2025年– date –
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過ちを諫める者こそ、真の友である
■引用原文(日本語訳) 七*(自分が)悪いことをしないようにさせ、罪過を指し示し過ちを告げてくれる聡明な人に会ったならば、そのような、(自分の)過ちを制してくれる賢い人につねにつき従え。そのような人につき従うならば、善いことがあり、悪いこ... -
とらわれを捨てた心に、恐れはない
■引用原文(日本語訳) 六*心が煩悩に汚されることなく、心が縛られることなく、善悪のはからいを捨てた人には、悪い領域(=地獄)に落ちるのではないかという恐れが無い。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 心が煩悩に汚されることなく:欲望・怒り・無知と... -
孤独にして豊かなる、真理の味を知れ
■引用原文(日本語訳) 五*孤独の味、心の安らいの味をあじわったならば、熱のような悩みも無く、罪過も無くなる、真理の喜びの味をあじわいながら。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 孤独の味:群れから離れた静けさ、自己と対話する独りの時間の味わい。 心... -
清きものに心を向け、濁りに親しむな
■引用原文(日本語訳) 四*世間のうちにある患いを見て、汚れの無いことわりを知って、聖者は悪を楽しまない。悪人は浄らかなことを楽しまない。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 世間のうちにある患いを見て:世俗の中にある苦しみ・迷い・争い・不浄を見つ... -
群に在りて独り、濁りの中で清きを保つ
■引用原文(日本語訳) 三*俱に行ずるときにも、つねにひとりでいて、(たまたま)他の人々と混った智者・善き人は、悪を捨て去る。乳を飲む鷺が水を捨てて(乳だけを飲む)ようなものである。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 俱に行ずるときにも:他者と共... -
与え、律し、手放すことにこそ、真の自由がある
■引用原文(日本語訳) 二*わかち与える人には功徳が増大する。みずからを制するならば、ひとが怨みをいだくことは無い。善い人は悪を捨てる。情欲と怒りと迷妄とを捨てるが故に、煩悩の覆いをのがれる。―『ダンマパダ』より ■逐語訳 わかち与える人には... -
心を浄めることこそ、行いの根本である
■引用原文(日本語訳) 第二八章 悪一すべて悪しきことをなさず、善いことを行ない、自己の心を浄めること、これが仏の教えである。―『ダンマパダ』第183偈(通称「悪一」) ■逐語訳 すべて悪しきことをなさず:一切の悪行を避けること。身・口・意による... -
観察は無明のうちに、観察を超えるとき智慧はある
📖引用原文(日本語訳) (無明に)覆われて凡夫は、諸のつくり出されたものを苦しみであるとは見ないのであるが、その(無明が)あるが故に、すがたをさらに吟味して見るということが起るのである。 この(無明が)消失したときには、すがたをさら... -
アートマンに固執するか、苦を観るか
📖引用原文(日本語訳) ここなる人が苦しみを見ないというのは、見ない人が(個人存在の諸要素の集合が)アートマンであると見ることなのである。 しかし(すべてが)苦しみであると明らかに見るときに、ここなる人は「(何ものかが)アートマンで... -
観る力は、条件のもとに生まれる
📖引用原文(日本語訳) 単にすがたを見る人は、どうしてすがたをさらに吟味して見ることが無いのであろうか?すがたを見ない人が、つねにすがたをさらに吟味して見ることが無いのは、どうしてであろうか?何があるときに、すがたをさらに吟味して...