2025年– date –
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夢中のまま終わらぬために、目を覚まして生きよ
■ 引用(出典) 一五*花を摘むのに夢中になっている人が、未だ望みを果たさないうちに、死神がかれを征服する。(『ダンマパダ』第18章 第15偈) ■ 逐語訳 快楽や物質的な追求に耽り、花を摘むことに夢中になっている者がいる。 彼は、まだ自分の願いや目... -
死は、花に夢中の心を容赦なくさらっていく
■ 引用(出典) 一四*花を摘むのに夢中になっている人を、死がさらって行くように、眠っている村を、洪水が押し流して行くように。(『ダンマパダ』第18章 第14偈) ■ 逐語訳 目の前の花を摘むことに夢中になっている者は、 自分に死が近づいていることに... -
塵芥の中に咲く、真理の花となれ
■ 引用(出典) 一二、一三*大道に棄てられた塵芥の山堆の中から、香ぐわしい麗しい華が生ずるように――塵芥にも似た盲た凡夫のあいだにあって、正しくめざめた人(ブッダ)の弟子たちは、知慧もて輝く。(『ダンマパダ』第18章 第12偈・第13偈) ■ 逐語訳... -
花びらのように、穢れを静かに手放せ
■ 引用(出典) 一一*修行僧らよ。雨期にはバグラ*の花が(萎れた)花びらを捨て落すように、情欲と罪過とを*捨て去れよ。(『ダンマパダ』第18章 第11偈) ■ 逐語訳 修行者たちよ、 雨の季節にバグラの花が、 すでに役目を終えた花びらをひとつずつ静... -
善行は人生を編む華鬘(けまん)なり
■ 引用(出典) 一〇*うず高い花を集めて多くの華鬘(けまん)をつくるように、人として生れまた死ぬべきであるならば、多くの善いことをなすべし。(『ダンマパダ』第18章 第10偈) ■ 逐語訳 人は、たくさんの花を集めて花輪(華鬘)を編むように、 人間... -
見るべきは他ではなく、自らの足もと
■ 引用(出典) 九*他人の過去を見るなかれ。他人のなしたこととなさなかったことを見るなかれ。ただ自分の(なしたこととなさなかったこととについて)それが正しかったか正しくなかったかを、よく反省せよ。(『ダンマパダ』第18章 第9偈) ■ 逐語訳 他... -
損なわず、与えて去る――聖者の歩みは蜜蜂のように
■ 引用(出典) 八*蜜蜂は(花の)色香を害わずに、汁をとって、花から飛び去る。聖者が、村のなかを行くときは、そのようにせよ。(『ダンマパダ』第18章 第8偈) ■ 逐語訳 蜜蜂は、花の色や香りを損なうことなく、 その中の甘い蜜(汁)だけをいただき... -
香る言葉は、実行という根に咲く
■ 引用(出典) 七*うるわしく、あでやかに咲く花で、しかも良い香りのあるものがあるように、善く説かれたことばも、それを実行する人には、実のりが有る。(『ダンマパダ』第18章 第7偈) ■ 逐語訳 美しく、鮮やかに咲く花の中には、香り高きものもある... -
香りなき花にあらず、行いに香る者たれ
■ 引用(出典) 六*うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実のりがない。(『ダンマパダ』第18章 第6偈) ■ 逐語訳 見た目に美しく咲き誇る花であっても、香りを持たない花があ... -
執着の網を断ち、静けさの岸へ向かえ
■ 引用(出典) 五*自己の愛執を断ち切れ、池の水から出て来た秋の(蓮の)茎を手で断ち切るように。静けさに至る道を養え。めでたく行きし人(=仏)は安らぎを説きたもうた。(『ダンマパダ』第18章 第5偈) ■ 逐語訳 自らの心にある愛執(欲望への執着...