「魏徴の質素な生活ぶりに敬意を表す」解説
- 第一章 慎み深い心を最後まで持ち続ける人は少ない
- 第二章 天子は能を隠して衆に臨め
- 第三章 謙虚な皇族、河間王孝恭と江夏王道宗
- 第一章 宮中の女性たちを解放せよ
- 第二章 飢饉で売られた子を買い戻す
- 第三章 悲しみに占いは関係ない
- 第四章 慈愛の行為で兵士を奮い立たせる
- 第一章 仏教・道教より政治の教えが大事
- あ
- 第三章 迷信は無駄なこと
- 第四章 役に立たない物は作るな
- 第一章 道理に外れた言葉は千年残る
- 第二章 天子の過ちは日食・月食のように皆が見る
- 第三章 雄弁は決して良いことではない
- 第一章 讒言をする者は国の害虫
- 第二章 隋の佞臣は唐になっても変わらない
- 近き者の影響を侮るなかれ
- 批判の刃が向く先を見誤るな
- 小さな過ちを暴く者、大きな信を失う
- 忠義を疑う者は、信を断つ者なり
- 歴史に恥じぬよう、三つの戒めを守る
- 学ばぬ者は、壁の前に立つがごとし
- 愛する者こそ、遠ざけて守れ
- 孝を軽んじた悔いは、一生拭えぬ
- 意見を求めるなら、問い詰めるなかれ
- 民の声は、聞かねば届かぬ
- 命より重いものなど、ない
- 欲に溺れれば、国も身も滅ぶ
- 財多ければ、志を失う
- 罰とは、人目にさらすことの力を知れ
- 富よりも、徳を求めよ
- 禍福は門から入らず、己が招くもの
- 学を政の礎とせよ
- 学を国の礎とせよ、天下にその徳を及ぼせ
- 先学を崇びて、後学を励ます
- 学なき者に政(まつりごと)は任せるな
- 学問の正しさは、時を越えて築かれる
- 学ばざれば、光ることなし
- 歴史は飾るために非ず、正すために記せ
- 筆よりも徳を、記録よりも実行を
- 記録は、権力よりも正義に仕える
- 歴史に虚飾を加えるな、事実こそが未来の教師である
- 礼はかたちに非ず、道理にあらねば改むべし
- 礼は親しき間にも順あり
- 哀悼に占いは要らぬ
- 修行の道も、孝に背いてはならぬ
- 血筋よりも、今の徳と才を尊べ
- 身分を越えて守るべきは礼
- 客人をもてなさずして、民を治められようか
- 礼とは身分の尊卑でなく、制度の秩序にある
- 礼は名目よりも実情を尊ぶ
- 生まれし日は、親を偲ぶ日
- 音楽は鏡であって、因ではない
- 勝者の礼は、敗者への思いやりにあらわれる
- 君主の克己が、民の安寧を守る
- 民を思う心が、天に通じる
- 縁起よりも民の営みを尊べ
- 民が耕し、家に礼があれば、国は豊かである
- 命を裁くには、慎重にして寛大たれ
- 忠義を乱す声に、耳を貸すな
- 君たる者は、徳を以って天下を治めよ
- 法の背後にある人の心を見よ
- 功あれども、法をもって裁く
- 安きにいて危うきを思え――隋の失敗を他山の石とせよ
- 連坐は悪を隠す温床となる
- 裁きは出世の道具にあらず
- 恩赦は信義を損なう刃にもなる
- 法の複雑さは不正の温床となる
- 詔(みことのり)は汗のごとし――出す前に十度思え
- いのちは天命、法は天下のためにある
- 土地の貢ぎ物は、土に忠実であれ
- 慈しみは、自由にしてこそ本物
- 栄光の中に、滅びの種は宿る
- 不義の贈り物は、国の徳を汚す
- 美を取るより、心を守る
- 力で治めても、心を得なければ続かない
- 倉を満たすより、民を満たせ
- 恩義を忘れた者は、自らの滅びを招く
- 勝ち続ける国ほど、滅びに近づく
- 民を削って栄える国は、やがて骨まで尽きる
- 強者の真の力は、恐れぬ姿勢にあらわれる
- 兵を動かす前に、言葉を尽くせ
- 戦の勝利より、戦を避ける知恵を尊べ
- 虚名のために、民を苦しめてはならない
