Doとは達成手段をやり切ること!リーダーとメンバーは、職場目標や個人のチャレンジ目標と、その達成手段を検討した。検討過程では頭が痛くなるような場面もあったが、考える面白さも味わえただろう。みんなでワイワイと揉み合って、最後は自分の意思を込めてチャレンジ目標と達成手段を決定したのだ。そういう目標だから、ある程度の納得感は持っている。「達成したい!」、あるいは「達成せねばならぬ!」という意欲や責任感の高まりも感じている。しかし、一抹の不安が残る。目標は立案したが、あくまでも机上のプランであり、うまくやり切れるかどうか、絶対的な自信はない。また、達成手段によっては、仕事を進めながら具体化したり、追加したりしなければならないものがあり、それができなければ期末には未達成が待っている。そんな不安とヤル気とが入り混じった状態で、チャレンジ目標のDoはスタートする。チャレンジ目標のDoとは、チャレンジ目標の達成手段をやり切ることである。やり切るための原動力は、リーダーとメンバーの意欲的、かつ自律的な仕事ぶりにある。それが一般的に言われている「ヤル気」である。この章では、達成手段をやり切るためにリーダーがなすべきことや、ヤル気の喚起方法を解説する。
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