2025年– date –
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見ず、知らず、ただ声に惑う
■引用原文(日本語訳) 一五 内を知らないが外をも見ないで、(内と外と)両者について結果を見ない人は、実に音声に誘われる。――『ダンマパダ』 第二二章 第十五節 ■逐語訳 内を知らない:自己の内面(動機・感情・精神状態)に無知。 外も見ない:社会... -
内にこもる者もまた、声に惑う
■引用原文(日本語訳) 一四 内を明らかに見ているが、外を見ないで、内のほうの結果ばかりを見ている人は、実に音声に誘われる。――『ダンマパダ』 第二二章 第十四節 ■逐語訳 内を明らかに見る:自己の内面、動機、精神的世界に深く向き合っている。 外... -
外ばかりを見る者は、声に惑わされる
■引用原文(日本語訳) 一三 内を知らないが、外をはっきりと見て、外のほうの結果ばかりを見ている人は、実に音声に誘われる。――『ダンマパダ』 第二二章 第十三節 ■逐語訳 内を知らない:自分自身の内面や動機、本質への理解や省察がない。 外をはっき... -
姿でも声でもない、本質を見よ
■引用原文(日本語訳) 一二 色かたちによって、わたしを測り、また音声によって、わたしを尋ねもとめた人々は、貪欲や情欲に支配されているのであって、(実は)わたくしのことを知らない。――『ダンマパダ』 第二二章 第十二節 ■逐語訳 色かたちによって... -
真の人物は、金のごとく輝く
■引用原文(日本語訳) 一一 博学であって、徳行をたもち、明らかな知慧があり、つねに心が安定し統一している人は、ジャンブー河から得られる黄金でつくった金貨のようなものである。その人を誰が非難し得るであろうか?――『ダンマパダ』 第二二章 第十... -
学びと行いの二輪を備えた人は、真に信頼される
■引用原文(日本語訳) 一〇 もしも或る人が博学であって、また徳行にもよく専念しているならば、世の人々は(学問と徳行と)両方の点でかれを称讃する。その人の誓戒は完全に身に具わっているのである。――『ダンマパダ』 第二二章 第十節 ■逐語訳 博学で... -
学びなく、行いなくして、道は語れない
■引用原文(日本語訳) 九 もしも或る人が学問も少なく、また徳行にも専念していないならば、世の人々は(学問と徳行と)両方の点でかれを非難する。その人の誓戒は完全に身に具わっているのではない。――『ダンマパダ』 第二二章 第九節 ■逐語訳 学問も少... -
行いにあらわれてこそ、知は本物となる
■引用原文(日本語訳) 八 或る人が、たとい学問はわずかであっても、徳行によく専念しているならば、世の人々は、徳行についてかれを称讃する。その人の学問は完全に身に具わっているのである。――『ダンマパダ』 第二二章 第八節 ■逐語訳 学問はわずかで... -
学びよりも、行いが人を照らす
■引用原文(日本語訳) 七 或る人が、たとい博学であっても、徳行に専念していないならば、世の人々はかれを徳行の点で非難する。その人の学問は完全に身に具わっているのではない。――『ダンマパダ』 第二二章 第七節 ■逐語訳 たとい博学でも:知識や理論... -
聞くことは、解放への第一歩
■引用原文(日本語訳) 六 教えを聞いて、諸のことがらを識別する。教えを聞いて、悪を行なわない。教えを聞いて、ためにならぬことを避ける。教えを聞いて、束縛の覆いの解きほごされたところ(=不死の処)に至る。――『ダンマパダ』 第二二章 第六節 ■...