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□専門知識や技術があるから何?

中途採用で人を採用するときに、専門知識や技術だけを見てはいけません。

多くの会社が失敗するのがこの点なのですが、必要とされる技術の専門性が高ければ高いほど、「過去の会社での経歴や経験があるから」「自社で即戦力になりそうだから」と安易に採用を決定してしまいます。

中途採用で失敗する理由の多くがこれです。

本当に大切なのは専門知識や技術だけではなく、コミュニケーション能力や考え方などその人の持つ人間性なのです。

なぜかというと、ある程度優秀な人であれば、専門知識などはあとから経験したり勉強したり、資格なども机の上での勉強で補うことが可能ですが、コミュニケーション能力や人間性の底上げは容易にできることではありません。

なぜならそれは教えて身につくという能力ではないからです。

仕事はできると思って採用したけれど、人として問題があるから、結局仕事ができず、客先でトラブルを起こしたり、社内でも浮いてしまったりと、トラブルが起こります。

専門知識や技術があるということはいいことなのですが、それだけを理由に合格させてはいけません。「仕事ができる」ようになるには、能力だけでなく、環境や人間関係も絡んできます。

職場が変わってすぐ即戦力として働ける人がめったにいないのは、仕事をするには周りに順応することや、コミュニケーションを取ることがどうしても必要になってくるからです。

即戦力が欲しいと、技術にフォーカスして採用してしまいがちなのですが、結局、大切なのは総合力です。

その人の人間性、根底にあるもの、どんな人と付き合ってきてどんな人と生活して、どんな考えを持っているか、そして自社の価値観と合うかということのほうが重要です。

中途採用をするとき、専門知識や技術だけでなく、コミュニケーション能力や人間性を絶対に無視してはいけません。

そもそも本当に組織人として優秀であれば前の職場でも活躍しているはずです。その人がなぜ転職したかということはよく調べましょう。

【■POINT■大事なのは専門能力だけでなく人間力であることを忘れない。】

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