2025年– date –
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徳の香りは天に届き、世にも薫る
📖 原文引用(日本語訳) タガラ、栴檀の香りは、微かであって、大したことはない。しかし徳行ある人々の香りは、天の神々にもとどき、この世でも薫る。――『ダンマパダ』第七章(第十八節) 📝 逐語訳 タガラや栴檀の香りはたしかに芳しいが... -
香りの中の香りは、徳の香りである
📖 原文引用(日本語訳) タガラ、栴檀、ヴァールシカー、青華、これら香りのあるものどものうちでも、徳行の香りこそ最上である。――『ダンマパダ』第七章(第十七節) 📝 逐語訳 タガラ(芳香花)、栴檀(白檀)、ヴァールシカー(季節の香... -
徳の香りは風を越え、あまねく世を薫らす
📖 原文引用(日本語訳) 花の香りは風に逆らっては薫らない。昼間に咲くタガラの花からも、栴檀からも。しかし徳のある人々の香りは、風に逆らっても薫る。徳のある人は、すべての方向に薫るのである。――『ダンマパダ』第七章(第十六節) Ὅ... -
心ある者は、清き道を整えよ
📖 原文引用(日本語訳) 心ある人はこの道理を見て、つねに戒しめをまもり、すみやかにニルヴァーナに至る道を清くせよ。――『ダンマパダ』第六章「戒しめ」第十五節 📝 逐語訳 意識ある人・自覚ある者(=心ある人)は、 これまで説かれて... -
心を覆うものを取り除け、清きものは濡れぬ
📖 原文引用(日本語訳) 覆われたものに、雨が降り注ぐ。開きあらわされたものには、雨は降らない。それ故に、覆われたものを開けよ。そうしたならば、それに雨は降り注がない。――『ダンマパダ』第六章「戒しめ」第十四節 📝 逐語訳 覆い(... -
心が騒げば、修養は実らぬ
📖 原文引用(日本語訳) 修行僧が、心が高ぶりざわざわして、恣に怠りなまけて、外のことがらに心を向けているならば、戒しめと精神統一と知慧とは完成しない。――『ダンマパダ』第六章「戒しめ」第十三節 📝 逐語訳 修行者の心が、慢心や不... -
執着なき者は、煩悩を超えて太陽のように輝く
📖 原文引用(日本語訳) 執著から解放されて、こだわりなく、完き知慧あり、煩悩のさまたげなく、悪魔の領域を超えて、太陽のように輝く。――『ダンマパダ』第六章「戒しめ」第十二節 📝 逐語訳 執着(欲望・所有欲)から完全に自由となり、... -
三つの修養を極めし者、もはや迷いにあらず
📖 原文引用(日本語訳) 戒しめと精神統一と明らかな知慧とのある人は、これらをよく修養している。かれは究極の境地に安住し、汚れが無く、憂いが無く、迷いの生存を滅ぼし尽くしている。――『ダンマパダ』第六章「戒しめ」第十一節 📝 逐... -
智ある者は、死を超えてなお迷わぬ
📖 原文引用(日本語訳) かれは束縛の絆が消え失せて、慢心もなくなり、煩悩のさまたげもなく、身体が壊れて死んだあとでも明らかな知慧をたもち、ときほごされて、(迷える人の)部類に入らない。――『ダンマパダ』第六章「戒しめ」第十節 Ὅ... -
戒・定・観を保ち、静かに真理に生きよ
📖 原文引用(日本語訳) それ故に、つねに戒しめを守り、精神の統一をまもる者であれ。真理を観ずることを学び、しっかりと気をつけて落ち着いておれ。――『ダンマパダ』第六章「戒しめ」第九節 📝 逐語訳 だからこそ、人は常に戒律(モラル...