この記事でわかること
- いい人材ほど他社にすぐ転職する
- 社内環境を改善しなければ、人材は定着しない
目次
デキる退職者から、退職の理由を聞き出そう
そもそもすぐに辞めない社員を雇うというのは、ほかに行くあてがないような社員を雇うことでしょうか。
社内環境を改善しなければ、いい人材を採用するほどすぐに辞めます。
いい人材ほど他社にすぐ転職できるからです。
「辞めない人を採りたいという指標を採用活動の中に入れてしまって、ほかに転職できない人材を採りたいのですか?」というと、それは違うはずです。
ちなみに、こちらが正しい論理展開です。
定着率アップのための正しい理論展開
・社員の定着率が悪い→なぜ定着率が悪いのか?→退職者の同僚から彼らの退職理由の本音を聞いてみよう→なるほど。では次に、退職者本人から本音を聞いてみよう。→なるほど。そういうわけか。
あなたは上記の仕組みを社内に導入できますか?
一番のネックが「退職者本人から本音を聞くことはできるのか?」ということでしょうが、これが案外できます。
電話をするのは人事担当者でかまいません。
「職場環境の改善をしたいから退職の理由を教えてほしいのですが」と退職して数か月がたった人に、電話をするだけです。
このとき、職場の元上司が電話をするのはダメです。
退職者は本音を言いません。
ちなみに電話をするときは、在職時にデキる人材だった人にしましょう。
基本的に退職者は退職時に、会社に本音を言いません。
でも数か月たつと、いまの職場のことしか考えませんし「職場の改善をしたい……」と切り出せば、「あのとき、本当は……」と本音を言ってくれやすいのです。
【■POINT■退職の理由を明らかにし、職場を改善できる仕組みをつくろう。】
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