目次
【マインド・習慣】マインドセット
- なぜあの社長は壁を抜けられないのか?変化の激しいこの時代。経営をしていく中で、越えられない壁にぶち当たる瞬間が必ず来ます。それは全ての組織に訪れる。
- その時、多くの社長は「俺の考えだけではもうダメ」「もっと部下に任せるべき」「システムを導入すべき」と考えます。この考えこそが「稼げない社長になる」はじめの一歩。
- 部下に任せるという考えは、一見優れた社長の考え方のように思えるが、実はそれが誤り。変化の激しい時代、先の見えない時代。実は部下だって「どこに」進めばいいのかわかず、「どうやって」進めばいいのかだってわからない。そんな時に社長が「お前に任せる」と言い放ったところで、部下は機能しない。
- 大きな壁にぶつかった時、本当に頼りになるのはシステムや部下ではない。ここまで会社を引っ張ってきた社長、あなた自身。組織が大きな壁にぶち当たった時。それは、社長自身が今までの自分を超える時。あなたの変化が組織を活性化させる。
- 本当に頼れるのは社長、あなた自身。本当はわかっているはず。自分にはまだ活かしきれていない能力があることを。
- まだ目覚めていないけど、覚醒したらもの凄いことになることを。自分はまだ上に行けることを。
- でも方法がわからないだけ。今のマインドを捨て、稼ぐ社長のマインドセットに変換する。これが、壁を抜けて次のステージに行く方法。
- そうなのです。「マインドセット」の重要性を知りながら、それを上手に活用しているのは一部の人達だけ。
- なぜならマインドセットを意図的に行うことにより自らを変容させることができるから。
- そして、目の前にある大きな壁を越えられずに何度も跳ね返される…。同じところにずっと留まっている…。そして、じり貧になっていく…。なぜ、このような現象が起きているのでしょうか?それは、社長が「優秀」だから。
- このような社長達は、やってやろう! という強い反骨精神でトラブルを跳ね返してきた人や、先見の明があったり、強い人脈をつくれるコミュニケーション能力があったりと、様々な側面で優秀だからここまで来た。ただ、この先はこれではダメ。
- 壁を抜けていく社長もいれば、壁を抜けられない社長もいる。そして、その壁にぶち当たるところまで来れない社長もいた。
- そんな中、大きな壁をさらりと抜け生きたいように生きている社長は、他の社長とどんな点が違うのでしょうか?あなたは知っていますか?
- それは、マインドセットの違い。壁を抜けていく社長は、意図的に特別なマインドをセットしている。
- 今まで持っていたマインドを捨てて、新たなマインドを手に入れている。その特別なマインドセットができるかどうかで、壁を抜けられる/抜けられないが決定されていく。それが「稼ぐ社長のマインドセット」。
- もっと大きくしたい。もっと安定したい。家族のために。社員のために。彼は次に売り上げ三億円を目標にしました。しかし、社員は彼が望むような動きができません。そのためなのか売り上げも上がりません。
- ◇立ちはだかる壁 「そうか…所詮、みんなにとって自分の会社じゃない…。だから、本気になれないんだ。仕方ないことかもしれない。だとしたら、自分がやり方を変える。その時が来たのかもしれない…」と。
- 彼は「今まで、自分のやり方を押し付けてきた…。だから〝オレ流を捨てよう〟」と決断しました。
- 一 時代に合った考え方、知識を習得する二 しくみを導入する三 もっと部下に任せる
- ◇どうしても…抜けられない… ◇
- しかし、それでも三億円という壁は抜けられませんでした。むしろ売り上げは下がり、社員は辞めていきます。彼はパニックになります。
- 「なぜだ! やり方を変えたのに…。しくみも導入したのに…。部下にも任せているのに…」いったい、何が悪いんだぁ!いかがでしたでしょうか。
- さて、彼がなぜ、三億の壁を抜けられないか。
- その理由がわかりましたか?ピンときていない方も多いのではないでしょうか?壁を抜けられない社長に何が起きているのか? 先ほどのように、経営者は、時代の流れにマッチしていくために常に変化を求められます。
- したがって経営者は『行動』を変えることで、結果を出そうとします。また、今までの自分の『考え方』を変えようとする経営者もいます。行動や考え方(思考)を変えることで結果を出す。それはとても重要なことです。
- ただし、それだけでは越えられない壁もあります。
- 「行動を変える」「思考を変える」この二つに共通することは、どちらも「意識的に行動や思考を変える」ということです。つまりこの社長が行ったのは「意識レベルでの改革」。
- しかし、意識的に行動や考え方を変えても上手くいかない場合がある。それは意識レベルが限界に来ているということ。意識レベルの限界が来ている。
- それが意味することはなんでしょう?それは、今のあなたは限界に来ました。ですから進化してください、という意味。
