2025年– date –
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五大を超え、光も闇もない静けさ
📖引用原文(日本語訳) 第二六*水も無く、地も無く、火も風も侵入しないところ、そこには白い光も輝かず、暗黒も存在しない。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈水・地・火・風古代インド哲学での「五大(地・水・火・風・空)」のうちの四... -
動かず、生ぜず、依らず――そこに終わりなき静けさがある
📖引用原文(日本語訳) 第二五*来ることも無く、行くことも無く、生ずることも無く、没することも無い。住してとどまることも無く、依拠することも無い。それが苦しみの終滅であると説かれる。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈来ることも... -
光も言葉も届かぬところに、真の静けさはある
📖引用原文(日本語訳) 二四*そこには、すでに有ったものが存在せず、虚空も無く、識別作用も無く、太陽も存在せず、月も存在しないところのその境地を、わたくしはよく知っている。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現意味すでに有ったものが存... -
思考を超えた静けさ、それが真の安楽
📖引用原文(日本語訳) 二三*それの出離であって、思考の及ばない静かな境地は、苦しみのことがらの止滅であり、つくるはたらきの静まった安楽である。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈それの出離「それ」とは五蘊・煩悩・有為法など、す... -
壊れるものに、喜びを求めるな
📖引用原文(日本語訳) 二二*生じたもの、有ったもの、起ったもの、作られたもの、形成されたもの、常住ならざるもの、老いと死との集積、虚妄なるもので壊れるもの、食物の原因から生じたもの*、それは喜ぶに足りない。 🔍逐語解釈と用... -
生じざるものを観るとき、縛りから離れる
📖引用原文(日本語訳) 二一*不生なるものが有るからこそ、生じたものの出離をつねに語るべきであろう。作られざるもの(=無為)を観じるならば、作られたもの(=有為)から解脱する。 🔍逐語解釈と用語の意味 表現解釈不生なるもの(ア... -
依らず、揺れず、消えない心の静けさ
📖引用原文(一九・二〇*) 一九*(訳文は一八*と同じ)(1)苦しみと(2)苦しみの原因と(3)苦しみの止滅と(4)それに至る道*とをさとった人は、一切の悪から離脱する。それが苦しみの終滅であると説かれる。 二〇*何ものかに依ること... -
苦を知り、道を歩む者は、悪を離れ、自由となる
📖引用原文(日本語訳) 一八*(1)苦しみと(2)苦しみの原因と(3)苦しみの止滅と(4)それに至る道*とをさとった人は、一切の悪から離脱する。それが苦しみの終滅であると説かれる。 🔍逐語解釈と仏教的背景 この句は、仏教におけ... -
ただ在るを、ただ在るとして受け取る
📖引用原文(日本語訳) 一七*見られたことは見られただけのものであると知り、聞かれたことは聞かれただけのものであると知り、考えられたことはまた同様に考えられただけのものであると知り、また識別されたことは識別されただけのものであると... -
五蘊を超え、静かに苦を終わらせよ
📖引用原文(日本語訳) 一六*身体を壊り、表象作用と感受作用とを静めて、識別作用を滅ぼすことができたならば、苦しみが終滅すると説かれる。 🔍逐語解釈と用語の意味 この句は、仏教の「五蘊(ごうん)=人間存在を構成する五つの要素」...