2025年– date –
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愛欲を断てば、憂いは露のように消える
📜 引用原文(日本語訳) この世において極めて断ち難いこのうずく愛欲を断ったならば、憂いはその人から消え失せる。水の滴が葉から落ちるように。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(一〇) 🔍 逐語訳・語句解説 極めて断ち難いこのう... -
愛欲を放てば、憂いは草のごとく繁る
📜 引用原文(日本語訳) この世において極めて断ち難いこのうずく愛欲のなすがままである人は、諸の憂いが増大する。雨が降ったあとにはビーラナ草がはびこるように。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(九) 🔍 逐語訳・語句解説 極め... -
愛執を離れた者は、風のように自由である
📜 引用原文(日本語訳) しかしこの世において愛執を捨てて、移りかわる生存に対する愛執を離れ、愛執の消え失せた修行僧は、欲求することなく、ときほごされている。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(八) 🔍 逐語訳・語句解説 愛執... -
愛執の軛に縛られて、生と死の流転に堕ちる
📜 引用原文(日本語訳) 衆生は愛執に縛られて、移りかわる生存に心がなずんでいる。人々は悪魔によって軛(くびき)にむすばれ、安穏を失い、生死のうちに落ちて来る。もろもろの軛は、実に超克しがたいものだ。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」... -
愛欲に囚われし心は、罠にかかる兎のごとし
📜 引用原文(日本語訳) 愛欲に駆り立てられた人々は、わなにかかった兎のように、ばたばたする。束縛の絆にしばられ執著になずみ、永いあいだくりかえし苦悩を受ける。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(六) 🔍 逐語訳・語句解説 愛... -
快楽の蔓は、老いと死を咲かせる
📜 引用原文(日本語訳) 人の快楽ははびこるもので、また愛執で潤おされる。実に人々は歓楽にふけり、楽しみをもとめて、生れと老衰を受ける。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(五) 🔍 逐語訳・語句解説 快楽ははびこる:快楽の欲求... -
欲に従う者はさまよう猿のごとし
📜 引用原文(日本語訳) 恣のふるまいをする人には、愛執が蔓草のようにはびこる。林のなかで猿が果実を探し求めるように、かれは(この世からかの世へと)あちこちにさまよう。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(四) 🔍 逐語訳・語句... -
欲の網にかかるな。見よ、老いと死へ向かう魚のごとく
📜 引用原文(日本語訳) 人々は盲目なる欲望の網のうちに投げ込まれ、愛執に捉われて、放逸であり、獄舎に閉じこめられている。魚が魚獲の網の目にかかったように。かれらは老いと死とに向かう。乳を吸いたがる犢(こうし)が母牛に向かうように。... -
静める者は縛られない。観る者は執着を超える
📜 引用原文(日本語訳) あれこれの考えをしずめるのを楽しみ、つねに心にかけて、(身体などを)不浄であると観じて修する人は、愛執を捨て去るであろう。かれは実に束縛の絆を腐らせる。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(二) 🔍 逐... -
欲に清らかさを見てはならぬ。執着は己を縛る鎖である
📜 引用原文(日本語訳) あれこれ考えて心が乱され、愛欲がはげしいのに、愛欲を浄らかだと見なす人には、愛執がますます増大する。この人は実に束縛の絆を堅固ならしめる。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(一部) 🔍 逐語訳 あれこ...