製造原価計算の直接費について、製造直接費(直接材料費、直接労務費、直接経費)は、特定の製品に直接ひも付けることができる費用です。
これらの費用を製造指図書ごとに個別に集計することを「賦課」といいます。
目次
資料例と原価計算表への記入方法
例題資料
- 直接材料費: 5,000円
- 直接労務費: 3,000円
- 直接経費: 2,000円
原価計算表の記入
項目 | 金額 |
---|---|
直接材料費 | 5,000円 |
直接労務費 | 3,000円 |
直接経費 | 2,000円 |
合計 | 10,000円 |
記入方法のポイント
直接材料費
使用した材料が特定の製造指図書に対応する場合、その費用を集計して記入します。
直接労務費
製品製造に直接関与した作業員の労務費を集計し、記入します。
直接経費
特定の製品に対して発生した外注加工賃や特許権使用料などを記入します。
合計
各項目を合算し、製造指図書ごとの合計原価を計算します。
まとめ
製造直接費は特定の製品に対して発生したコストを正確に把握し、製造指図書ごとに記録します。これにより、個別製品ごとの原価を明確にし、製品の採算性を管理できます。資料が具体的であれば、それを基にさらに詳細な記入が可能です。
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