- 別の言い方をすると、あなたが次のステージに上がるタイミング来た。そのステージとは、今までとは異なるレベルのステージ。ビジネスを別次元に飛躍させるステージ。つまり、意識レベルの限界とは、今までの自分を超えて次のステージに入るサイン。
- そのタイミングが来ているのにもかかわらず、意識レベルの改革で結果を出そうとする社長は、当然、壁に跳ね返される。
- 彼らの多くは自分の才能の限界だと感じ、解決策を自分以外に求めます。「もっと部下に任せないと…」「しくみを導入しないと…」「アウトソーシングを検討しよう…」と。ちょっと待ってください!そんなもったいないことをするのは。
- 「今までの自分を超えて次のステージに入る」そのチャンスを確実に活かす。そのためには「変容」が必要。自分を超える自分になる。そのためには自分を「変容」させること。変化でなく「変容」。
- 違いがわかりますか? 「変容」とは、溶かして再形成すること。今までの自分を溶かす。そしてそこから、生まれてくる自分。そこからしか生まれてこない自分。それが新しい自分になる。その新しい自分がビジネスを別次元に飛躍させていく。
- 彼らはどのようにして、あれだけの大きな変化を行っているのでしょうか? 実は、サナギの間、身体の中の細胞をドロドロに溶かす。そして全く違う形態に再形成させる。このような大きな変化を、「成長」ではなく「変容」と呼ぶ。
- この変容のプロセスには、注目すべき点がもう一つある。それは、この大きな変化をするにもかかわらず、何も足していない、ということ。
- いいですか、青虫は、サナギになってから何も食べていません。今まで持っていた細胞だけ。それを溶かし再形成することで、あれだけの変化を成し遂げる。
- 変容した蝶は、別次元の世界を生きていくことになる。茎や葉をはって移動するのではなく、空を飛び移動します。ということは、見える世界が変わる。
- 視界が広がり、視点が変わり、風を感じ、羽ばたいていく。生きていく環境は変わっていないのに、自分が感じる世界を変えることができる。
- 今まで下から見上げていた花々さえ、上から見ることができるようになる。このように、青虫の変容は、サナギになりいったん細胞を溶かして再形成することで蝶になる。
- これは、蝶が持つ変容のメカニズム。つまり生まれながらにして持っているプログラム。
- ですが、実は人間も、変容のメカニズムを持っている。人間の変容のメカニズム。それが、マインドセットである。
- 今、あなたが持っているマインドをいったん溶かし、マインドをセットし直す。このことで、人間の変容が可能になる。
- よく、死に直面した方やどうしようもない逆境を乗り切った人が、その後、全く違う人間になり、別の次元に進むことがある。
- これは、生死をさまよう体験をする、牢獄に入る、倒産する、このような窮地に立たされると、人には否応無しにマインドセットのプログラムが作動し『変容』が起きる。
- ですから、マインドセットのステップを知り、意図的に新しいマインドを手に入れてしまえばいい。
- このことを知っている大企業の経営者、トップアスリート、政治家などは、マインドセットすることで自己変容していくことができる。
- ですから、彼らは成長の速度が圧倒的に速かったり、大きく環境が変化しても「結果を出し続ける」ことができる。
- 自己変容をしないで、部下やしくみに任せる社長というのは、さしずめ、大空を飛びたがっている青虫が羽を買ってきて、自分にくっつけているようなもの。そのくっつけた羽は飛んでいる最中にとれてしまうのに…。
- 世の中には、ビジネスを加速させる優秀なしくみやシステムがあるが、ただ、わかってもらいたいのは、これらはビジネスを加速させるための「強力な武器」ということ。その「強力な武器」を最大限に使いたおすためにも、社長が変容を行うことが重要である。
- マインドってなんだろう?
- 社長にとって「マインドを制するものは、ビジネスを制す」と言えるくらい重要なもの。
- 『意識レベルの限界。それは、今の自分の限界であり、「変容」のタイミング。そのためにマインドセットを行う』
- マインドとは、ビジネスにおいては、向き合う姿勢や態度、意識、モチベーション、使命感と位置づけられる。
- 知るべき重要なことはマインドがどんな機能を持っているのか? ということ。
- マインドが持っている機能。それは状況や結果の捉え方を決定づけるという機能である。
- つまり、その人が持っているマインドによって物事の「捉え方」が異なってくる。
- 今月は赤字…という状況(事実)を「やばい…倒産するかも」と捉えたのはマインドのせい。「問題点を洗い出そう!」と捉えたのはマインドのおかげ。
- 部下が思うように動いてくれない…という状況(事実)を「部下から信頼されてない…」と捉えたのはマインドがさせたこと。
- 「伝え方を変えればいいんだ」と捉えたのはマインドが犯人。このように、そのマインドは「捉え方」に大きな影響を与える。ここが重要。
- まず、マインドは事実に対する捉え方を変える、と覚えておく。さて、捉え方が変わると、何が変わるのか?
