決算整理⑧ 消費税の納付額の計算

1. 決算整理仕訳

仮払消費税（資産）と仮受消費税（負債）を相殺し、差額を納付額として未払消費税（負債）で処理します。

資料

• 仮払消費税（資産）：10円
• 仮受消費税（負債）：30円
• 納付額（未払消費税）：30円 – 10円 = 20円

仕訳

借方：仮受消費税 30
貸方：仮払消費税 10
貸方：未払消費税 20

借方		貸方
仮受消費税	30	仮払消費税	10
		未払消費税	20

仕訳の解説

1. 仮受消費税（30円）を減少させるために借方に記入。
2. 仮払消費税（10円）を相殺するために貸方に記入。
3. 差額（納付額：20円）を未払消費税（負債）として貸方に計上。

2. 確認ポイント

• 消費税の納付額は、仮受消費税の方が仮払消費税よりも多い場合、その差額を計算する。
• 納付する消費税は「未払消費税」という勘定科目で処理する。