2025年– date –
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正しく用いる者は、真理へと至る
■引用原文(日本語訳) 矢でも正しく捉えると、手のひらを切ることがないように、修行者の行も正しくおこなうと、ニルヴァーナの近くにある。―『ダンマパダ』第11章 第5偈 ■逐語訳 矢でも正しく捉えると(susammaṭṭhaṁ upādāya):鋭い矢であっても、正し... -
正しく行わねば、善行も刃となる
■引用原文(日本語訳) 矢でも、とらえ方を誤ると、手のひらを切るように、修行者の行も、誤っておこなうと、地獄にひきずりおろす。―『ダンマパダ』第11章 第4偈 ■逐語訳 矢でも、とらえ方を誤ると、手のひらを切るように(kaṭhinaṁ upādāya bāḷhaṁ bhind... -
行ないの芯が汚れていては、実りは来たらず
■引用原文(日本語訳) その行ないがだらしがなく、その修養が汚れていて、清らかな行ないなるものも完全に清らかでないならば、大きな果報はやって来ない。―『ダンマパダ』第11章 第3偈 ■逐語訳 行ないがだらしがなく(kusīto ca viharati):怠惰で気の... -
智慧とは、断固として為す力なり
■引用原文(日本語訳) 知慧ある人は、(なすべきことを)いつも為しつつ、それを断乎として実行せよ。行ないのだらけた出家修行は、多く塵を受ける。—『ダンマパダ』第11章 第2偈 ■逐語訳 知慧ある人(paññavā):洞察力と正しい理解を持つ者。 (なすべ... -
欲望を断ちて、道に至れ
■引用原文(日本語訳) 第一一章 道の人勇敢に流れを断て。諸の欲望をきっぱりと去れ。諸の欲望を捨てなければ、聖者は一体に達することができない。—『ダンマパダ』第11章 冒頭 ■逐語訳 勇敢に流れを断て:力強く、流されるままの欲望の奔流をせき止めよ... -
親しさではなく、信のある者と交われ
📖 引用原文(日本語訳) 一六好きな人だからといってなじんではならない。ひとはそこで砕かれてしまう。清い信仰心の無い人を遠ざけて、清い信仰心のある人に近づく。 以上、第一〇章「信仰」まとめの句(一)無常 (二)愛欲 (三)愛執 ... -
清らかな人と交われば、心もまた清まる
📖 引用原文(日本語訳) 一五しかし、信仰心あり明らかな知慧ある人とつき合え。水をもとめている人が湖に近づくように。そこには、透明で清く澄み、冷やかで、濁りの無い水がある。 📝 逐語訳 **信仰心(シュラッダー)**と **... -
信なき者との交わりは、心を濁らせる
📖 引用原文(日本語訳) 一四信仰の無い人とつき合うな。それは水の乾からびた池のようなものである。もしもそこを掘るならば、泥くさい臭いのする水が出て来るだろう。 📝 逐語訳 **信仰を持たない人(アシュラッダー・プルシャ... -
欲を断ち切る者に、真の安らぎが訪れる
📖 引用原文(日本語訳) 一三*もしもひとがこれらの悪徳、飽かざる思いを絶ち、ターラ樹の尖端のように根だやしにしたならば、その人は昼も夜も心のやすらぎを得る。 📝 逐語訳 人がもし、**悪徳(ドゥルグナ)**や**飽きること... -
与える心は安らぎをもたらし、貪る心は平安を奪う
📖 引用原文(日本語訳) 一二*或るひとびとは、信ずるところにしたがって、また財力に応じて、ほどこしをなす。だから、他人のくれた食物や飲料に満足しない人は、昼も夜も心のやすらぎを得ない。 📝 逐語訳 人々の中には、**自...