- 【捉え方が変わると結果が変わる】よく「思考」が変われば結果が変わる、と言われる。
- 事実 →思考 →行動 →結果、とみている。つまり、事実に対して思考し、思考に対して行動し、行動に対して結果が生まれる、と考えているが、実際は違う。事実 →思考 →行動 →結果というプロセスの中に重大なものが抜けている。それが「捉え方」。
- 人のメカニズムとしては、事実 →捉え方 →思考 →行動 →結果、となっている。人は、事実を事実として捉えることができない。人は事実を自分のマインドに従って捉えるというしくみがある。
- そして、「思考」が行動に影響を与えるのは皆さんが知っての通り。
- ですから「行動を変えれば現実が変わる」とか「思考を変えれば現実が変わる」と耳にしますが、本当は「事実の捉え方」が変わらない限り現実は変わらない。どう解釈するかということ。
- そして、その捉え方を決定づけているのがマインド。つまり、マインドが現実を創り出している。誤解してはいけない。
- マインドがどのように影響を与えているか?私達はマインドを知らないうちに設定している。つまり、誰しもマインドを持っている。
- 自分の経験の中から、誰かから聞いたことから、人から受けた刺激から、無意識にマインドを設定している。そして、そのマインドによって現状を創り出している。そのマインドがあったからこそ、今のあなた、今の結果がある。
- その一方で、『自己犠牲を払わなければ成功しない。代償を払わないと結果が出ない』というビリーフを持っていた彼は、成功と共に身体の辛さを感じていた。しかし、この辛さは成功には必要なことだから、と納得していた。
- 「プロとは自己犠牲をしなければ成功しない」というビリーフを持っている彼にとって、目標が大きくなればなるほど、彼の代償が大きくなるので、さらに辛くなることを無意識が知っている。
- 「結果が出ていない人はサボっている」というビリーフを持っている彼にとって「自分は結果が出てきていない。つまり自分はサボっている」と認識し、自分を責めてしまう。そして、「自分は優秀なのに…なぜ? 私が、次のステージに行けないのはおかしい!」と。
- そして次に向かうためのサインとして、マインドが機能する限界にたどり着いた。そのことに気づけなかった。
- そして、彼がすべきことは、ただ一つ。意図的にマインドセットすることだった。
- 【意図的にマインドセットする】意図的にマインドセットするといっても、どのようなマインドにセットすれば良いのか?それはコア・ビジョンに基づいたマインドにセットするということ。
- このコア・ビジョンに基づいたマインドにセットすることが「稼ぐ社長のマインドセット」である。
- 【コア・ビジョン】コア・ビジョンとは、あなたが創り出したい独自の世界観のこと。
- あなたのコア(核)から望んでいる「本当にたどり着きたい場所」。これは、一人の人間として何を大切にし、どんな世界を創りたいか? という問いかけに対する〝こたえ〟である。
- 売り上げを五十億円にしたい。店舗数を二十店舗にしたい。海外に進出したい。これは目標やゴールと呼ばれるもでありコア・ビジョンではない。
- 【コア・ビジョンの例】『自分の中の「当たり前」をぶちこわし、より自由に選択している世界を創る』これはある接骨院グループを経営している社長さんのコア・ビジョン。
- 治療と関係ないのでは? と思いますよね。この社長さん曰く「ケガにより、動きに制限がかかり、それが当たり前になっている人がいる。その人に治療をすることで制限をはずし、再びいろんな生き方を選択できるようにする」と言っている。
- これがその社長の創りたい独自の世界観である。彼にとって「治療」とは、この世界を創るための手法である。
- あなたが創り出したい独自の世界観。それがコア・ビジョン。
- 【稼ぐ社長のマインドへ】そして、自分のコア・ビジョンに基づいて「マインドの三つの要素」をセットしていく。それをコア・ロール、コア・ビジョン、コア・ビリーフと呼ぶ。
- 【コア・ロール(世界に対する私の役割)】稼ぐ社長は、自分のロールを「社会から与えられた役割」に設定しない。なぜならそれは表層的な役割だということを知っているから。彼が設定するのはコア・ロール。
- コア・ロール、それは、自分自身がこの世界(世の中)に対して「どんな存在」で「どんなことをする人」なのか? という、この世界に対する役割。
- 松岡修造さん、コア・ロールで言うと「ソウル・サポーター」と言ったところか。また、私の知人で、ウェブデザイナーの方は、彼のクライアントへの役割はデザイナーですが、彼のコア・ロールは『武器を作る鍛冶屋』である。
- このような相手のニーズに対してとてつもない破壊力を発揮する武器を提供している。自分のロールをコア・ロールに深化させることは極めて重要なこと。
- つまり自分が自分に設定しているロールが今のステージでのパフォーマンスの可能性を無意識に決定している。
- 【コア・バリュー(奥から湧き起こるエネルギーの源泉)】稼ぐ社長はバリューではなく、自分のコア・バリューを知っている。コア・バリューは、その人の核(コア)となる価値観。
- 自分の核(コア)が光り輝きエネルギーが満ちあふれるような感覚になる価値観のことを指す。コア・バリューは、行動を起こす際のパワフルなエネルギー源となる。
- コア・バリューを知り、そのコア・バリューに沿った行動をしている時、人はパワフルにそして自分の能力を出し惜しみすることなく行動を起こす。
- 建築会社の社長のコア・バリューは「驚き」でした。とにかく相手を驚かせたい。ビックリさせることが大好き! そのために、常に相手の期待を上回る結果を残そうと行動する。その一方で「自己研鑽」という価値観はあまり重視していない。