- 礼を欠いた勝利に、正義は宿らない
- 剣より縁を選ぶことが、真の民のためになる
- 「武」とは、戦うことではなく、戦いを止めることにある
- 勝つことより、負けたときの執念が国を傾ける
- 帝自ら剣を抜くとき、国の背は無防備になる
- 好機を逃さず、決断すれば勝機は開ける
- 兵は備えるもの、好むものにあらず
- 進むべきでない時に退く知恵こそ、真の忠義である
- 慎みこそ、帝王の美徳である
- 根を忘れて枝を育てるなかれ――異民族政策における慎重の道
- 奢りの離宮は、国を支える民を蝕む
- 君主の驕りと、臣下の沈黙――それが滅亡を招いた
- 君の命運は、天ではなく己の行いにあり
- 足るを知ることが、帝王の品格である
- 帝王の身は天下の柱――狩りに慎みを
- 機知と諫言の妙――瓦の傘で諫める忠臣の心
- 諫言は、剛よりも柔に宿る――君を動かすのは言葉の品格
- 欲よりも志を――狩猟に己を任せぬ君の徳
- 民の営みと天の理に寄り添う誠実さが、真の諫言となる
- 民が満ち足りてこそ、最大の祥瑞(しょうずい)
- 妖しき兆しも、徳によって鎮められる
- 傲りを捨てて省みる心こそ、災異を鎮める力となる
- 天災を過ちとせず、政を磨く契機とせよ
- 太平のときこそ、危機を忘れるな
- 勝ってもなお、慎む者だけが最後まで全うできる
- 文でも武でも徳でも、誇るべきは功ではなく、終わりまで貫く志
- 名君に並ぶ道は、比較ではなく継続にある
- 有終の美を飾るには、初心と戒めを忘れないこと
- 勝ったあとの油断こそが最大の敗因
- 感情を制する者こそ、国を制する
老子
- 語れぬ“道”を感じよ──見えぬ価値がすべてを生む●1
- 誇らず、押し出さず、去らず──無為のリーダーが道を拓く●1
- 競わず、飾らず、任せて治めよ──“無為の知恵”が組織を整える●1
- 誇らず導き、沈黙の力で動かす──「空なる道」の統治哲学●
- 無私に徹し、沈黙で導く──“ふいごの力”で生き残る組織を築け●
- 静けさと包容がすべてを生む──“尽きぬ母性”の経営原理●
- 後にして先んじ、控えて残る──“無私”が永続の道をひらく●
- 水のごとく、争わずして成果を生む──柔と謙がつなぐ組織の信頼●
- 盛りを超えるな、退いて道を残せ──節度と引き際が真の成功を導く●
- 育てて奪わず、導いて縛らず──“玄徳”が人と組織を動かす●
- 空にして機能を生む──“見えぬ価値”こそ最も役に立つ●
- 飽きる刺激より、飢えを満たす価値──“目を去り、腹を選ぶ”経営の知恵●
- 名誉に驚かず、私を超えて任に応えよ──“無私の人”にこそ天下は託される●
- 見えぬ“道”が組織を導く──惚恍たる信念が原理となる●
- 濁りを抱き、満ちずに新たに──“控えめな賢者”が組織を導く●
- 根に還り、静かに知る──“常”を守る者が未来を築く●
- 語らずして治め、功あれど誇らず──無為のリーダーが最強である●
- 美徳の強調は、道の欠落──“自然な秩序”を取り戻せ●
- 飾りを捨てて、素を観よ──自然な善が強い組織をつくる●
- 群れず、飾らず、道とともに在る──異なる者が時代を導く●
- 見えぬものにこそ真価あり──“道”に従い、真を見抜く力●
- 曲がる力が、折れない強さ──柔と謙が生む永続の道●
- 語らずして伝わる、信じてこそ信頼される──“同化の法則”が導くリーダーの道●
- 背伸びは破綻を招く──見せるより、在るを磨け●
- 循環と自然に従え──“道に立つ王”の条件●
- 静かにして重くあれ──軽率な言動は信を失う●
- 痕跡なき成果、見限らぬ人──真の力は静かに働く●
