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経費の消費額の計算と分類

経費は、消費額の計算方法によって以下の4つに分類され、それぞれの消費額計算方法が異なります。

目次

1. 経費の分類と計算方法

分類概要具体例計算方法
支払経費1か月間の支払額をその月の消費額とする経費。外注加工賃、特許権使用料、旅費交通費当月の支払額
月割経費(ゲツワリ)一定期間(1年や数か月分)の発生額を月割りして計算する経費。減価償却費、賃借料、保険料年間発生額 ÷ 12(または契約期間の月数)
測定経費メーターで測定した消費量をもとに計算する経費。電気代、水道代メーターで測定した消費量 × 単価
発生経費その月の発生額を消費額とする経費。材料棚卸減耗費当月の発生額

2. 計算例

(1) 支払経費

: 当月の外注加工賃支払額が 5,000円の場合

消費額 = 支払額= 5,000 円

(2) 月割経費

: 工場建物の賃借料(年間契約額) 120,000円

消費額 = 年間契約額 =120,000 ÷ 12 = 10,000 円

(3) 測定経費

: 電気代(当月の使用量) 500 kWh、単価 25円/kWh

消費額=使用量×単価 = 500 ×25 = 12,500 円

(4) 発生経費

: 当月の材料棚卸減耗費が 2,000円の場合

消費額 = 発生額 = 2,000 円

3. 経費の分類と消費額計算のまとめ

分類消費額計算方法具体例
支払経費当月支払額外注加工賃、特許権使用料、旅費交通費
月割経費年間発生額 ÷ 12減価償却費、賃借料、保険料
測定経費測定消費量 × 単価電気代、水道代
発生経費当月発生額材料棚卸減耗費

4. ポイント

  • 各経費はその性質に応じて計算方法が異なります。
  • 特に月割経費や測定経費では正確な計算が必要です。
  • 正確な経費計算は製造原価の正確な把握やコスト管理に欠かせません。

これに基づいて経費を適切に分類・計上することで、製造原価管理がスムーズに行えます。

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