- 自分のコア・バリューを知り、それを上手く活用しているのも稼げる社長の秘訣である。
- 【コア・ビリーフ(次のステージが加速するための信念)】私達は、経験や出来事に対して意味付けをする。その解釈が重なって、知らないうちにたくさんの信念を作り上げている。
- つまり、ビジネスの目標や目的があっても上手く行動ができない時、それはビリーフによって自分の行動が止められているケースがたくさんある。
- 逆に、コア・ビリーフとは、次のステージに行くことを加速させる信念を指す。彼は、このビリーフに気づき、「自分の能力を目的達成のために活かしきれる人は優秀だ」というコア・ビリーフに入れ替えた。
- 【ステップ 1:観る/コア・ビジョンを観る】あなたが創り出したい独自の世界観をイメージする。「成功の意図」を変える時。
- 一人の人間として何を大切にし、どんな世界を創りたいか? そのあなたの創り出した世界では自分や周囲の人、関わる人が何を大切にし、何を尊重し合っているのか? あなたが本当にたどり着きたい世界について考える。
- 彼の答えは「人との関わりの中で、自分の本質を素直に出す。そして楽しみながら結果を出している世界」でした。
- 苦しまないと成功しない、という思い込みの世界で生きてきた彼にとって、本当にたどり着きたい場所がわかった。
- 【ステップ 2:呼び起こす/コア・バリューを呼び起こす】今持っているバリューをコア・バリューに入れ替える。今まで大切にしてきたバリューは、このステージに来るまでにふさわしかった価値観。
- ですからコア・ビジョンにふさわしいコア・バリューを見つけます。といっても、新しくコア・バリューを持つのではなく、それは本人の中にすでにある。
- 自分の核(コア)が光り輝くような感覚になる価値観。行動を起こす際のパワフルなエネルギー源。それを自分の中から見つけ呼び起こす。
- 次のステージ(楽しみながら結果を出している世界)のために「本当に大切にしたい」コア・バリュー、それは…素直さ/つながり/循環。
- そして、この価値観は彼が小さい頃に大切にしていたバリュー。自分の気持ちに素直になる。そのことで人とつながり、そして思いが循環していく。
- 【ステップ 3:進化させる/役割とコア・ロールを進化させる】自分の「この世界に対する役割」を見つける。今まで無意識に自分に与えていたのは社会的な役割。
- そうではなく「この世界」に対する役割について考える。あなたがどうしてもしたいこと。気がつくと周囲の人にうっかりしてしまっしまっていること。
- 自分の本質を活かすことができる、その役割はなにか? コア・ロールは、コア・バリューから見つかる場合もあある。
- だから自分は人と人、企業と企業のつながりを深め、そこに循環を創り出すことだと、自分のロールをコア・ロールに進化させた。
- 【ステップ 4:書き換える/機能しないビリーフを書き換える】
- コア・バリューやコア・ロールをセットしたとしてもビリーフを書き換えなければ、マインドセットは完了しない。
- 起業後は、このビリーフがよく機能したのでピンチにも踏ん張ってこれた。しかしこの先はこのビリーフでは抜けられない。彼は自分の中に、コア・ビジョンに進むことを加速させるコア・ビリーフを作った。
- 『犠牲を払っても、払わなくても私は成功する人である』という信念です。犠牲を払ってもいいし、払わなくてもいい。どちらにしても私は成功する。だからどっちを選んでもかまわない、ということ。
- 「犠牲を払っても、払わなくても成功できる」というコア・ビリーフの方が A社長にはスムーズに機能すると感じた。
- A社長の新しくセットしたマインドをまとめると。
- コア・ビジョン:人との関わりの中で、自分の本質を素直に出す。そして楽しみながら結果を出している世界。
- コア・バリュー:素直さ/つながり/循環
- コア・ロール:つながりの巡環を起こす人
- コア・ビリーフ:犠牲を払っても、払わなくても成功できるでした。
- この新しいマインドセットは、状況や起こる出来事の捉え方、全てを変えていく。
- そう、青虫から見ていた世界と蝶から見る世界が変わるように、視点が変わる。目線の高さが変わる。地を這うのではなく、大空を飛んでいく。
- 私達の身体は変わっていませんが、物事の捉え方が全く変わる。行き先も見えてくる。壁はもうありません。あるとしたら遥か下の方。
- そして、思考に変化が起きて、その思考の変化に伴い行動が変わった。その結果、目標としていた三億円をわずか一年で突破。当然、辛さは伴いません。
- なぜなら、犠牲を払っても払わなくてもても成功するというコア・ビリーフを持っているのですから。
- そして「つながりの循環を起こす人」である彼は、その役割を社員に対して行った。社員同士のつながりが強まり、組織が強化されたのは言うまでもない。
- そして世界に対して「つながりの循環を起こす」という彼のコア・ロールは彼の行動の範囲を大きく広げた。
- 業界を超えたいろんな社長と社長、企業と企業のつながりを創り出すという役割を担い、気づいたら、経営者達の間で重要な位置づけを持つまでになった。
- このように四つのステップで「稼ぐ社長のマインドセット」をしていく。
- 【陥りがちな三つの罠】稼ぐ社長のマインドセットを行うプロセスの中で、陥りがちな三つの罠がある。この罠に掛かってしまうとマインドセットをしようと思ってもなかなかできず現状を変えることができない。