- 柔にして強く、影を抱き、自然に立つ──“本質に帰る力”が人を導く●
- 操作せず、調和せよ──“無為の徳”が秩序を保つ
- 果して誇らず──真の強さは、控えめに成し遂げる力
- 勝っても喪礼──誇らず、哀悼と敬意をもって成果を受け止めよ
- 名にとらわれず、道に従え──“無名の徳”が人を導く
- 己を知り、己に勝て──“真の強さ”は内にある
- 主張せずに育てよ──“無名の力”が真の偉業を成す
- 飾らずとも人は集まる──“静かな徳”が世界を動かす
- 譲って勝つ、示さず制す──“柔の智”が組織を導く
- 動かずに成す──“無為のマネジメント”が組織を整える
- 形式を超えて本質を掴め──“にじみ出る徳”が組織を変える
- 謙虚こそ支配の基──“一”を守る者が世界を整える
- 退くは進む、柔は強し──“無”が生む可能性を尊べ
- 笑われる道こそ、価値ある道──静けさと晩成が真の力を育む
- 強きより、和を育む弱きに学べ──調和と謙虚が組織を育てる道
- 柔は剛に勝る──言わずして導き、動かさずして育てる
- 足るを知り、引き際を見極めよ──執着は損失、満足は安定
- 静けさと余白が真の完成──見せない力が信頼を築く
- 欲に溺れず、満足を知る──“足る”者が勝者となる
- 動かずして見極め、任せて成す──静かなる洞察が組織を導く
- 減らすことで極まる──“無為”の力が組織を動かす
- 信じて預け、善で包む──“差をつけぬ徳”が人を育てる
- 執着せずして生き抜く──死地を避ける柔らかき知恵
- 支え、任せ、支配せず──静かな徳が人と組織を育てる
- 本質に戻り、静かに進め──しなやかな知が未来を導く
- 華やかさより、実を耕せ──静かな道に真の力が宿る
- 小さきを修め、大きを知る──自己の徳が世界を動かす
- 強さは、柔らかく静かに宿る──調和の力が繁栄を守る
- 語らずして伝え、光らずして導く──沈黙と一体性が真の価値を生む
- 静けさが治め、欲なき者が育てる──“無為”が社会を調える力
- 正しさの押し売りをやめよ──“静けさと寛容”が信頼をつくる
- 節制が力を育て、徳が未来を拓く──深く根を張る経営の道
- 繊細さは力である──手をかけすぎず、徳で導くマネジメント
- 強さは静けさに宿る──“下に立つ者”こそ、全てを得る
- すべてを包む“道”──人を見捨てず、本質を見よ
- 小さく始め、静かに育てる──無為の力が難を超える
- 小に始め、兆しに備え、終わりまで慎め──“無為の力”が成功を導く
- 賢く治めず、自然に任せよ──“玄徳”が導く組織の調和
- 謙る者が推される──“争わぬ強さ”が真のリーダーをつくる
- 慈・倹・後──“三宝”を持つ者が真に推される
- 争わぬ者が勝ち、下に立つ者が導く──“配天の力”が真のリーダーをつくる
- 退いて制し、哀しみをもって勝つ──“無為の戦略”が真の勝利を導く
- 見た目より本質──“簡単な真理”を貫く者が尊ばれる
- “知らぬことを知る”が最上の知──謙虚さが失敗を遠ざける
- 誇らず、押しつけず──“敬意を呼ぶ静かな力”が人を導く
- 進むも勇、退くも勇──静かに勝つ“天の道”を信じよ
- 裁かず導け──“恐れ”ではなく“徳”で人は動く
- 奪わず、干渉せず、執着せず──“軽やかな統治”が人を活かす
- 強さはしなやかさに宿る──折れずに導く“柔の力”
- 偏りを整え、功を誇らず──“天のバランス”に学ぶ経営哲学
- 柔が剛に勝つ──責任を背負う“水のリーダーシップ”
- 責めずに果たす──信頼は“余怨なき関係”に宿る
- 拡大より充足──“小さく満ちる”経営のすすめ
- 語らずして信を得る──与える者こそ、最も豊かな人