面接は営業の場でもあります。
なかなか面接官は自分たちが営業担当という意識を持ちづらいのですが、応募者をお客さまと考えることで、営業担当者としても接しなければいけない意味がわかるのではないでしょうか?
採用活動を通して、会社が応募者を選ぶだけでなく、応募者からも、会社は選ばれています。
面接官が失礼なことをすれば、選考途中での辞退や内定辞退もありますし、インターネットの掲示板などに書かれたりします。
選考で不合格となった人に、会社や商品のことを悪く言われないためにも、採用に関わる人全員が営業担当であるという意識を持ってください。
実はこの意識を持てれば、採用活動全般について、カイゼン箇所が次々と見えてくるのです。たとえば職場の環境です。
玄関が汚い、床が汚い、タバコ臭い、男くさい、徹夜みたいな人もウロウロしていたとします。
面接に来た際に、そんな職場を見た応募者はどう思うでしょうか?決して会社を良く見せろというわけではないですが、見られている、選ばれているという意識を持ってください。
こういうところには、優秀な人ほど気がつくものです。カイゼンすべき場所はカイゼンしましょう。
たとえば、面接の前には応接室や玄関、通路を掃除したり、空気清浄機を置いたり、応募者にお茶を出してもいいでしょう。
応募者側の視点になれば採用活動の視野が広がります。応募者の立場に立った採用活動をすれば、ほかの中小企業とかなりの差がつけられます。
「面接官は選ぶから応募者より偉い」もし、このような間違った考えを持っている面接官がいたら、面接官から外しましょう。そういう人をお客さまの前に出してはいけません。
内定辞退や選考辞退が多い会社は、この辺の意識が低いこともあるので、その場合はこれを機会にぜひ、見直してみましょう。
【■POINT■採用にかかわる人は、自らが会社の営業担当だという意識を持つ。】
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