弊社では新規契約をしたお客さまにまずヒアリングをするのですが、その項目の中に、この「一緒に働きたくない人材は?」という項目があります。
どういう人が欲しいですか?と聞くと、どの経営者も同じような回答をしますが、「一緒に働きたくない人材は?」という質問をすることで、各社それぞれ独自の価値観を持っていることがわかります。
部署ごとにも違うほどです。皆さん、過去の誰かを想像しながら話していることが多いのですが、それが大事なのです。
理想の人材ばかりに目が行くと足をすくわれますから、その場合は理想の真逆をみることが大事です。「協調性がある人が欲しい」というのはよく聞きますが、裏を返すと「協調性がない人はダメだ」ともとれます。
「コミュニケーション力のある人がいい」ではなく、「コミュニケーション力のない人はダメ」なんです。
もし、面接や選考の段階でそのようなそぶりが見え、それがNGの人材像であれば、ほかのよいところがあっても、即不合格の判断をしたほうがいいでしょう。
試しに、あなたが隣で一緒に働きたい人がどんな人か、紙に書き出してみてください。その後、あなたの隣で一緒に働きたくない人を挙げてください。
先ほどと違う項目が出てくるでしょう。このように視点を変えるだけで、真実が見えてくるのです。そして、その項目を紙に書き出すことが大事です。
紙に書き出さなければ他の人と共有できません。頭の中で思っていてもダメなのです。
紙に書き出すか書き出さないかで、採用の成否すら分けますので、必ず紙に書き出しましょう。
【■POINT■裏の裏はオモテである。】
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