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「何」を目標にするのか?

では具体的に目標づくりのミーティングを見ていこう。リーダーとメンバーは、職場の貢献領域一覧表の戦略業務と日銭業務の中から、職場の目標にすべき、あるいは目標にしたいと思う業務を選び出す。それが

「目標テーマ」である。目標テーマは、「何を、どれくらい、いつまでに、どのように、達成するのか」という目標設定の基本要件でいえば、「何を」の部分に該当する。戦略業務や日銭業務を単に書き写すだけで満足するのでなく、どのような形で目標に仕上げるかを職場で話し合い、いろいろな切り口で考える。ここがよい目標づくりのツボであり、きわめて重要な作業である。決してさらりと流してはいけない。たとえば、部門の売上目標が100億円だからと、課(職場)の目標30億円、メンバーの目標5億円というように、売上数値を単純に分割するのが、果たして良い目標なのだろうか。また、製造現場に目をやれば、無理難題としか思えないようなコストダウンの要求が上から降りてくることがある。それに何の加工も加えずに、「会社方針が10%削減だから、うちの職場も10%のコストダウンにチャレンジする!」というのでは思考停止と言えないか。

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