2025年– date –
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努め励むことにこそ、喜びと聖性は宿る
■ 引用原文(日本語訳) つとめはげむことについてこの区別のあることを知って、賢い人、聖者は、自分の境地であるつとめはげむことをいつも喜ぶがよい。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第2節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) 「つとめ励むことには、他と... -
励みこそ、生きる証である
■ 引用原文(日本語訳) つとめ励むのは不死の境地である。怠りなまけるのは死の足跡である。つとめ励む人々は死ぬことが無い。怠りなまける人々は、つねに死んでいる。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第1節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) つとめ励むの... -
愛執は災いの根。修行者は目覚めて歩め
📜 引用原文(日本語訳) 愛執は苦しみの起る根源であると、この危ない患らいを知って、愛欲を離れ、執著して取ることなく、修行僧は気をつけながら遍歴すべきである。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(一八・結び) 🔍 逐語訳・語句解... -
自らの愛執が、自らを滅ぼす
📜 引用原文(日本語訳) 譬えば自分が堅固に作った矢でも、(誤って)乱暴に弦に番(つが)えると、その人を殺してしまうように、ここで自分の内部から現われて出た蔓草である愛執は、人々を殺すに至る。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(一... -
根を断たずして、苦しみは何度でも蘇る
📜 引用原文(日本語訳) たとえ樹を伐っても、もしも頑強な根を断たなければ、樹がつねに再び成長するように、妄執(渇愛)の根源となる潜勢力を摘出しないならば、この苦しみはくりかえし現われ出る。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(一六... -
飢えを断てば、苦の川は退く
📜 引用原文(日本語訳) 実に愛執が原因であり、執著は(それに縁って)流れている川である。この世では(欲の)網が茎をつねに覆うている。蔓草である饑えを全く除去したならば、この苦しみはくり返し退く。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より... -
執着を超え、瞬間を空しくするな
📜 引用原文(日本語訳) 神々も人間も愛執に依っていて、欲求している。その執著をなす愛執を渡ってのり超えよ。汝は瞬時も空しく過すな。時を空しく過した人々は地獄に堕ちて憂いにしずむ。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(一四) 🔍... -
愛執なき者は、もはや輪廻しない
📜 引用原文(日本語訳) しかしこの世でその愛執を捨てて、移りかわる生存に対する愛執を離れたならば、その人はもはや輪しない。その人には愛執が存在しないからである。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(一三) 🔍 逐語訳・語句解説... -
妄執の夜は長く、輪廻は終わらぬ
📜 引用原文(日本語訳) 男は愛執を妻として、長夜に臥す。ひそむ妄執のゆえにくり返し流転輪して、くり返し母胎に入る。このような状態、それとは異なった状態というふうに、輪のうちに行きつ戻りつする。――『ダンマパダ』 第三章「愛執」より(... -
根を掘れ、愛執を。恐れなき心は、そこから始まる
📜 引用原文(日本語訳) さあ、ここに集まったみなさんに告げます。みなさんに幸あれ。愛執を根こそぎに掘れ。(香わしい)ウシーラ根を求める人がビーラナ草を掘るように。愛執が根から掘られたら、憂いは存在しない。何の恐れがあろうか。――『ダ...