人は通常、自分固有の思考方法や自分の過去の経験に基づいて物事を判断してしまいがちです。
これが経験のない、人材採用などの場面ですと、次にとらわれやすいのが、「常識」という考えです。
そして、いまの人材採用の常識は「人手が欲しい→求人を出す」ということではないでしょうか?「まず一日も早く求人広告を出して人を呼びましょう!人を呼ばないことには、採用などできませんよ」とどこへ相談しても言われます。
そのアドバイスどおり、経営者や人事担当の方は、人材紹介会社やハローワーク、フリーペーパー、折り込みチラシ、WEB求人媒体などに求人広告を出します。
自社ホームページに簡単な募集要項を公開して、求人募集をする会社もあるでしょう。それが実は……採用に失敗する会社がとる方法なのです。
採用の失敗はこのような流れで起きます。
【失敗する採用のフロー】人手が欲しい→求人を出す→応募がある→面接をする→合格→入社→思ったよりいい人材ではない。
採用で成功するためには、「人手が欲しい→求人を出す」このフローの間に、本来おこなうべきことがあります。
それがこちらです。
【成功する採用のフロー】人手が欲しい→欲しい人材像を明確にする→選考内容の確立→面接官の教育→効果的な求人を出す。
このように、求人広告を出す前に、まずは社内的にやるべきことがあるのです。
【■POINT■「人手が欲しい→求人を出す」というやり方は必ず失敗する。】
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