- 【第一の罠「イケている自分」を捨てたくない…】つまり、成功を収め、その時に築いた「イケている自分」を手放すことになるのですが、この「イケている自分」を手放すのを嫌がる社長さんがいらっしゃる。このような場合、変容は起きない。これが第一の罠。
- ある社長さんは起業し、売り上げを三億円まで成長させ、さらに六億円まで伸ばそうとしていた。しかし、あらゆる手を打ったのですが、どうしても六億円の壁を突破できない。
- それどころか、売り上げが上がってくると組織内でトラブルが多発し、再び業績は下降。そして、なぜか人が離れてしまう。
- そして簡単な業務のはずなのにミスを犯し、それが大きなダメージにつながっていく、ということが頻繁に起こってしまう。
- これはどういうことなのでしょうか?この社長は、起業した後、努力を重ね、そして、ここまでたどり着いた。
- その成功体験から、「自分でこの成功を築けた」「ここまでこれた自分はイケている」と感じている。それは当然のこと。
- そして、次のステージ(ここでは六億円企業)に行くためには『今までとは違う自分になる必要がある』ということを無意識ではわかっている。
- つまり、次のステージに行くためには、今の(イケている)自分を捨てることになる。それは嫌なので無意識が抵抗している。
- 言葉では、「六億円を突破したい」と言っている。つまり意識レベルでは本気で「次のステージ」に行きたいと思っているが、無意識レベルでは行きたがっていないということ。
- 「じゃあ、イケている自分を持ってはダメなの?」「自信にもなるし、いいじゃない!」という声も出てきそう。それでもいい。これまでのイケている自分を捨てなくても。
- ただし…次のステージに行くためには、その「イケている自分を手放せるくらいイケている自分になる」必要があるということ。
- 残念なことに、多くの社長はこの罠に陥りやすい傾向がある。なぜなら、社長は過去に「何らかの形で、常識を超えた負荷を自分にかけ、そこから成功した」という経験をもっているから。
- このように目標や責任にコミットした結果、成功体験をもっている社長は普通の人達よりも「強い」信念や価値観を持っている。
- だからこそ、その信念や価値観を手放せないという状態になりやすい。このように多くの社長がこの罠に掛かってしまう。次のステージを目指すなら、今までの自分を変容させる。
- そのためには、イケている自分を手放せるくらい、イケている社長を目指すこと。
- 【第二の罠「恐れ」と向き合いたくない…】第二の罠は、自分の恐れていること・嫌なことから目を逸らし、違う何かに手をつけることで、恐れと向き合わないようにしている状態のこと。これでは、深い部分からの変化は起こせないため「稼ぐ社長のマインドセット」を手に入れることはできない。
- 本人も「なんとなく」わかっている。自分が何に向き合うべきなのか? しかし、そのことに触れたくないので、人事制度、社員教育など他のものを扱うことで「向き合うべきもの」から目を背けている。
- 「稼ぐ社長のマインドセット」を行い、自己変容を起こすためには「全ての自分を受け入れる」ことが必要。
- いい自分を残し、嫌な自分を修正するのではない。いい自分も嫌な自分も全て受け入れる。当然のことながら、それは気持ちのいいことではない。
- 弱い自分。認めたくない自分。情けない自分。これらを丸ごと、そのまま受け入れる。このプロセスを通らない限り変容は起きない。
- 前述したように、サナギから蝶に変容する間は何も食べません(サナギでいる間じゅうは何も食べられませんよね)。つまり、サナギが蝶になるためには「何かを足す」必要はない。
- 自分の全ての細胞を排除することなく、受け入れて溶かして、そして再形成する。このようにして変容が起きるのです。これは「人の変容のプロセス」でも同じ。自分に「何かを足す」のではなく、全てを受け入れる。自分の中の恐れと向き合う。これが自己変容を起こすための必要条件である。
- 【第三の罠 したいことがわからない…】事業を進めていく中で「自分が本当にしたいことがわからなくなった」とおっしゃる社長さんが数多くいる。
- 起業後、成長して大きな壁にぶつかった時に「この感覚」になる方が多くいる。このような感覚をモチベーション・ロス(モチベーションの消失)と言う。
- これが第三の罠。この罠に入ってしまうと、迷走状態になり、変容を起こすことができない。
- 「したいことがわからなくなった」という社長。しかし、それまでモチベーションがあったはず。このような方に「起業時のモチベーションは?」と尋ねると、生活のため。家族を守るため。その業種(商品、サービス)が好きだから!というような受け答えが返ってくる。
- しかし、それは本質的な動機ではありません。そうであるなら、起業でなく会社員というポジションでも、可能である。
- 「起業」という道を選んだ本質的なモチベーションは、・若い頃、バカにされた。見返してやる( =誰かからバカにされている感覚)・自分は優秀だ。それを証明したい!( =自分が認められていない感覚)・とにかくサラリーマンが嫌!( =嫌なことは避けたい)などマイナスな感情が色濃く含まれている場合がある。これはこれで、パワフルなモチベーションになる。
- このモチベーションがあったからこそ、現在の状況を作ることができたのだろう。
- このように、〝したいこと〟ではなく、〝そうなりたくない〟という「恐れ」が原動力となっているモチベーションを「フィア・ベース」のモチベーションと言う。フィア( Fear)とは「恐れ」のこと。
- そして、このフィア・ベースのモチベーションの特徴には、爆発力がある、直ぐに行動に移せる、という利点があある。
