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2つの動機づけ方法

人間の心に存在する「欲求や価値観」などの動機に、何らかの方法で刺激を与えて、目標達成意欲と責任感を高めること。これが本書の動機づけの定義である。平たく言えば、「〝何かが欲しい〟という気持ち」や「〝ああなりたい〟、〝こうあるべきだ〟という思い」を刺激すること。それが動機づけである。動機づけには、「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」との2つがある。外発的動機づけとは、他者から与えられるアメとムチによるヤル気であり、主導権は多分に他者が握っている。それに対して、内発的動機づけは自分で自分のヤル気を喚起する世界であり、自らが積極的に取りに行かない限り、入手が困難なヤル気である。リーダーはこの2つの動機づけを念頭に置き、自分の権限で実行できる動機づけ策を実践するが、まず着手すべきは外発的動機づけである。一部の鉄人は別として、普通の人間は、まず外発的動機づけでヤル気を出し、そのヤル気を使って内発的動機づけに火をつけるからである。以下に、代表的な3つの外発的動機づけを説明するが、「関心と愛情を注ぐ」と、「承認欲求を満たす」はリーダーの権限でできるものであり、ぜひとも実践してほしい動機づけ策である。

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