2025年– date –
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語るだけの者は、道の外に立つ
■ 引用原文(日本語訳) たといためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。牛飼いが他人の牛を数えているようなものである。かれは修行者の部類には入らない。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第22節 ■ ... -
語るより、歩む者こそ真の実践者なり
■ 引用原文(日本語訳) 多く説くからとて、そのゆえにかれが道を実践しているのではない。この世でたとい教えを聞くことが少なくても、身をもって真理を体得する人、怠って道からはずれることの無い人――かれこそ道を実践している人なのである。――『ダンマ... -
自らを律し、心を照らす者に、もはや汚れなし
■ 引用原文(日本語訳) よく修行を始めて、常に身体(の本性)を思いつづけて、為すべからざることを為さず、為すべきことを常に為して、心がけて、みずから気をつけている人々には、諸の汚れがなくなる。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第20節 ■ 逐語... -
なすべきを怠り、なすべからざるを為す者、ますます穢れに沈む
■ 引用原文(日本語訳) なすべきことを、なおざりにし、なすべからざることをなす、高ぶって放逸なる者どもには、汚れが増す。かれらには汚れが増大する。かれらは汚れの消滅からは遠く隔っている。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第19節 ■ 逐語訳(一... -
法を逸れた行いは、破滅と後悔をもたらす
■ 引用原文(日本語訳) 愚かな者は、法から逸脱して、なしてはならぬことを実行して、死魔の支配に屈し、車軸を毀したように、悲しむ。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第18節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) 愚かな者は、正しい法(ダルマ)から外れて、... -
正道を離れた者は、やがて深く悔いる
■ 引用原文(日本語訳) 譬えば車夫が平坦な大道を捨てて、凹凸ある道をやって来て、車軸を毀してはげしく悲しむように、――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第17節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) たとえば車夫が、平らで安全な大道を避けて、 明るく整備さ... -
急ぐな、誤るな、賢者は静かに進む
■ 引用原文(日本語訳) 自分の益になるものであると知り得ることを、あらかじめ為すべきである。(無暴な)車夫のような思いによらないで、賢者はゆっくりと邁進すべきである。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第16節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) 自分... -
欲の火は身を焼き、魂を堕とす
■ 引用原文(日本語訳) 禍をまねき、悪しきところ(地獄)に堕ち、相ともにおびえた男女の愉楽はすくなく、王は重罰を課する。ひとは他人の妻になれ近づいてはならぬ。身体が崩壊したのちには、地獄で火に焼かれる。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第15... -
欲に溺れる者、四つの災いに沈む
■ 引用原文(日本語訳) 放逸で他人の妻に近づく者は、四つの事がらに遭遇する。すなわち、禍をまねき、臥して楽しからず、第三に非難を受け、第四に地獄に堕ちる。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第14節 ■ 逐語訳(一文ずつ現代語訳) 放逸にして他人の... -
怠るな、さもなくば悪魔は汝につき従う
■ 引用原文(日本語訳) いまや怠りなまける時であってはならない。煩悩の汚れを滅ぼし尽くさないならば、その放逸なる人を、悪魔がつきそって行く。鹿の母が獅子につきそって行くようなものである。――『ダンマパダ』第四章「はげみ」第13節 ■ 逐語訳(一...