- そして、フィア・ベースをモチベーションにして経営をして来た場合、それが達成した瞬間、モチベーションを失う。
- 「見返してやろう!」という思いでここまできた社長は、ある程度の成功を収めた時、「見返してやる」必要がなくなったので、何をすればいいのかわからなくなる。
- 時代劇で、親の仇を討つために生き抜いてきた武士が、親の仇討ちに成功したら、その後自分が何をしていいのかわからなくなった、というのと少し似ている。
- そして、起業ではなく、事業継承をした社長にもモチベーション・ロスが起こるケースが数多くある。例えば、突発的な理由で、父の事業を引き継がなければならなかった…などという場合。
- 『事業継承後「この会社をなんとかしなくては」という強い思いで一心不乱にやってきた。しかし最近は、上手くいかない。本音を言うと、ここにきてどうしても力が入らない。本気になりきれていない自分を感じる』と言う。
- しかし、八年間、懸命に走ってきたおかげで「なんとかしなくては」という状態を脱した。と同時に、目的が達成されてしまったため、自分のモチベーションを見失ってしまった。
- モチベーション・ロスが起きた場合、これも自分が変容するサインだ。そして「稼ぐ社長のマインドセット」をすることで、もう一度、自分の内側から湧き起こるエネルギーを見つけること。
- 【マインドセットの達人】世の中にはマインドセットの達人がいる。彼らは、意識レベルの限界が来た! とわかると、直ぐにマインドセットをしていく。
- ある時、自分を振り返ったら、二年に一回自分が大きく変わるって気づいて。それを知った時、ちょっと待って! 僕は、二年に一回しか変わらないの? あれ? って思って、それから毎年変わるようにして、半年、三ヶ月、毎月、と変容の速度を速くしていき…。最近では毎週、毎日のように自分が変わっていくかな ~♪二年に一度、自分が大きく変容することに気づき、それでは「遅い」と感じたんですね。
- そして、自ら変容のスピードを上げて、今では毎週、毎日のように自分が変わっていくことを自分に課す。
- 人間は何のために生きているかっていうと、物事を達成するために生きているわけじゃなくていかに成長するかっていう感じ。
- そうやって考えた時、完成することだけに向かっている人って、物事が完成した時になんか年取りますよね。達成は通過点で、やっぱり自分が成長し続けることの方が興味がある。僕は、一つのことが完成することにあまり価値を置いていない。石原先生のコア・バリューはずばり【成長】。
- そして石原先生にとって「達成」「完成」に焦点を置いているのではなく、自分が成長していくことに重きを置いている。
- 仕事って、楽(ラク)にやりたい。というか、楽しくやりたいじゃないですか。まどろこっしい人とやるのが苦手だなぁ。新しいことが起きないじゃん。
- 人生は有限だから、知らない所、新しいページを開きに行きたいわけで、「うわぁ、そんなことやっているの!」という人や新しいしくみを捕まえにいきたいわけです。
- 【楽しい】【未知の扉を開く】【新たなページを切り開く】という価値観も石原先生のコア・バリューになっているのがよくわかる。
- では、石原先生は、どのようにマインドセットを行っているのでしょうか?基本的には、偶然というよりも自分を意図的に変えている。
- 変えていくタイミングの一つは「習慣化による違和感」を感じた時かな。僕は、違和感って凄い重要だと思っていて。自分は習慣化し始めると、本来はいいはずなのに「嫌」って思い始める…。
- 「ザワザワ」「もやもや」って感じ。違和感は常に意識してるよね。
- それとね、物事は完成に向けて動いていくんだけど、完成が見えた瞬間にもうずらし始めないとって思っている。それをしないと成長がないよね。
- 「習慣化による違和感」や「完成が見えた」時が石原先生の変容のタイミングなんですね。
- では、具体的にはどのように変容させていくのでしょうか?あえて興味を持って、今していることを「ずらす」。意味不明に関係ないことをやってみる。すっごい変なところに玉を投げるっていうずらし方。その「ずらす」のをいくつもつくるんですよ。するといくつもの点ができる。
- 一直線じゃなくて点・点・点が。そして、あれ、ここつながった、ここつながったで面になっちゃう。そして全部を包括的にわかる。そういうような感じで今にいたってますよ(笑)。
- それとね、なるべく質が高い人に多く出会うようにしている。そういう方向に自分を進ませる。
- そこでそのような人と出会う時に起きる自分の化学変化をどう受け止めるのか? っていうこと。これしか考えていない。
- どうもそうすると、漠然と生産性が高い自分ができる。そして、成長の速度が異常に速くなる。ギアの入れ方が変わっちゃうだろうからね。
- 石原先生のマインドセットの方法は、「意味不明に関係ないことをやってみる」「質が高い人に出会う」。
- つまり、今まで感じたことのない刺激を自分に入れることで、自分を活性化させているようです。人間の持つメカニズムとして、新しい刺激が入ると今までとは違った神経シナプスの経路が生まれます。
- つまり、脳の中に新しい回線ルートが作られていくのです。そのために、意識的に石原先生、本人も想像していない角度から自分に刺激を入れていくのですね。
- 人間は、習慣を使いながら効率化させていく。でも〝効率化は停滞〟という側面もあると思う。ビジネスモデルでもマーケティングでも自分の生き方でも、習慣化させると無意識にできるようになる。
- つまり、成果が上がりますよね。ビジネスはそれでもいい。効率的になるから。
