賃金や給料を支払う際には、以下の点を考慮して仕訳を行います。
- 賃金(費用)や給与(費用)の計上: 支払額全体を「賃金」または「給与」勘定で記録。
- 控除項目の処理: 源泉所得税や社会保険料など、控除された金額は「預り金(負債)」として処理。
- 支払方法: 実際に支払われた金額を現金または預金で処理。
目次
例題
- 当月の賃金支給額: 1,000円
- 源泉所得税: 100円
- 実際支払額: 1,000−100 = 900 円
借方: 賃金 1,000円(費用の計上)
貸方: 預り金 100円(源泉所得税の控除)
貸方: 現金 900円(実際支払額)
借方 | 貸方 | ||
---|---|---|---|
賃金 | 1,000 | 預り金 | 100 |
現金 | 900 |
ポイント
- 「賃金」または「給与」の全額を借方に計上: 支給総額を費用として記録します。
- 控除額を「預り金」に計上: 源泉所得税や社会保険料など控除分は、後日納付するまで負債として扱います。
- 現金支払い額の計上: 実際に支払われた金額を現金や預金として記録します。
これにより、賃金や給料の支払に伴うコストや負債の管理が適切に行えます。
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