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[ステップ]職場の今期の貢献領域一覧表を作成する職場ですべきことをすべて洗い出す!

ステップでは、部門の年度目標に対してこの職場が貢献すべきことは何なのか?職場ミッションと絡めて考える。次のような「職場の貢献領域一覧表」を用意してワイワイガヤガヤやりながら、記入していくといい。

戦略業務まず、「戦略業務の洗い出し」である。それは部門の年度戦略目標との連動で、この職場が今期にやるべき業務、あるいはやりたい業務の明確化だ。もちろん、中期経営計画をもとに考えた職場ミッションとの合致も必要である。たとえば、「〇〇業界に狙いを定めた、新規顧客の開拓」という中期戦略に対応し、「アタック先キーパーソンとの信頼関係の構築」という部門の年度目標が設定されたとする。それを受けて、「顧客への問題解決サービスの提供」という職場ミッションを掲げるこの職場では、「新製品説明会などを企画して、A社キーパーソンのB常務のわが社に対する関心を喚起する」という具体的な戦略業務に落とし込み、それを職場のやるべき仕事とするのである。このような仕事は、将来に対する種まきであり、今年の売上や利益の増減にはほとんど影響を及ぼさない。しかし、中長期の観点では、きわめて重要な仕事である。今、地道にコツコツと種をまくから、3年後に刈り取れる。種まきを怠れば、餓死に近い状態が待っている。そういう性格を持った業務であり、決して疎かにできない重要な仕事である。日銭業務戦略業務に対して、「部門の日銭業務」はもっと生々しく、現実的である。株主や銀行と約束した売上や利益目標の達成が部門経営には重くのしかかり、その必達要請が現場には飛んでくる。製造部門には「コストダウン目標」が、営業部署には「売上目標」が、否応なしに天から降ってくる。また、間接部門には、法律改正などに伴う「環境変化に対する応急措置」が緊急業務として課されることも稀ではない。いずれも、職場ミッションに照らせば、この職場の仕事であり、拒否が許されない「必達業務」である。手抜きをすれば、たちまち会社がピンチに立たされる。商法で定められた決算にも支障をきたす。部門の日銭目標と連動した職場の日銭業務も、戦略業務と並ぶ、重要な「自職場の役割責任業務」なのである。

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