- でも、自分の成長ってなった時に習慣化はヤバい。成長が停滞する。だから僕は自分をどんどん変えていくんです。僕〝停滞すると死ぬ〟と思っているから。守りはダメでしょ。
- 同じ繰り返しでは意味がないじゃないんですか?それと、さっきも言ったけど、〝人は自分に新たな刺激を与えると化学変化が起きる〟。
- そして、〝化学変化の受け止め方のレベルが自分の成長のレベルを決定する〟っていうことも信じていることかな。
- 本来、習慣化というのは自分をつくる土台になると考えられている。
- しかし、石原先生は、「習慣化は自己成長においては停滞を招く」というコア・ビリーフがあるよう。
- 自分は飽きっぽいし、一つのところにいられないし、企業に縛られたくない、ということがわかってきて、そのうち、将来は事業会社を作りたいと思うようになっていた。
- 人生の目的は目標達成でなく、「成長」だと思っているから。成長のためには「吸収」だと思っているところがあったかな。
- 僕自身、会社って、事業を起こして売り上げを作ったら終わりかなって思ってた。実は違って、経営って売り上げを作ったらスタート。
- そこからいろんなことが始まってしまうという経験をした。最初は採用なんて考えていなかった。
- だけど、お客さんの数増えちゃったら採用の必要が生まれちゃうし、人を入れたら、ひどい奴だと大騒ぎになるし、採用した人が優秀な奴なのかそうでないかで天と地の差が出たり…。
- それから、なるべく優秀な奴を採用しても、とりあえず赤字になるんだな、とか。入社した奴が、最初から黒字化するのと、三ヶ月後に成長するのとは、企業の成長速度が違うんだな、とか。
- 会社の成長速度とは、人増やしていった時どれだけ早く戦力化するか、とか、いろんなことがわかってきた。
- この辺は手探りですよ。でも人より圧倒的に速い手探り(笑)。それで、僕がわかったのに、周りの社長さん達はそこに気づかず、めちゃめちゃ平和に生きている。
- それに違和感があって、「大丈夫? 大丈夫?」って心配になった(笑)。そこで、これは僕が代表して読み解かなくっちゃって、そして皆に教えた方がよろしかろう、と思ったんだよね。
- 自分の中に蓄積されているデータが自分ごとよりも世の中に役に立つとわかったから、これは吐き出さなくてはいけない。
- 今は、自分の欲はない。人はね、日常で変わっていくと思うよ。刺激によって人間って凄く変わる。変わった自分に惚れ惚れしているのではなく、変化した瞬間に自分をニュートラルにしちゃう。プラス・マイナイスゼロ。そうするとまずは変容しやすくなる。その方が楽しい。
- ビジネスはね、商品やサービスが変わるよりも経営者が変わる方が百倍速い。だから、僕も経営者にブレイクスルーを起こさせるためにいろんな刺激を与えるんだよ。
- 石原先生も、「まずは社長に変容を起こすことがビジネスを加速させる」とおっしゃっていました。やはり、皆さんが自分の変容を起こすことが組織の成長にダイレクトにつながるということを覚えておいてください。
- 自分を「疑う」ということ。
- マインドセットとは変容を起こすことで、自分の可能性を切り開き、自らを次のステージに進ませること。
- そして自己変容のポイントは「信じる」ではなく「疑う」である。
- 新たな自分、次の自分になるためにいったん、全てを溶かす。それは、自分が信じていることを疑うことから自己変容が始まる。
- イケている自分も、情けない自分も。そして自分が勝手に思っている「自分らしさ」も疑うこと。疑うことが今までの自分を溶かし、変容を起こしていく。
- 「自分を疑う」ことは、今までの自分を捨てるわけではない。いったん溶かし、そこから再構築していきます。そのプロセスから生まれるもの。それが進化した自分である。
- しかしながら、自分を疑うことは、怖いこと、嫌なこと。そんな中、マインドセットが上手い社長は、自分を溶かすことを恐れない。なぜなら、今持っている考え方、信念を疑い、自分を溶かして再構築する。その後には進化した自分になっていることを「知っている」から。
- 【「自分を選ぶ」ということ】社長とは選択の連続。その時に稼ぐ社長とノーマルな社長では、〝選んでいるもの〟に大きな差がある。
- ノーマルな社長は「選択肢」を選びます。「解決策」を選択する。「アイディア」を選択する。「どの人を採用する」かを選択する。「会社の方針」を選択する。
- 稼ぐ社長が選んでいるのは「自分」です。あの解決策に「決めた自分」。部下のアイディアを「許可した自分」。彼を「採用すると決めた自分」。
- そう、稼ぐ社長は常に『自分』を選んでいる。私達は小さな頃から「自分で選びなさい」と教わってきた。ですから私達は「選択肢」を選ぶという習慣を身につけた。そうではない。
- 稼ぐ社長のように「自分を選ぶ」のだ。どんな自分を選びたいのか? どんな自分を選ぶべきなのか? これが「覚悟」につながり、覚悟は結果につながる。
- つまり、自分史上、経験したことのないレベルで「変容」をしていくチャンス。
- その時に「自分が本当に変容できるのだろうか?」「本当に稼ぐ社長のマインドセットはできるのだろうか?」という不安や疑問を持つ方もいる。誰でも稼ぐ社長のマインドは手に入ります。
- なぜなら、これは、人が持っているメカニズムだから。稼ぐ社長のマインドセットのプロセスを活用すれば、あなたも手に入る。
- しかしながら、一つだけ、私が左右できないことがある。それはあなたの決断。稼ぐ社長のマインドを手に入れ、変容をするかどうか? それを決定するのはあなた自身。
- 自分を選ぶ。本当に選びたい自分を選んでください。その時、あなたの中にある「変容のメカニズム」は動き出します!
