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決算整理②当座借越勘定への振替

目次

1. 決算時の処理

当座預金口座が貸方残高の場合、これは当座借越(銀行からの借入金)が発生している状態を示します。貸方残高を適切な負債勘定(当座借越または借入金)に振り替えます。

1.当座借越で処理する場合

仕訳例

  • 取引: 決算において、当座預金の貸方残高が 100 円全額が当座借越によるもの。
  • 仕訳: 借方:当座預金 100 貸方:当座借越 100
借方貸方
当座預金100当座借越100

2.借入金で処理する場合

  • 取引: 決算において、当座預金の貸方残高が 100 円全額が当座借越によるもの。
  • 仕訳: 借方:当座預金 100 貸方:当座借越 100
借方貸方
当座預金100借入金100

次期の期首の処理(再振替仕訳)

決算整理で振り替えた当座借越は、次期の期首に再振替仕訳を行い、元の当座預金勘定に戻します。

仕訳例

  • 取引: 期首において、当座借越勘定の残高 100 円について再振替仕訳を行う。
  • 仕訳: 借方:当座借越 100 貸方:当座預金 100
借方貸方
当座借越100当座預金100
借方貸方
借入金100当座預金100

ポイント

  1. 決算時の振替: 貸方残高を負債勘定(当座借越または借入金)に振り替える。
  2. 次期の再振替: 期首に、元の当座預金勘定に戻す。

この処理により、決算時に適切な負債勘定で表示し、次期には通常の当座預金勘定として扱える状態に戻ります。

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