中小企業ではあまりなじみのない適性試験ですが、適性試験(ペーパー試験)は必ず導入することをおオススメします。
なぜかというと、適性試験は面接で見ることのできない知能指数(IQ)や国語力、数学力、ストレス耐性、性格など、実にさまざまなものをバランスよく測定することができるからです。
お金は確かにかかりますが、実際に使えば、リターンのある投資だとわかると思います。
適性試験にはSPIやエゴグラムなど各社いろいろと種類がありますが、一人当たりにかかるコストは二千円—八千円です。
第一章でもご説明したとおり、人材採用に失敗したときにかかるコストに比べれば、微々たるものですよね?適性試験はどんなものも、ある程度応募者の性格や特徴がわかるので、試験の結果から、面接だけではわからない応募者の側面を知ることができます。
いまはWEB上で簡単に受験できるものもあるので、面接前に自宅で受験してもらうと、会社に呼んで試験監督を用意する必要もなく、交通費を支払う必要もないのです。
よく、どの適性試験を導入するのがよいかと聞かれますが、SPI系か、SHL社、NOMA総研、内田クレペリンのどれかを用いればいいと思います。
それにストレス耐性を見る試験を別途追加しておくとさらに精度が上がります。
ただし、適性試験の結果は面接で判断できない箇所を補ってくれるものであり、適性試験の結果だけで合格させてはいけません。
また、適性試験は多くて二個くらいまでの実施にとどめないと、性格試験を二回したりと、応募者にむだな負担をかけてしまいますのでご注意ください。
【■POINT■適性試験は、面接では見えない応募者の能力をチェックできる。】
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