- 「自分を活かす天才になる」
- 何のために生きているか? それは人それぞれなのでよくわかりません。だた、この世に生を受けたなら、その「命」を精一杯活かしたいと考えている。
- 「命」を精一杯活かすとはどういうことなのでしょうか? 私なりにたどり着いた答えが「自分を活かす天才になる」だった。
- 自分を活かす天才。それは…自分という命を、自分という存在を、自分の中の価値観を、自分がしてきた体験を、自分がしてきた決断を、自分がしてきた成功を、自分がしてきた失敗を、父と母の出会いを、自分の魂との出会いを、自分の身体との出会いを、自分の人との出会いを、そして、自分に起きた全ての過去を、自分に起こる全ての未来を、それら全てを活かせる人。
- 自分を活かす天才になる。そのために知るべき三つのことがある。
- 一つ目は、自分を知るということ。
- 私は、何が好きで、何が嫌いで、何が嬉しくて、何が悔しくて…。経験の中から何を学んで、自分をどう成長させてきて…。このように自分を探求していくことです。
- 自分のことは一番わからない、という方がいますが、自分を知らないでどうやって自分を活かすのか?
- 二つ目は、ヒトの持つ機能を知ること。
- 私達は、霊長類ヒト科の「人間」(サイでもキリンでもありません)。ヒトには解剖学的・生理学的な固有の機能がある。イメージ(妄想)をすると身体の状態が変化する。
- ビリーフによって、うっかり行動を起こしたり、止めたりする。バリューに沿った行動はよりパワフルに動ける。このようなことは他の生き物にはないメカニズム。ヒトが持つ固有の能力を知り、それを活かしきれるヒトが、自分を活かす天才である。
- 三つ目は、活かしたい先を明確にする。
- どうせ、自分を活かすなら「自分を活かしたいこと」に活かした方が楽しいし、より機能する。自分の存在を、価値観を、信念を、能力を、行動を「自分を活かしたい先」に活かす。
- そのためには、「自分を活かしたい先」を明確にすること。「自分を活かしたい先」それが、コア・ビジョンである。
- 私は、私を含めこの世の中に「自分を活かす天才」が溢れている、そんな世界を創りたい。私はもっともっと自分を活かす天才になりたい。あなたも是非「自分を活かす天才」に。そして、誰かを活かす天才になる。自分を活かす天才になる。相手を活かす天才になる。
- ヒトという「命」が面白い。
- 他の生き物と違う側面がたくさんある。喜べるし、悲しめる。幸せを感じることもできるし、苦しむこともできる。ヒトが持っている固有のメカニズム。そう「ヒト」だけの特権。とっても面白い。
- だったら「ヒト」であることをもっと活かそう。それがヒトという「命」の使い方。
- 二つ目。自分という「個」が面白い。
- ヒトはそれぞれ違う価値観を持っている。それぞれが信念を持っている。違うものを持ちながらみんなで、同じ現実を生きている。
- すると同じ体験をしても、同じ事実に遭遇しても、その人の中で意味付けがそれぞれ違ってきちゃう。とっても面白い。
- だったら「個」が持っている固有の価値観・信念をもっと活かそう。それが「私である」という存在の活かし方。
- 三つ目。社長という「職業」がアツイ。
- 先の見えないこの時代。どう生きるべきかみんな迷走している。その時社長がコア・ビジョンを提示する。社長がそこに向かって生きる。
- そのことで、関わる全ての人がどのように生きるべきか見つけ出せる。それに気づいた。こりゃ ~アツイ。
- だったら、社長という「職業」をしているヒトに、もっと活躍してもらおう。社長に「自分を活かす天才になってもらう」。
- それが、長年「ヒト」と「ビジネス」を探求してきた私のコア・ビジョンなのです。
- もし、これを読んでいるあなたが、私の探求の旅、つまり「あなた自身を活かす旅」に興味があれば、私の声を直に聴きに来てください。
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