2025年– date –
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妄執を断ち、塵を払い、河を涸らす者は、苦を超える
📖引用原文(日本語訳) 一五*この世で妄執を断ち切って、静かならしめ、すべての塵汚れをおさめて、河の水を乾かしてしまったならば、苦しみが終滅すると説かれる。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈妄執を断ち切る(アスミマーナ断)「自... -
真理は静かに、妄執を離れた先に見える
📖引用原文(日本語訳) 一四*不動の真理は見難い。見易いものの真相を洞察して、妄執の消滅を見る人にとっては、苦しみが終滅すると説かれる。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈不動の真理(ダンマ)常に変わらず、あらゆる現象の背後にあ... -
すべては幻、来ては消えるもの
📖引用原文(日本語訳) 一三*前にはあったが、そのときには無かった。前には無かったが、そのときはあった。前にも無かったし、のちにも無いであろう。また今も存在しない。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈前にはあったが、そのときには... -
舟を軽くせよ――情欲と怒りを捨てて進め
📖引用原文(日本語訳) 一二*修行僧のこの舟から水を汲み出せ。水を汲み出したならば、舟は軽やかになるであろう。情欲と怒りとを断ったならば、汝は安らぎ(ニルヴァーナ)におもむくであろう。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈舟(ナー... -
安らぎは、怠らぬ者にのみ開かれる
📖引用原文(日本語訳) 一一*気力無くなまけている人も、遅鈍な人も、はっきりと知ることの無い人も、あらゆる絆を破りくだく安らぎ(=ニルヴァーナ)に達することはできない。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈気力なくなまけている人(... -
すべての存在は、自らの場所へと還る
📖引用原文(日本語訳) 一〇*鹿の帰るところは原野の奥であり、鳥の帰るところは虚空であり、分別ある人々の帰するところはことわり(=義)であり、もろもろの真人の帰するところは安らぎ(ニルヴァーナ)である。 🔍逐語解釈と用語の意... -
すべては因縁によって決まる
📖引用原文(日本語訳) 九*ひとびとは因縁があって善い領域(=天)におもむくのである。ひとびとは因縁があって悪い領域(=地獄など)におもむくのである。ひとびとは因縁があって完き安らぎ(ニルヴァーナ)に入るのである。このように、この... -
行き先を知る者は、今を選ぶ
📖引用原文(日本語訳) 八*善い領域(=天)におもむく人々は少ない。悪い領域(=地獄など)におもむく人々は多い。このことわりをあるがままに知ったならば、安らぎ(ニルヴァーナ)に専念するものとなるであろう。 🔍逐語解釈と用語の... -
飢と存在を見抜いた者は、安らぎを選ぶ
📖引用原文(日本語訳) 七*飢は最大の病であり、形成された存在(=わが身)は苦しみである。このことわりをあるがままに知ったならば、安らぎ(ニルヴァーナ)に専念するものとなるであろう。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈飢は最大の... -
静かに満ちる、四つの最高価値
📖引用原文(日本語訳) 六*健康は最高の利得であり、満足は最上の宝であり、信頼は最高の友であり、安らぎ(ニルヴァーナ)は最上の楽しみである。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈健康(アーローギャ)身体的な健やかさは、あらゆる活動...